忍者ブログ

せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

茨城の師匠と(6月19日)

 去年から水戸に月2回行くようになって、たまに渓流の師匠と会うようになりました。と言ってもいつも日帰りなのでいつか釣りに行きましょうと言いながらあっという間に1年。これは日時を決めないとと思い、6月19日月曜に強引に予定を組んでもらっちゃいました。(笑)師匠のご都合もあり、ゆっくり目のスタート。大甕(おおみか)駅集合が午前9時でそこから師匠に乗せてもらって20数年ぶりの茨城の渓流です。



 1時間弱走って、昔連れてきてもらった川へ。20数年前のことなので、あまり記憶がありません。当時は初めての渓流だったので言われるままに針を流し、3匹ほど釣らせてもらったと思います。今回は自力で数匹ゲットが目標。というのも最近は魚が減ってきて、しかも休み明けの月曜で天気もしばらく良く釣り人もたくさん入っているだろうという、厳しい条件。雨の翌日などはまだ釣りになるそうなのですが、さすがに遠方なので仕方ありません。

 師匠は8mの長い竿で、護岸の上からの狙いうち。餌はブドウ虫。仕掛けはちょうちん釣りで長さは1、5mくらいでしょうか。せんばは5,4mの竿が精いっぱい。長い竿を扱う技術はありません。釣り始めてすぐに師匠が魚を掛けた様子。遠目にも良いサイズというのが分かります。せんばも落ち込みにどばを流してみるとアタリ。しばらく待つも、かじられておしまい。小さいやつでしょう。そこから少し釣り上がりますが、渋い状況が続きます。

 結局最初は1時間弱上流・下流に分かれて釣りましたが師匠があの後小さいのを上げて2匹。そのまま少し上流に車を走らせます。今度は護岸ではなく川の中を釣り上がります。源流というより里川ですが、ポイントもそこそこあり楽しい時間。ここでも1回かじられますが、どばだと食いきれないようです。小さい魚を釣ることが無いので、まあ良しとしましょう。ここでは師匠も針を飲んだちび1匹。ブドウ虫だと飲まれちゃうみたい。

 今日は4時間ほどしか釣りが出来ないので、あと一か所釣ったら場所替えとか。更に上流へ行ったところに堰堤が。落ち込みの所はいつも魚がいるからと教えてもらいそこに流します。と、すぐにググっとアタリです。しっかり食わせて、釣れたのはそれほど大きくはありませんが、ヤマメです。これでボウズは逃れました。(笑)師匠はそれを見て安心して下流の方へ向かいます。せんばは堰堤まわりをじっくり狙いますが、20分ほどやっても2匹目は出ず。師匠はそこそこのを1つ上げたようです。

 そこから20分ほど車を走らせ、師匠の故郷近くの川へ。ここはせんばも初めての川。側道を走るとやがて舗装が無くなり、砂利道に。何となく東北の山に入るイメージです。ちょっと初めてだと入りにくそうな道ですが、けっこう人は入っているとのこと。広めのスペースに車を置いて、師匠は上へ、せんばは下にそれぞれ入ります。

 渓相が良く、釣っていて気持ち良い川です。東北の澄んだ川みたいで里川というより源流に近い感じです。落ち込みや淵も所どころにあり、どばを流します。しかし、攻められているのか、魚の気配はありません。一度アタリがあったものの、半分だけかじられておしまい。1時間ほど川を下りましたが、残念ながらヤマメの2匹目は釣れず。

 師匠はまあまあの型のをバラシてしまったそう。「天気が続くとだめだねえ・・・」と半分諦め顔。今日はこれくらいにしておこう、と2時すぎに納竿。結局せんばはヤマメ1つ。師匠は3匹ほどまずまずのサイズと針を飲まれたミニサイズ。今日のお土産、少ないけど・・・と全ていただいてしまいました。雨の後だと10くらいは釣れるそうなのですが、秋に支流に上る時期だと期待できるかも、と教えてもらいました。来年あたり秋の渓流とキノコ採りなどしたいかも。
 やはりきれいな川を歩くだけでも気持ち良く、リフレッシュ出来た1日となりました。師匠も齢80。あと数年は現役で頑張ってもらい、再びの釣行をお願いしたいものです。楽しい釣りをありがとうございました。次回は(少しだけ)上達した弟子の釣りを見せられるよう頑張ります。
PR

初めての船イサキ(6月5日)

 海なし県埼玉。とは言いながら毎年ちょこちょこ金沢八景などから乗り合い船に乗るのですが、この半年ほどはご無沙汰でした。先月の東北遠征と、今回の人生初イサキ船に備えて無駄遣いをしないように釣行も選んでいたので、ふと気づくと半年ぶり。特に今回は誕生日に娘からプレゼントされたヒラメやイサキ用の竿に入魂しなければなりません。いつものまんすりーさんに同乗させてもらい、お世話いただいた鯵・イサキのリレー釣りとなりました。

 勝山港に4時半集合、とのことでせんば家出発午前2時。前の日は朝5時に起床して、夜9時には床について少しでも睡眠を取ろうという作戦。それが正解で4時間以上は寝られ、1時半起床。時間通りまんすりーさんに迎えにきてもらい、出発。下道・高速混ぜながら現地には4時すぎに到着です。月曜ということでガラガラのはずでしたが、何故か駐車場には車がいっぱい!隣にはきれいなおねいさんが二人。「?」もしかしてテレビの取材?それならばこの人数、納得です。案の定、BSの釣り番組のロケでした。さすが関東、こんなこともあるのですね。

 それでも片側5人でロケは反対側なので、あまり問題ないかも。岸払いは5時過ぎ。そこから30分ほど走ってまずは鯵を狙います。台風の影響で大雨が降った3日後で天気は快晴のべたなぎ。大潮ということで、流れが早そうなのだけが不安です。釣り友からこの鯵釣りではけっこうお祭りが多く、サバとかかかると大変と聞いていて、水深75mの深場の釣りということもあり緊張しながらの釣り開始です。今回はカウンター付きのリールでしたが、数字が合わないはずだからしっかり糸で確認してね、とアドバイスをもらいます。75m出したところでカウンター見ると118m!(笑)まあ、次回から118mのところで釣れば良いので楽ではありますが。

 数投するとさっそくアタリ。まんすりーさんは電動リールですが、せんばは手巻き。75mはさすがにきつい。筋肉通確定って感じ。重いなあ、と思いつつ巻き上げると新調竿の第一号はでかサバでした。40センチ近くはあるでしょうか。次にはでか鯵。これも30センチは軽く超えるサイズ。投入の度にアタリがあります。が、さすがに大潮。流れが速く2回に1回は隣や後ろとお祭りが。声を掛け合いながら釣ります。まんすりーさんもせんばも同じくらいのペースで鯵を掛けていきます。1時間ほど大きめな鯵だったのが後半は20センチサイズに。それでも2時間ほどの鯵タイムは大鯵3つに中型5つ。サバ2つでつ抜けで終了。8時からは本命のイサキ釣りとのことで、場所移動です。

 10分ほど走って今度はイサキ狙い。棚は25mとアナウンス。3m下に落としてコマセワークをしながら25mまで探る、というスタイル。鯵と同じ感じで釣りをしていたのですが、これが後ほど釣果に差が出る結果となるのでした。それでも釣り友がイサキをゲット。5分くらい経ってからせんばにもアタリ。けっこう引きます。上がってきたのはまずまずのサイズのイサキ。塩焼きに丁度良い感じです。

 それからも潮は速いものの、ポツポツとイサキが釣れてきます。ネットでは大爆釣と先週は書いてあったものの、天気が一旦崩れたのでこの感じは、まあ予想の範囲です。たまーにダブルで上がってきますが、あまり待っているとお祭りをしてしまうこともあって悩ましい限り。それでも2時間ほどでつ抜け達成です。

 一旦中休みが入ることが多いと聞きましたが、潮止まりの11時前後の1時間は暇な時間に。色々工夫してみますが船上ポツリポツリ。魚探の反応はそこそこらしいのですが、食い気がないみたいです。ラスト1時間くらいからまたアタリが出だします。お隣のまんすりーさんはポンポンとイサキを釣り上げていきます。まんすりーさんが3匹上げる間にせんばは1つ。なんか食いが違います。そんな感じでラストの追い込みはお見事なまんすりーさんでした。




 せんばも後半は数回バラシや針はずれがあり、お祭り等に苦戦しましたが、何とか19匹まで数を伸ばしました。鯵・サバ合計して29匹。処理とか考えるとまあ理想的かもしれません。まんすりーさんはイサキで30匹ほど。帰りに車の中で釣り方を聞いてみると棚から3m落としてコマセワークをしつつ3m上げ、ピッタリ指示棚で待つ、という釣り方。この3mの中でアタる場所を見つけよう、としていた私とはこれが違ったわけです。まあ爆釣の時は関係なく入れ食いらしいので、今後の参考です。

 納竿して片付けしていると、お隣のおじいちゃんがイサキを2つくれました。「色々ありがとね」と。耳が遠い方のようで都度、棚を身振り手振りでお伝えしたり、お祭り時の仲介役をしたことのお礼のようでした。聞いたら御年80歳。まだまだ元気で釣りが出来そう。こちらもお礼を言ってお別れ。気持ち良い釣りとなりました。BSの放送は6月25日とか。多分見られないですが、動画配信もしているらしいのでそちらでチェックしてみましょう。鯵とイサキのリレー、これは毎年通う釣りになりそうな予感。まんすりーさん、本当にお世話になりました。

盛岡で爆釣(5月23日)

 今年も新緑の季節がやってきました。渓流のシーズンです。埼玉住まいのせんば、渓流に行けるのは年に数回。今年は盛岡の師匠と相談をし、去年の反省をもとに「釣れる」時期に遠征を組みました。GW直後は場荒れするかも、ということで少し間をおいて5月23日に盛岡まで弾丸ツアーで行ってきました。結果、師匠も私も満足する釣果。久しぶりにダブルつ抜けとなりました。

 出発はいつも通り、夜行バス。今回は餌のドバみみずを土曜日早朝に採ってきたので、2日前から準備が始まりました。で、日曜日の夜行バスで新宿を出て、盛岡駅には朝5時着。苦手な夜行バスなので、うつらうつらしたかどうかで、若干の寝不足気味。それでも師匠に駅まで迎えにきてもらい宮古方面に向かいます。自動車道が出来たため、釣り場へは1時間弱で着くようになりました。

 6時にはいつもの川に到着。5月ということで、師匠がウェーダーを貸してくれました。水が冷たい時期は助かります。最初に入った川はいつも様子見の川。大体いつも空振りして、次の川へ向かうのですが、今回もやはり20分ほどやって師匠がヤマメ1匹釣っておしまい。反応が薄く、ここは釣り人が入ったようで、次の川へ向かいます。次の川は師匠が今日メインで攻めるつもりのところ。せんばも毎回そこそこ釣っている川でした。

 さっそく反応があり、師匠もせんばもイワナを釣り上げます。サイズはこの川では平均サイズ。あいにく水量は少なめ。ただ、曇天なので魚に影を見られることが無くて何とかポツポツと拾っていけます。師匠は浮き釣りなので、瀬に出ていた魚をポンポンと。どばのせんばは、たるみや淵で誘う感じ。それでも同じ淵で数匹上げたり、順調に数を伸ばします。川辺にはコゴミやミズが出ていますが、この川ではアイコ(深山イラクサ)が多く、気になって仕方ありません。が、車に軍手を置いてきてしまい、トゲトゲが嫌なので後半に取っておこうとスルー。実はここのアイコが一番成長が良かったのは後から分かりました。

 2時間ほど釣り上がって師匠は10匹、せんばは7匹。師匠はサイズ的には少し不満げ。尺近くのものが出ない!って言ってましたが、せんば的にはかなり良いスタートでした。一度車に戻り、もう少し上流へと向かいます。餌も補充してさっきの川の上流部に入ります。今回どばミミズを40匹以上持参していたのですが、早くも半分近く消費。かじられたり取られたり、反応が多くて楽しいです。上流では釣り始めはそれほど反応が良くなかったのですが、30分ほど釣り上がってからいきなり釣れ始めます。師匠も私も一流しごとにアタリをとらえます。まさに1淵1匹って感じ。二人で?マークで「きっと竿抜けポイントに当たったんだねー」としゃべりながら釣ります。サイズも7寸、8寸と徐々にアップ。あっという間につ抜け達成です。師匠は「あーっ!」と声を。どうしたのか聞いたら尺近いものを落としてしまったとか。うーん残念。それ以降、しばらく師匠は小さめのイワナ、せんばは満足サイズのイワナが釣れてきてちょっと不思議でした。

 それでも1時間ほど釣れる時間帯があったものの、しばらく釣り上がると再び元のペースに。釣れないわけじゃないけど、足で釣る感じ。更に上がるとピタッとアタリも無くなったので、この先は人が入ったと判断。川を変える決断です。ここではせんばは10匹、師匠は8匹でした。
 「あと3匹で20だね!頑張って」って師匠に言われ、着いたのが3つ目の川。ここは以前師匠がクマに遭遇した川で“熊の川”なんてあだ名の川です。(笑)二人でピストルを鳴らしながらいけば大丈夫だろうとそれからも通っているとのこと。この川では浮き釣りの師匠のペース。ポンポンとイワナを上げていきます。せんばもどばミミズの威力でたるみや、淵で拾っていきますが、さっきの川よりは小さめのイワナ。逆に師匠は7,8寸サイズを上げていきます。

 アイコが採れるように軍手も持参していたのに、何故かこの川のアイコは小さいものが多く、採っても味見くらい、という程度でした。半分山菜に目を奪われていたのか釣れるペースは若干落ちます。それでもあっという間に3匹釣って20匹をクリア。更に2人で釣り上がり7匹釣ったところで竿をたたみました。結局この日、せんばは24匹で師匠は26匹という結果。2人で50匹は6,7年ぶりかもしれません。

 師匠も忙しくいつも3時間程度で釣りを終えることが多いそうで、これだけ長時間釣ったのは久しぶりだと喜んでいました。帰りには日帰り温泉で汗を流し、盛岡の師匠の自宅へ。新幹線の時間まで休ませてもらい、庭にあるフキをお土産にいただきました。駅まで送ってもらい次回のお約束をして握手。午後6時過ぎの新幹線に乗って、自宅には9時前に到着。新幹線はホント早いですね。当日は後片付けをしてすぐにダウン。翌日からイワナと山菜の渓流定食が楽しめました。80歳をとうに超えている師匠。1回でも多く一緒に川を上りたいと改めて思いました。

鹿島港公園のアジ(4月10日)

 新年度が始まりました。桜が散り、花粉症の季節が終わり、気づくと1月以来釣りに行ってません。今年は東北遠征や、新しい狙いものを釣るために前半は抑え目にして限りある予算を有効に使わないといけません。と言いながらたまには海も見たいし、釣りを始めた友人と陸っぱりの釣りも行こうと約束もしていたので、鹿島の港公園に鯵釣りに行ってきました。

 ここはSNSつながりの「よっさん」のHG的な鯵釣り場。そこで数カ月前からレクチャーを受けて準備をしておりました。陸からのサビキ釣りは本当に久しぶり。もしかしたら埼玉に引っ越してきてからは初めてかも。友人もついに竿を購入したので、そいつに魂を入れなければなりません。まあ鯵ならボウズもないだろうと月曜日に行ってきました。
 レンタカーを浦和で借りて、友人とは浦和駅で待ち合わせ。自宅で道具を積んで出発です。今回は高速も使い鹿島まで3時間ほどのドライブ予定です。前日までに餌や仕掛けをそろえ、当日は向こうで食べるお昼だけ買う予定。途中事故渋滞もありましたが、買い物を済ませ現地には1時45分ころ到着。10分の差で第一希望の場所に入ることが出来ました。


 とりあえず竿を準備して、コマセの用意。今回はトリックサビキを使った磯竿での鯵釣りです。と言ってもマヅメ時が本番なので、まずは腹ごしらえ。帰りはせんばが運転手なので、友人には海を見ながらのビールを満喫してもらいます。快晴で風も思ったより無くて、コンディション的には最高です。4時ころまではたまにコマセをまきながら、まったりと過ごします。

 反対側にはベテラン風のおっちゃんが竿を出していたので、情報収集。磯竿3本の気合入った方。我々の所に入りたかったけど、ちょっとの差でこちらに来たとか。すみません~っと謝っちゃいました。(笑)聞けば、ここでも釣れボウズは今までないとのこと。それでも昔ほど釣れなくなったなあ、なんて。今日はオールナイトでの釣りだそう。色々教わりました。

 4時半ころになって日が傾いてきて、そろそろ本気モード。コマセの量も増やします。反対側のおっちゃんを見ると、竿を上げていてどうも鯵が釣れた様子。ポツリポツリと上がっています。これはこっちもそろそろかなあ、と更に気合が入ります。でも5時を過ぎても沈黙が続きます。で、ようやく5時半になってから友人の竿にアタリ。ようやく最初の1匹がかかりました。それほど大きくはありませんが、貴重な1匹です。

 確かに釣れることが分かり、安心と期待が高まります。せっせとコマセをまくものの、沈黙再び。6時になって完全に日が沈み、ゴールデンタイムに。するとせんばの竿にも待望のアタリ。で、竿を上げるとふっと軽くなり、バレてしまいます。でも魚はいます。やる気も増すばかり。
 薄暗くなってきてからは友人の竿がまたもや曲がります。さっきよりもサイズアップした鯵。10分後にはもう一つ友人が追加。なぜかせんばの竿には音沙汰なし。わずか3mほどの距離なのですが不思議なものです。反対側のおっちゃんは引き続きポツポツと拾っている感じです。辺りが暗くなり、街灯も消え竿先も見えなくなってきたころ友人にまたまたアタリ。けっこう重そうで、見たら2匹ついてます。水面で1つ落ちちゃいましたがこれで4匹目。

 今日の目標が最低4,5匹と言っていたので、これで何とか満足して竿をしまいます。せんばは結局この日はボウズに終わってしまいましたが、友人の竿に魂が入ったので良しとしましょう。真っ暗になっても釣れてきたし、おっちゃんも夜8時ころまでは釣れるんだ、と聞いたので次回は夜から朝までの釣りも良いかもしれません。オールだと力水も飲めますしね。

 友人も今度は一人でサビキ釣りに挑戦したいと言っていて、嬉しい限り。今のうちに色々な釣りを体験してみて、好きな釣りを増やしてほしいものです。昔からの友人とのんびりドライブしてからの釣り。贅沢な1日を過ごすことが出来ました。次回の海釣りは船に乗る予定。いよいよ本格的な釣りのシーズンが始まります。

銚子港でどんこ釣り(1月9日)

 快晴が続く関東の1月。今年も穏やかなお正月となり、子供たちや私の兄弟家族と楽しい集まりとなりました。あわよくば息子とイシモチ船に乗れたらなあ、なんて考えていましたが、釣り友まんすりーさんから9日の成人の日にドンコ釣りのお誘いをいただき、釣り初めは久しぶりのドンコ狙いに決定。場所はまんすりーさんお勧めの銚子港となりました。朝出発して、途中で食材を買って昼に港で焼き物をしつつ美味しい飲み物を飲む。まったりと過ごして夕方から準備をして夜釣りでドンコ狙い。寒くなったら芋煮からのカレーうどんで温まろう、という作戦です。


 

 午前7時半にせんば家に迎えに来てもらい埼玉から下道で銚子を目指します。何度か行った鹿島方面に向かい、途中から南下して銚子を目指します。距離は120キロほど。山形から日本海酒田くらいまでの距離で、遠征気分になります。連休最終日で道路は渋滞がなく11時前には銚子に到着。スーパーで食材を仕入れ、魚市場で焼き物にするイカを物色。更に餌の青イソメを買って釣り場に着いたのは昼過ぎ。そこから荷物を広げ、炭を起こしてお昼の準備です。


 

 まんすりーさんは手慣れたもので、火を起こしてイカを捌き、焼く準備。せんばはとりあえず1本竿を出して、釣りをしてますよ、というアピールを。小一時間ほどでイカ焼きにウインナー、買って来た枝豆と良い感じで出来上がりお昼がスタート。と、イソメ餌ではぜ狙いで出していた竿が「チリリン!」となります。巻いてみると何か付いている感じ。10センチを超えるハゼが釣れ、二人で「いるじゃん!」と真剣に釣りを始めます。このサイズのはぜが揃えば天ぷらが待っています。でも小さいアタリはあるものの、乗りません。仕方ないので今度は焼き鳥を焼き、食べつつまったりです。


 

 途中漁船の水揚げがあり、生け簀から良い感じのヒラメがたくさん出てきます。観光の方もちらほらいて、我々をのぞきにきます。風もなく穏やかな港ですが、漁師さんも穏やかで優しい方が多いそうで、ニコニコ対応です。釣り人とのトラブルから厄介顔する漁師さんもいるそうですが、ここはそんなことはないみたい。他の釣り人の様子も見てきましたが、サビキでイワシ、泳がせでヒラメを狙っている方が多いように見受けられました。


 

 結局昼の部ははぜ1匹。一度大きなアタリがあり、乗った感じがしたのですが、貝棚に糸が擦れてプツン。ちょっと残念でした。少し場所を移動してドンコを狙います。明るいうちに仕掛けをセット。ヘチ狙いで胴付き仕掛け、餌はサンマが理想だったのですが、品薄で今回はサバの切り身です。まんすりーさんは4本、せんばは3本竿を出します。


 

 薄暗くなってきた4時半ころに釣り開始。薄暗いうちはアタリもなく、まったりと時間が流れます。周りにはイワシ狙いのサビキの方が一人。ポツリポツリとイワシを上げています。聞くと群れが入ると入れ食いになるものの、あとはポツポツらしいです。それでも50匹ほどは釣っている様子。我々は残念ながらサビキの準備はなし。ドンコ一本です。うーん、ダメかなあ…と思い始めた5時半ころせんばの竿に待望の「チリリン!」。上げると生体反応。20センチほどのドンコゲット。


 

 まんすりーさんの竿にもチリリン!いよいよ時合到来か?さば餌で食い込みが悪いのか、チリンだけで乗らないこともしばしば。それでもまんすりーさんが2つ連続で上げ、せんばも同様に連続。しかも1匹は25センチオーバーの刺身サイズ。ところが30分ほどの活性化タイムの後はまたまた落ち着いてしまい、せんばもまんすりーさんも8時の終了まで一つずつ上げておしまい。暇な時間は芋煮を温め、〆のカレーうどんを食べる時間に。これはこれでおけ、でした。(笑)


 

粘ればまた魚にスイッチ入ることがあるかもですが時間切れ。二人とも4匹ずつ。年末にも来ていたまんすりーさんは刺身サイズの1匹をクーラーボックスに入れ、残りは全てせんばにくださいました。ありがたやー。久しぶりのドンコ釣りを楽しめ帰りも埼玉までのドライブ。3時間ほどで自宅まで送ってもらえました。その日は遅かったので、風呂に入ってダウン。翌朝にちょっと早起きして、処理に入ります。大きいのは初めて挑戦したナメロウ。2匹は一夜干し。残りは肝と一緒に煮つけ。どれも間違いない味でした。特にミソ・しょうが・ネギで作ったナメロウは初めて食べましたが、最高でした。リピート決定です。常磐の海でもなかなか釣れなくなってきたと言われるドンコ。関東での少ない冬場の釣りとしてこれからも行きたいと思います。今回もまんすりーさん、お世話になりました。