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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

晩秋イシモチ釣り(11月28日)

 ここ数年、年内最後の釣りはイシモチ船なのですが、今年も友人と一緒に黒川丸さんの船に乗ってきました。昨年イシモチデビューした友人、釣れすぎては困る、とのことで最後は加減して釣っていたとか。今年は翌日もお休みを取り、たくさん釣る気まんまん。もちろん私も安定のイシモチ、という感じでお土産をたくさん持って帰る気でした。

 月曜日に友人に有給を取ってもらい、電車釣行。前回のキス釣りの時はJRのトラブルで何とか間に合った朝の集合。今回は辛いですが、もう1時間早い電車で行くことにしました。無事7時前に黒川丸さんに到着。余裕で準備をして7時半には岸払いです。いつも待たせてしまうので、今後はこのパターンかな。
 本牧沖のいつものところでスタート。8時の釣り始めから30分後くらいに満潮の潮どまり。なので、10時過ぎころからの後半勝負です。それでも投入第一投、着底いきなりのアタリ!それでも食い込まず。周りでも上がり始めました。数分後に再びのアタリで上がってきたのは刺身サイズのイシモチ。なかなか幸先良いスタートです。

 最初のうちは数投ごとに船頭さんがポイント移動。潮が止まるので、ポイントを探すとのこと。天気は曇りでそれほど寒くはありません。波もそれほどでもなく、コンディションは最高です。スタートは調子良かったものの、やはり20分ほどでアタリが激減。あってもかじられておしまい、ということも多々。我々は右舷側でしたがなぜか全くアタリがなく、左舷側のみ15分くらい釣れたようです。
 それから1時間半ほどはポイント探しをしながら釣りますが、アタリは少なく、ポツリポツリ。イシモチ釣りとは思えない感じ。それでも友人は1匹釣りあげてちょっと安心。後ろのお客さんとお祭り数回。私も一回ありましたが、どうも後ろの方は初心者さん。友人もビギナーなのでちょこちょこお祭りがあるようです。


 9時半ころからようやくアタリが増えましたが、やはり渋いのでしょう、かじられておしまい、とか途中でバラしてしまう方も多いようです。船頭さんも「5人そろって当たって2匹しか上がらなんだよー」とボヤいてます。(笑)10時半の折り返し点でせんば5匹で友人2匹。後半の追い上げを期待したいところですが、肝心な潮の動きは相変わらず。魚探には反応あるものの、食いっ気がないそうです。
 今回はイサキ用に購入したカウンター付きのリールを始めて使いました。今回の深さは大体35m~40mほどのところでした。使い勝手も良いので、来年もう一度イシモチで使ったらいよいよイサキデビューかも。アジでもヒラメでも問題なく使えそうです。

 で、イシモチはずっとポツポツで12時を過ぎて残り1時間を切ってもつ抜けしていません。何とか頑張って11匹まで伸ばしますが、タイムアップ近し。でも船頭さんも残業してくれ15分ほど延長。残り3分で最後のアタリがあって「最後の1匹!」って宣言したものの、途中でふわっと軽くなりバラシ。なんか今日を象徴する出来事でした。

 結局せんばは11匹、友人は5匹で終了。それでも釣った人は20を軽く超えているし、隣のベテランさんは20数匹。キスまで2匹釣っているし。腕もありますねー。でも刺身サイズの型が数匹混ざったのは幸いでした。帰ってからの処理の早いこと。(笑)1時間もかからず、刺身や干物、塩焼きの段取りが出来てしまいました。

 今年ははぜにも2回行けたし、遠征も出来ました。来年も願わくば楽しい釣りが出来、また仲間とも楽しい時間が過ごせることを願っています。皆様も良い釣りを楽しんで下さいね。
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晩秋の落ちハゼを求めて(11月7日)

 今年も残すところ2か月。紅葉前線が南下してきましたが、まだまだ埼玉は暖かい日が多いような気がします。山形仕様になっているのか、周りの方から「寒い!」という声は聞きますが、せんば的にはまだ秋の入り口。(笑)季節も良いので、今年2度目のボートはぜに行ってきました。そろそろ落ちていく大型のはぜを釣って天ぷらにする。そんな楽しいことを考えながらの釣行です。




 同行はいつものご近所、まんすりーさん。9月に続いて2度目のはぜ釣りです。4時半に迎えに来てもらい、江戸川放水路までドライブ。前回の反省から今回はお尻が痛くならないように、クッションを準備。まんすりーさんは折り畳みの椅子を持参です。6時半の朝いちばんでボートをこぎ出します。朝もめっきり冷えてきて7,8度の予報。寒がりのまんすりーさんは防寒対策をしながらの釣り。せんばはまあ、秋の感じ。心地よい朝の気候だったりします。




 林遊船さんにお世話になりましたが、情報を収集。対応してくれるお兄さんは前回同様、丁寧にポイントや狙い方を教えてくれます。ただ、お話が好きなのか情報量が多すぎる。(笑)なんとなく理解して最初は近場のポイントからスタート。それでもちょっと沖目の3mくらいの深さから狙います。針は前回4号袖から5号にアップ。それでもアタリがあり、釣れてきたのは7,8センチの夏場サイズ。ひんぱんにアタリはあるものの、乗りが悪い感じ。それでもポツリポツリと釣れます。


 まんすりーさんはスタートからしばらくはアタリがあってもなかなか乗らず、苦戦。それでも段々ヒットするように。数匹目には12,3センチを超える今日のねらい目サイズをゲット。順調なスタートに見えましたが、それも続かず、小ぶりなはぜが多いです。数回場所を移動するものの、どこも同じ。お兄さんが教えてくれた通りどこも同じようです。




 1時間ほどで10匹。時速10匹はまずまずですが、何せ型が小さい。9月の時は10匹に1匹ほど天ぷらサイズが釣れたのですが、今回は全てから揚げサイズ。まんすりーさんは数匹天ぷらサイズを釣り上げています。これは前回と逆のパターン。2時間ほどで下流へ移動します。8時を過ぎても気温はそれほど上がらず。それでも私の特権、朝からビールをしちゃいます。うーん、最高。問題は飲みだすと止まらないので、釣りに集中できないのですよねー。


 ようやくそのポイントで天ぷらサイズをゲット。やはり10センチを超えると引きが違います。これが10匹ほど揃うということなしです。それでも一つずつアタリをとりながらはぜを拾っていきます。ペースは相変わらず時速10匹。別の船頭さんが来て様子を聞きますが、どこも様子は同じようです。後半は更に河口へ向かうことにして、ボートを下流まで引いてもらいます。帰りも迎えてきてくれる、ということで安心して下流を攻められます。

 びっくりしたのはそこに乗り合いの船が居たこと。はぜ狙いとのことですがはぜ釣り乗り合いあるんだー!とびっくり。遠目で見ていますが、やはりそれほど大きいのは釣れていない様子。アルコールという燃料も入れたので、釣りに集中して数を狙います。とにかく数を上げれば天ぷらサイズが混じる・・・・。と思いながら数を伸ばします。沖上がりの2時の1時間半ほど前に様子を見に来た船頭さんに60くらいかなー?と報告したのですが、しっかり数えてみると85匹の釣果でした。

 残念ながら天ぷらサイズのはぜは5つほど。残りは全部から揚げ、南蛮サイズ。まんすりーさんは天ぷらサイズをつ抜けほど釣っていたようです。帰りにお兄さんにボートを引いてもらいながらいろいろ情報を聞きました。水温が高いこと、はぜがなかなか下流に落ちないこと、サイズも上がらないこと、等々。やはり温暖化の影響ではないか、との見立てでした。

 ハゼ釣りは手軽で楽しいので、来年もチャレンジしたいのですが、少し工夫して、小さいはぜを減らしてそこそこのサイズが増えるよう、時期や道具なども考えてみたいと思います。100匹も釣ると処理からして大変なので・・・。(笑)ということで、来年もボート、乗りましょうね。>まんすりーさん

念願ののぞみ艇へ(9月17日)

 せんばの釣り仲間(飲み仲間?)の「のぞみ船長」さんの“のぞみ艇”が“のぞみ艇Ⅱ”になって数年になります。一昨年、昨年と2回ほど「乗らない?」とお誘いいただきましたが、月曜休みのせんば、なかなかスケジュールが合わず、何とか段取りしたお声がけいただいた2回とも台風で断念。今年は三度目の正直となります。それでも迷走台風が日本を伺っていましたので、直前までドキドキ。釣り物ものませ釣りかアジ釣りか、9月になったら船長に決めていただく段取りでした。

 1週間前にのぞみさんから「でかアジ釣り」をする連絡をいただきました。同行はこどもパパさんとご近所アングラーのまんすりーさん。お二人とものぞみ艇の常連さんなので、サポート体制は万全です。まんすりーさんに同乗させてもらい17日土曜日、午前4時過ぎに出発。千葉県、木更津のマリーナに6時半集合。順調に全員が集まり、「おひさしぶりー」のご挨拶。のぞみ船長さんとは3年ぶりくらいかもしれません。パパさんとも2年半ほどご一緒していません。まあいつもSNSでやり取りしているので、なんかいつも通りでしたが。(笑)



 7時から順番に船が出て、やがてのぞみ艇も岸払い。出てすぐの所でのませ釣り用の小鯵を調達。サビキで狙うものの、なかなか釣れず30分ほどで数匹の釣果。まあ、本番は鯵、ということで沖に向かいます。1時間ほどでかアジ釣り場まで走ります。この夏はなかなかアジの釣果が安定せず、今日も「どうかなー?」という感じだとか。でも船に乗るだけで半分目的は達成できたので、わたし的には既に満足。そんな中、船長の奥様が餌の仕分けから、準備をテキパキと。まるで中乗りさん。すごいなあ・・・・と見とれているうちに釣り場到着。


 乗り合い船も密集していますが、船上は極めて静か。あれ?釣れてない?と船長はじめしばらく眺めていましたが、全く釣れていない様子。潮止まりでもあったのですが、更に30分ほど走ることに。情報を駆使しながら釣れてそうな場所を探します。結局どこも不発で最初の密集地帯に戻りますが、半部くらいの船は離脱していました。潮が動き出したら、と期待を込めてかご仕掛けを投入。今回の網かごやてんびんなどはパパさんやまんすりーさんにお借り。おんぶに抱っこ、って感じです。

 釣り始めますが、案の定アタリが少ないです。それでも最初のアタリで上がってきたのは型の良いフグ。もちろんリリースです。せんばの反対側で釣っていた船長の奥様が型の良いアジゲット。大体いつも結果を出されるのが奥様だとか。パパさんもそこそこのアジを上げました。せんばもフグの後にやはり大きめのアタリがあったものの針切れ。再びのフグだったかも。前方で釣っていたまんすりーさんが竿をけっこう曲げています。やり取りの後タモに入ったのはナント50センチ超えのクロダイ。その後パパさんもやり取りしながら上げたのはカンパチの子供ショゴ。30センチくらいでしょうか。アジは少ないものの魚は見られます。ところがそれからはアタリがあっても小アジおんりー。サビキで釣れるようなサイズばかり。2時間ほど粘りますが、船長さん判断で場所替え。

 木更津方向に戻りつつ、数か所ポイントをチェックするものの、どこもパッとせず。木更津近辺の橋脚まで戻ってきました。陸っぱりからも届きそうなそんな場所に何故か乗り合い船。しかも川崎からの船らしいです。今日はどこの船も苦戦しているようです。それでも小ぶりなアジがぽつぽつ釣れている様子。ここからはサビキ仕掛けに変更します。

 するとであアジ狙いの場所で釣れた小アジよりもかなり大きめな20センチクラスが上がってきました。もちろん小さいアジも釣れますが、その橋脚で細かい場所移動を繰り返しながらマアマアのサイズのアジを拾っていきます。生け簀にはけっこうな魚が入りました。最後に普段はタンカーが係留している場所が空いていたので、そこで1時間ほどまさに入れ食いを堪能します。船長さんやパパさんが生け簀の魚を〆だし、せんばとまんすりーさんはひたすら入れ食いを楽しみます。流石に20センチ程度の大き目以外は全てリリース。8割はリリースしたかも。

 3時ころに大満足して終了。船長さんから「最後にキスを釣っていく?」とお誘いいただきましたが釣り的には満足しちゃってキスはまたの機会に、ということで終了。ボートを陸に引っ張り上げてもらい、船の清掃と、道具を洗って解散。パパさん、まんすりーさんは翌週もアジ釣りとのことで、アジは8割いただいてしましました。船長さんは橋脚で一時入れ食いになったウルメイワシとアジ数匹だけお持ち帰り。せんばはアジたくさんとイワシ15匹くらい。クーラーがいっぱいです。(笑)

 木更津に住む次男に連絡して魚要る?って聞いたら「欲しい!」と即答だったので、次男の所に10匹ほど置いて、大きいのは刺身用にさばいてきました。帰りもまんすりーさんにお世話になりました。それから家内と魚の処理。しばらくアジ三昧の生活となりました。何から何までお世話になり、本当にありがとうございました。機会があったらまた「のぞみ艇」お邪魔させてくださいね。

恒例ボートハゼ(9月5日)

 毎年秋になると気になる釣り物の一つが江戸前はぜ。秋の風物詩のように感じています。今年も釣り友のまんすりーさんとボートに乗ってきました。月曜休みを有給消化にあててくれたまんすりーさん。いつものように車で乗せてもらい朝4時半出発。目指すは江戸川放水路。1時間ちょいで今日お世話になる「林遊船」さんの店前に到着です。去年までは反対岸、妙典側の伊藤遊船さんのボートでしたが今年は原木中山側の店でした。

 餌を1パックと針を買ってスタート。平日は二人で3千円というお値打ち価格。(笑)これで1日楽しめるのでコスパ良い釣りです。船頭さんはお話好きで最近の様子や注意点などを教えてくれます。桟橋近辺が魚影が濃いものの、型は小さいとのこと。天ぷらサイズのハゼを少しずつ拾っていく感じでしょうか。

 岸から20mほどの水深1m程度のところからスタートします。餌は青イソメとまんすりーさん持参のボイルホタテと桜エビ。けっこう食いの良い餌らしいです。青イソメがいつもギリギリ無くなるかどうかなので、これは助かります。いつものちょい投げ、針は袖4号。まんすりーさんはもう少し小さめの針で2本竿。手慣れた様子です。

 投入してすぐにアタリ。なつかしいプルプルという小ハゼのアタリ。クンクンと引きますが、やはりそれなりの反応ですね。大体6~8センチのサイズがかかり、8センチを超えるとちょっと引きが強くなる感じ。大体時速20匹のペースで釣れます。たまに10センチを超えるハゼがかかると二人ともテンション上がります。天ぷらサイズを10匹そろえて晩御飯。残りはから揚げにして南蛮漬け。もうすでにメニューまで決まっていたりします。

 2時間ほどで40匹を超えて、一休み。ちょっと冷たい飲み物をぐぐっと。朝から飲むビールは最高です。天気は雲りなので、丁度良い気温。午後からは天気が良くなるので暑くなりそう。数回場所を移動しますが、やはり大きいのは10匹に1匹。気のせいかまんすりーさんより私に大きめのがかかります。何が違うの?って二人で話しますが、謎。針が若干大きいくらいしか思い当たりません。船頭さんに大きめが狙える場所を聞いて移動するもそれほど釣れず。レギュラーサイズをひたすら釣り続けます。

 6時から開始して10時ころにはかなり蒸し暑くなってきて、お日さまが顔を出したとたん気温がぐっと上昇しました。そろそろ二人ともお茶など水分に気を付けておにぎりの塩分やおかずを食べ熱中症対策しつつの釣りです。腰の弱いでせんば、座りっぱなしは段々しんどくなりつつあります。10時には77匹。大体折り返し点です。

 昼からは太陽サンサン。(笑)日焼け止めぬってきて正解です。少し上流を狙おうということで50mくらい上流へ。別のお店の桟橋の横につけて釣り始め。やはり小さい。それでも1時間ほどやっていると段々中サイズも混じるように。2時前に「そろそろ上がりましょうか?」とどちらからともなく。そこから粘るのが釣り人。不思議に活性が上がり、天ぷらサイズが連続で来たり、良い感じに。とっくに束は超えていて150に届くかどうか、というところでした。

 それから10分ほどひょいひょい釣って、ラスト1匹!と言いながら終了。潮が効いてきたのかラストが一番調子良かったです。道具をしまって、船頭さんを呼んで上がります。船で引っ張ってもらい桟橋へ。座りずめだったので、腰を伸ばせてようやく一心地。満足してお店に戻り、顔を洗ったりトイレをお借りして帰る準備。

 帰りも2時間かからず浦和まで戻ることが出来ました。まんすりーさん、いつもありがとうございます。結局今年は157匹で終了。大満足の結果でした。天ぷらサイズも12くらいあって3人家族の我が家は一人4枚。処理は思ったより大変で仕事から戻った家内が応援してくれ何とか終了。秋の味覚を楽しむことが出来ました。1年に一度はこの釣りを続けていきたいものです。


2年ぶりの田沢湖(7月11日)

 7月に入る前に梅雨が明けてしまった関東。連日暑い日が続きますが、こうなると涼しい東北の風に吹かれたくなります。年に一度、盛岡の師匠詣でをしているせんばですが、今年で82歳になる師匠。何と母親と同じ年齢。このお年で渓流を歩きまわっているなんて、まさに驚愕です。(笑)とは言うものの、あと10年も一緒に川を歩ける訳でもないので行ける間に一度でも多く一緒に行こうと思っていました。そこで今月は秋田の川へ久しぶりに行きましょう、ということで月曜日、昔の渓流パラダイスを再訪しました。


 夜行バスで早朝盛岡着。相変わらずバスではウトウトする程度。1時間ほどの睡眠で合流です。師匠も一人での釣行はご家族から許可が出ないので、今日は大手を振って釣りが出来る、ということでニコニコです。車で1時間15分ほどで田沢湖近辺まで来て3年ぶりにパラダイス到着。さっそくいつもの川へ入る準備です。




 最初の川は師匠お得意の川。ここは小渓で瀬が多く、淵は少なめ。瀬は師匠、淵はせんば担当で釣り上がります。入ってすぐ師匠が20センチほどのイワナをゲット。すぐにせんばもアタリをとらえるも、上がってきたのは小さめのイワナ。針を飲まれ、魚籠に入れます。やはり以前より人が入っているのか、以前ほどの反応はありません。それでも師匠あ浮き釣りなので、瀬でちょいちょいとイワナを掛けていきます。数か所目でせんばも淵で7寸ほどのイワナを上げてようやく一安心。


 自然の中はやはり最高です。この緑と清流の流れ、そしてマイナスイオンをふくんだ空気。歩くだけで寿命が延びる気がします。2時間ほど釣り上がり師匠が7匹、せんばが5匹とまずまずの結果。今日は3つの川を見たいので、次に向かいます。そこは最初に魚の多さに衝撃を受けた渓流。ただ、最近人が入るようになり、めっきり魚が減ってしまい4,5年は竿を出していない川です。ここの大淵が忘れられないせんば、敢えてこの川をリクエスト。1時間でもやってみようと入りました。

 温泉が流れ込むのか、ちょっと白濁とした流れも当時のまま。入渓してせんばは上流へ、師匠は少し下をやると言って別れます。始めてすぐのところでさっそくアタリ。上がったのは7寸を超えるイワナです。これは嬉しい再会。しばらく師匠を待ちますが、なかなか来ない。何かあった?と思って下ると大きな淵で師匠が粘っています。聞くと尺ものが喰ったけど針が外れたらしいのです。あまりに大きくて粘ったとか。(笑)


 それから二人で釣り上り、例の大淵に到着。ここまで釣ろうとドバを流すものの、ここには留守のようでした。魚影が少し復活したような感じがしたのでちょっと安心して竿をしまい、次の沢へ向かいます。ここは2年前にせんばが尺2寸を釣った川で、秋に良い川です。ここもせんばが上流、師匠が少しだけ下流を様子見です。20分ほどで大物を釣った淵に着きますが、今年は水も少なくてダメでした。そこから二人で上流を攻めます。

 やはり釣り人の形跡があり、魚も積極的に出てきません。やはり7月の釣りはこんなものです。それでも竿抜けポイントを見つけそれぞれ2匹ずつ追加して終了。師匠もさすがに6時間近くの釣りは大変そうです。この沢で熊対策のナタを落としてしまい、師匠も残念がっていましたが、戻る時に奇跡的にせんばが発見。師匠にご恩返しが出来ました。これで帰るのだろうなと餌も処分して車に戻りました。

 帰り道、師匠が堰堤工事の終わった沢の前を通り、「ここで少し竿を出そう!」と言い出しました。まさかの追加釣行。(笑)「疲れていません?」と聞いても大丈夫らしいです。餌を処分してしまったせんば、師匠のしまミミズをもらい、その沢を後ろからついていきます。すると15分ほどで二つ目の堰堤が見えてきましたが、そこでポンポンと師匠がイワナを二つ上げました。型も8寸サイズで今日イチです。

 堰堤の上に行きそうな勢いでしたが、身体が心配なので、そこで竿をしまってもらい盛岡に帰ることに。師匠、新しい沢で結果が出て大喜び。釣り人の性でしょうが、新しいポイントはワクワクしますね。次回は堰堤の上に行くそうです。(笑)結局この2匹はせんばがお土産でいただいてしまいました。せんばが8匹、師匠は11匹。そのうち4つもいただいて12匹のイワナをお持ち帰りとなりました。




 盛岡に帰る途中で、ミズを収穫。さらにお土産確保です。小岩井農場の近くの温泉で汗を流して、すっきりして駅に向かいます。師匠はよほどうれしかったのか、終始ニコニコ。ナタも戻ってきたし、言うことなしのようでした。ぜひ来年も、と誘われ「もちろんです!」とお約束。来年は春に盛岡の渓流をやろう、と約束です。それまでぜひお元気でいて下さいね、師匠。

        
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