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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

恒例ボートハゼ(9月5日)

 毎年秋になると気になる釣り物の一つが江戸前はぜ。秋の風物詩のように感じています。今年も釣り友のまんすりーさんとボートに乗ってきました。月曜休みを有給消化にあててくれたまんすりーさん。いつものように車で乗せてもらい朝4時半出発。目指すは江戸川放水路。1時間ちょいで今日お世話になる「林遊船」さんの店前に到着です。去年までは反対岸、妙典側の伊藤遊船さんのボートでしたが今年は原木中山側の店でした。

 餌を1パックと針を買ってスタート。平日は二人で3千円というお値打ち価格。(笑)これで1日楽しめるのでコスパ良い釣りです。船頭さんはお話好きで最近の様子や注意点などを教えてくれます。桟橋近辺が魚影が濃いものの、型は小さいとのこと。天ぷらサイズのハゼを少しずつ拾っていく感じでしょうか。

 岸から20mほどの水深1m程度のところからスタートします。餌は青イソメとまんすりーさん持参のボイルホタテと桜エビ。けっこう食いの良い餌らしいです。青イソメがいつもギリギリ無くなるかどうかなので、これは助かります。いつものちょい投げ、針は袖4号。まんすりーさんはもう少し小さめの針で2本竿。手慣れた様子です。

 投入してすぐにアタリ。なつかしいプルプルという小ハゼのアタリ。クンクンと引きますが、やはりそれなりの反応ですね。大体6~8センチのサイズがかかり、8センチを超えるとちょっと引きが強くなる感じ。大体時速20匹のペースで釣れます。たまに10センチを超えるハゼがかかると二人ともテンション上がります。天ぷらサイズを10匹そろえて晩御飯。残りはから揚げにして南蛮漬け。もうすでにメニューまで決まっていたりします。

 2時間ほどで40匹を超えて、一休み。ちょっと冷たい飲み物をぐぐっと。朝から飲むビールは最高です。天気は雲りなので、丁度良い気温。午後からは天気が良くなるので暑くなりそう。数回場所を移動しますが、やはり大きいのは10匹に1匹。気のせいかまんすりーさんより私に大きめのがかかります。何が違うの?って二人で話しますが、謎。針が若干大きいくらいしか思い当たりません。船頭さんに大きめが狙える場所を聞いて移動するもそれほど釣れず。レギュラーサイズをひたすら釣り続けます。

 6時から開始して10時ころにはかなり蒸し暑くなってきて、お日さまが顔を出したとたん気温がぐっと上昇しました。そろそろ二人ともお茶など水分に気を付けておにぎりの塩分やおかずを食べ熱中症対策しつつの釣りです。腰の弱いでせんば、座りっぱなしは段々しんどくなりつつあります。10時には77匹。大体折り返し点です。

 昼からは太陽サンサン。(笑)日焼け止めぬってきて正解です。少し上流を狙おうということで50mくらい上流へ。別のお店の桟橋の横につけて釣り始め。やはり小さい。それでも1時間ほどやっていると段々中サイズも混じるように。2時前に「そろそろ上がりましょうか?」とどちらからともなく。そこから粘るのが釣り人。不思議に活性が上がり、天ぷらサイズが連続で来たり、良い感じに。とっくに束は超えていて150に届くかどうか、というところでした。

 それから10分ほどひょいひょい釣って、ラスト1匹!と言いながら終了。潮が効いてきたのかラストが一番調子良かったです。道具をしまって、船頭さんを呼んで上がります。船で引っ張ってもらい桟橋へ。座りずめだったので、腰を伸ばせてようやく一心地。満足してお店に戻り、顔を洗ったりトイレをお借りして帰る準備。

 帰りも2時間かからず浦和まで戻ることが出来ました。まんすりーさん、いつもありがとうございます。結局今年は157匹で終了。大満足の結果でした。天ぷらサイズも12くらいあって3人家族の我が家は一人4枚。処理は思ったより大変で仕事から戻った家内が応援してくれ何とか終了。秋の味覚を楽しむことが出来ました。1年に一度はこの釣りを続けていきたいものです。

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2年ぶりの田沢湖(7月11日)

 7月に入る前に梅雨が明けてしまった関東。連日暑い日が続きますが、こうなると涼しい東北の風に吹かれたくなります。年に一度、盛岡の師匠詣でをしているせんばですが、今年で82歳になる師匠。何と母親と同じ年齢。このお年で渓流を歩きまわっているなんて、まさに驚愕です。(笑)とは言うものの、あと10年も一緒に川を歩ける訳でもないので行ける間に一度でも多く一緒に行こうと思っていました。そこで今月は秋田の川へ久しぶりに行きましょう、ということで月曜日、昔の渓流パラダイスを再訪しました。


 夜行バスで早朝盛岡着。相変わらずバスではウトウトする程度。1時間ほどの睡眠で合流です。師匠も一人での釣行はご家族から許可が出ないので、今日は大手を振って釣りが出来る、ということでニコニコです。車で1時間15分ほどで田沢湖近辺まで来て3年ぶりにパラダイス到着。さっそくいつもの川へ入る準備です。




 最初の川は師匠お得意の川。ここは小渓で瀬が多く、淵は少なめ。瀬は師匠、淵はせんば担当で釣り上がります。入ってすぐ師匠が20センチほどのイワナをゲット。すぐにせんばもアタリをとらえるも、上がってきたのは小さめのイワナ。針を飲まれ、魚籠に入れます。やはり以前より人が入っているのか、以前ほどの反応はありません。それでも師匠あ浮き釣りなので、瀬でちょいちょいとイワナを掛けていきます。数か所目でせんばも淵で7寸ほどのイワナを上げてようやく一安心。


 自然の中はやはり最高です。この緑と清流の流れ、そしてマイナスイオンをふくんだ空気。歩くだけで寿命が延びる気がします。2時間ほど釣り上がり師匠が7匹、せんばが5匹とまずまずの結果。今日は3つの川を見たいので、次に向かいます。そこは最初に魚の多さに衝撃を受けた渓流。ただ、最近人が入るようになり、めっきり魚が減ってしまい4,5年は竿を出していない川です。ここの大淵が忘れられないせんば、敢えてこの川をリクエスト。1時間でもやってみようと入りました。

 温泉が流れ込むのか、ちょっと白濁とした流れも当時のまま。入渓してせんばは上流へ、師匠は少し下をやると言って別れます。始めてすぐのところでさっそくアタリ。上がったのは7寸を超えるイワナです。これは嬉しい再会。しばらく師匠を待ちますが、なかなか来ない。何かあった?と思って下ると大きな淵で師匠が粘っています。聞くと尺ものが喰ったけど針が外れたらしいのです。あまりに大きくて粘ったとか。(笑)


 それから二人で釣り上り、例の大淵に到着。ここまで釣ろうとドバを流すものの、ここには留守のようでした。魚影が少し復活したような感じがしたのでちょっと安心して竿をしまい、次の沢へ向かいます。ここは2年前にせんばが尺2寸を釣った川で、秋に良い川です。ここもせんばが上流、師匠が少しだけ下流を様子見です。20分ほどで大物を釣った淵に着きますが、今年は水も少なくてダメでした。そこから二人で上流を攻めます。

 やはり釣り人の形跡があり、魚も積極的に出てきません。やはり7月の釣りはこんなものです。それでも竿抜けポイントを見つけそれぞれ2匹ずつ追加して終了。師匠もさすがに6時間近くの釣りは大変そうです。この沢で熊対策のナタを落としてしまい、師匠も残念がっていましたが、戻る時に奇跡的にせんばが発見。師匠にご恩返しが出来ました。これで帰るのだろうなと餌も処分して車に戻りました。

 帰り道、師匠が堰堤工事の終わった沢の前を通り、「ここで少し竿を出そう!」と言い出しました。まさかの追加釣行。(笑)「疲れていません?」と聞いても大丈夫らしいです。餌を処分してしまったせんば、師匠のしまミミズをもらい、その沢を後ろからついていきます。すると15分ほどで二つ目の堰堤が見えてきましたが、そこでポンポンと師匠がイワナを二つ上げました。型も8寸サイズで今日イチです。

 堰堤の上に行きそうな勢いでしたが、身体が心配なので、そこで竿をしまってもらい盛岡に帰ることに。師匠、新しい沢で結果が出て大喜び。釣り人の性でしょうが、新しいポイントはワクワクしますね。次回は堰堤の上に行くそうです。(笑)結局この2匹はせんばがお土産でいただいてしまいました。せんばが8匹、師匠は11匹。そのうち4つもいただいて12匹のイワナをお持ち帰りとなりました。




 盛岡に帰る途中で、ミズを収穫。さらにお土産確保です。小岩井農場の近くの温泉で汗を流して、すっきりして駅に向かいます。師匠はよほどうれしかったのか、終始ニコニコ。ナタも戻ってきたし、言うことなしのようでした。ぜひ来年も、と誘われ「もちろんです!」とお約束。来年は春に盛岡の渓流をやろう、と約束です。それまでぜひお元気でいて下さいね、師匠。

40年ぶりのキス船(6月27日)

 去年から釣りを始めた友人がアジ・イシモチについで、3種類目のキスを釣りたい、と言っていたので先月作戦会議をして、今月船でのシロギス釣りに行くことになりました。梅雨時なので天気が心配でしたが、なんと猛暑。何なら今日にでも梅雨明けしちゃうんじゃないの?というお天気でした。(実際本当に梅雨があけました!)それでも風が怖かったので、ボートではなく乗り合い船で狙うことに。いつもの金沢八景、黒川丸さんです。



 電車釣行の我々、いつもギリギリになってしまいますが、今日は特に横浜駅で非常ボタンが押され、6分ほど遅れて到着。京急にわずか乗り換え3分ないくらいなので2人でダッシュ。朝から大変です。何とか船の出発には間に合いそうでしたが、やはり皆さんを待たせていたようす。船頭さんから急かされ、慌てて乗船、岸払いです。自分の仕掛けを作り、友人にレクチャーとなかなか忙しい。次回からは工夫してもう少し早めに到着したいものです。



 釣り場までは30分ほど。幸い風も波も無い条件です。シロギスはボートやちょい投げでやったことはあるものの、乗り合い船は中学生以来40年ぶり以上。まあ、何とかなるか、と20号錘で私は天秤、友人は胴つき仕掛けでスタートです。朝は干潮の潮止まり前。予想はしていましたが、反応は今一つ。周りではポツポツ上がっているようですが、我々2人には来ません。船頭さんにはしっかり投げて広範囲を探ること、餌は長めに5センチほどつけること。タラシは短め、と思っていたのですが、船によっては違うのですね。




 そんなこんなしていたら、あっという間に1時間経過。最初にイシモチを狙った時の再現だなあ、と思ってしまいました。それでもようやくプルプル・・・とアタリの後にシロギス登場。1匹目ゲットです。しばらくするとアタリ。今度は引きが違います。トルクの効いたシロギスならではの引きを楽しんで上がったのは23センチのキス。これは刺身決定です。



 それでも潮止まりになり、アタリが減るものの少ないアタリを拾って4匹のシロギスを2時間ほどで釣ります。時速2匹かあ・・・。メゴチも1つあがりますが、船頭さんからはダメだし。(笑)仕掛けをもっと動かさないと、と。ようやく友人にもアタリが来て、1つゲット。アタリがあるものの、乗らなかったりバラしたりと苦労している様子。確かにアジやイシモチみたいに向こう合わせでしっかりかかってくれませんから、難しいのかも。


 それでも後半はアタリも取れ、自分でしっかりと釣って引数を稼いでいます。ようやく潮が動き始めた10時ころからアタリも増えます。時速5匹ペースとなり、天ぷらサイズのキスが増えていきます。目標は20匹なのでペースを上げたいところ。友人にも刺身サイズが来たり、釣ったキスがサメにかじられながらも上がってきたり、忙しそう。おまけに「ホシザメ」を釣って船頭さんに美味いから食べてみな、と言われクーラーに入れてました。ちなみにせんばも小さいホシザメを釣ってお持ち帰り。釣り仲間には驚かれましたが、それなりに美味しく食べました。


 このあたりからダブルも増え、4回ほどダブル達成。特に11時から1時間ほどは入れ食いタイムもあるほど。お昼を回って残り1時間の時点で18匹。ところが大潮なのかその後潮の流れが急になり、アタリや底が取れにくい状態に。友人も苦労しているようでした。仕掛けが絡まったり、ポイント移動したりで4匹釣った時点で終了。結局キスが22匹、メゴチ1匹、ホシザメおまけ。友人もキスは12匹上げましたが、目標には届かず。奥の深さは感じたようです。


 トップは33匹と載っていましたので、やはり釣る人は釣る。(笑)それでも船のキスは大きなものも釣れるのでたまに乗るのもアリかもです。このくらいだと帰ってから処理するのも楽です。さっそくキスの刺身と天ぷらで飲みました。こう暑いとビールの進むこと。夏の釣り、今度は一度ボートでもキス釣りをしてみたいと思いました。

ウナってきました(5月30日)

 「せんばさん、月末にウナりませんか?」とGW後半、さいたまの釣り仲間と久々に飲んだ時に誘われました。チーム埼玉の面々、毎年数回はうなぎ釣りを楽しんでいるそうで、何回か写真を拝見していました。一度自分で天然ウナギを釣ってかば焼きにする。うん、これは魅力的かも。ということでぜひに!とお願いして5月30日月曜日に有給消化のまんすりーさんと二人でウナりに行きました。(笑)
 午後1時に迎えに来ていただき、まずはドバみみずの確保。まんすりーさん取って置きのみみずの漁場?で熊手と軍手を用意して採取です。せんばも近所で渓流遠征の時にみみず掘りしますが、この日行った場所はまさしく一等地。あっという間に50匹を超えるドバをそれぞれ確保です。

 川には3時過ぎに到着。第一候補の釣り座へはあいにく入れませんでしたが、釣りしやすい第二候補地へ。喉を潤し、小腹を満たす準備をしつつ、自然の中でのんびりとします。ワラビの一本漬けと枝豆でビール。真夏にはきっと最高の場所でしょう。4時前あたりから釣りの用意です。

 淡水版アナゴ釣り、という感じで中通し錘にうなぎ針のぶっこみ。流れを見ながら10号~15号の錘を用意します。一応動画で勉強してきた通り、投げるポイントを変えて3本の竿を出します。餌はもちろんドバ。縫い刺しして投入です。ケミ付き鈴をつけて夜釣りに備えます。まだまだ明るいうちですが、夕方からは釣れるとのこと。わくわくです。

 投入してすぐに「チリリン!」とアタリ。20mほど先に投げた竿です。20m10m5mと投げ分けていました。でも聞いていたほど強烈な引きはありません。上がってきたのはニゴイ。まあ最初はお約束みたいなものです。すぎにお帰りいただきます。今度はまんすりーさんにアタリ。こちらはアメリカナマズです。

 ドンコ釣りやアナゴ釣りではこの「チリリン」に癒されていましたが、久しぶりに聞く鈴、やはり良いです。鈴はけっこう鳴りますが食い込まず、餌だけかじられて戻ってくることも多いです。私も鈴が鳴った!と巻いてみてもほぼアメリカナマズということが続きます。型も小さく釣れてもあまり興奮しません。まんすりーさんには良サイズのマハゼまで釣れてきました。そうこうしているうちに日が沈み、ゴールデンタイム突入です。

 この日は気温がぐっと下がったようで、まんすりーさんは2回ほど車にウインドブレーカーを取りに戻ったほど。東北で鍛えたせんば、長袖Tシャツでも全然平気。体感温度が5度くらい違うのでは?(笑)という感じでした。

 やや暗くなってからまんすりーさんが「んー?何かなあ?」と言いながら巻いてきた仕掛けに長いものが付いています。本命のウナギです。それでも小さいので食べるまでにはいかないサイズ。早々にリリースですが、野生のウナギ、埼玉で初めて見ました。写真の通り、色は緑色。お店の黒いウナギとは全く違うのでちょっとびっくりでした。

 
 さあ、今度は私か!と気合を入れますが、相変わらずチリンチリン・・・からのアメリカナマズ。5,6匹以上は釣りました。夜8時までの予定でしたが、結局ウナギの顔は見られませんでした。それでもケミホタルを見つめ、暗い水面を見ながら他愛もない話をする。で、鈴の音に慌てて竿を聞きに行く。こんなひとときも良いものでした。
 撤収して自宅まで送っていただきましたが、海より近いし、後片付けも楽。まあウナギの処理が無かったから、というのもありますが翌日に疲れを残さない釣りでした。これから梅雨から夏にかけてがウナギ釣りも本番とのこと。今年は一度天然ウナギでかば焼きをする、という目標が出来ました。まんすりーさん、今回もありがとうございました。またお願いします。

久しぶりの仙南の海(4月11日)

 桜も葉桜の季節となり、春カレイが呼んでいる気がします。仙南のきくしん丸さんの回数券があるものの、コロナで行けなくなって2年。毎年の恒例、ヒラメ釣りにも行けず、遠征のタイミングを見ていました。そこでカレイの時期に新幹線を利用して弾丸ツアーをすることに。一カ月以上前にえきねっとで予約すると35パーオフでチケットが買えます。福島まで行き、そこからレンタカーという比較的財布に優しいいつものコースです。


 ところが予約したものの、HPの釣果欄には「カレイ船」が出てきません。予約時に聞いてみたら、漁礁のカレイが全く釣れないとか。そのため根周りのカレイかメバルになるということ。せっかくなので数が欲しいせんば、久しぶりにメバル・根回りリレー船に乗ることにしました。日にちも決め打ちなので、潮回りまで確認せずに選択したのですが、これが最後まで響くことになります。



 店には集合時間の4時に到着。受付を済ませ、「お久しぶりです~」と挨拶。メバル用のサビキと錘などを購入して、乗船です。岸払いは4時半前。そこから1時間ほど走ります。やはり長時間なので、しっかり酔い止めは飲んでいますが、幸い波は無い予報。釣り場に着いてみると鏡のような水面。メバル爆釣したときは確かこんな感じだったなあ、と期待値マックス。


 さっそく仕掛けを投入。以前より錘が60号と重めを指定されます。根周りやカレイも40→50号にアップ。理由があるのでしょうか。さっそく1流し目でアタリです。続けて待っていると数回アタリを感じ、巻き上げます。なかなかの重さで上げてみると良型のダブル。これは幸先良いです。ところが周りでは反応が今一つ。所々で1つ上げている感じ。メバルは1流しごとに移動を繰り返し、根を狙います。しばらくするとまたまたアタリ。今度はそれほど重みもなく、小ぶりな奴が釣れました。

 今日の潮は若潮。トロトロと流れる程度で、釣り的には今一つな感じです。この予感がばっちり的中。「10分ほど移動しまーす」と渋いアタリを見て船頭さんが移動を決意。そこからは全く私にはアタリが無くなってしまいました。それでも左舷の一列のうち誰かのところに20分に一度くらいアタリが来る。そんな釣りとなり、船頭さんもいろいろなポイントを試し、移動を繰り返します。

 1時間ほど経って久しぶりのアタリでまずまずの型が上がりました。1時間半以上経過してまだバケツには4匹。これは金沢八景での渋いイシモチ釣りと同じかさらに悪いパターンかも・・・と思い始めます。爆釣している人は0。むしろ私の4匹はなんならトップを伺う勢いです。(笑)そこからはひたすら耐える時間帯。開始から3時間後には船頭さんが浅場へ向かう決意。20分ほど再び走ります。30mほどと浅くなって釣り始めますが、相変わらずポツリポツリ。せんばも沈黙を守っています。

 ここでも数回、移動を繰り返し、ようやくアタリ。今度も型はまずまず。ここでお隣さんが続けざまに3匹、2匹とゲット。あたるポイント、めちゃくちゃ範囲狭い。(笑)たぶんそのお兄ちゃんが7,8匹でメバルの竿頭。残り2時間余りで船頭さんからメバルを諦め、根を狙います宣言。ここではカレイ仕掛けの青いそめでアイナメ・カレイ等を狙いますが大物狙いで数は期待できないのは承知の上。

 根に気を付けながらアイナメを探します。以前やった時のうまいおっちゃんのマネをして範囲広く探ります。反対側でアイナメの良型が上がりますが、やはり30分に1匹ペース。1時間ほどはひたすら錘を小突きます。残り30分のアナウンスがあったころ、ちょっともぞもぞと違和感があり聞き合わせ。ん?何かいるなあ・・・と巻き上げます。魚は大きくありません。釣れたのは20センチちょいのアイナメ。針を飲んでいてキープ。でも飲んでなくてもキープしていましたね。

 最後まで大物には出会えず、タイムアップ。こんな日もあるんだなあ、と何人かの方と話しました。誰一人満足行く釣果の人はいませんでした。港に戻るとおかみさんが「今日はお土産あります~」とわかめを1袋ずつ配ってくれてました。関東では聞いたことがありますが、仙台の釣りでお見掛けしたのは初めてのこと。逆に良いもの見せてもらいました。(笑)


 結局メバルが5匹とアイナメ1匹。山形時代にナメタ狙いで4,5匹だった釣り以来の貧果となりました。潮を見て計画を立てないといけないなあ、とまた勉強に。次回はヒラメの季節になるでしょうか。帰りには満開の桜と、道端でアケビの新芽をつんで帰り、東北の春をちょっと楽しみました。帰ってから魚の処理が楽なこと。2日分の魚なので、余裕。年を取ってくると、適度な釣果というのも疲れを残さないポイントになるのかも、という感想を持ちました。それにしてもカレイの不漁。気になります。