忍者ブログ

せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

桟橋からハゼ(8月28日)

 海の日にボート釣りを楽しみましたが、最後の一時間のキス釣りが忘れられず、一昨年釣りを始めた友人を誘ってボートキスをしようと予定を入れていました。条件が悪ければ江戸川のはぜに逃げよう、という所までは段取りをしていましたが、数日前に急に台風が太平洋沿岸を通る予報になりました。友人は船酔いが弱点であまり波風があるとまずいので直前に江戸川ボートはぜに変更。まったりとハゼ釣りをすることになりました。




 今回は電車釣行なので、荷物はコンパクトに。それでも釣りをしながら飲むアルコールと水分は多めに持参します。JRと地下鉄東西線を使って原木中山に到着したのは午前6時半前。いつもお世話になっている林遊船さんに電話するものの、出ません。まあ行ってみよう、ということで10分ほど歩いて江戸川まで行きます。ところがお店はシャッターがしまっていて慌てて桟橋まで見に行きました。話を聞くと今年は平日のはぜボートはやっていないとか。(汗)お隣のボート屋さんを紹介されました。

 その高常(たかつね)遊船さんは少し下流のお隣さん。のぼりもあって営業中らしいです。尋ねると「うちもボートやらないんだよねー。」という衝撃のお言葉。「桟橋でも変わらないくらい釣れるよ。昨日常連さん100くらい釣ったし。」というお誘いに乗るしかありません。1500円の入場料と餌500円をお支払いし桟橋へ。まあボートに揺られるより友人は良いかな?なんて思っちゃいました。

 おっちゃんが案内してくれ、場所のレクチャー。係留してあるボートで釣れば良いみたい。「今日はあいにく青潮だなあ。浅場しかアタリないよ。せいぜい50センチくらいのところまで狙ってね。そのかわり大きいのや中くらいのも寄ってくるからね。」とアドバイスをもらい釣りスタート。おっちゃんも試し釣りをしながら場所のアドバイスをしてくれます。せんばの他は一組のご夫婦のみ。両方ともおっちゃんのアドバイス通り竿を出します。


 浅いところで確かにアタリが頻発します。友人は初のはぜ釣り、ということもあり、なかなか合わせがうまく行かず、空振りが多め。30分くらいで何となく状況がつかめたせんば、時速10匹くらいのペースで釣ります。ようやくコツもつかめたのか、友人もポンポンとハゼを上げます。我々が竿を出した岸側はカキの殻が多く引っ掛からないように気を付けながらするように言われましたが、やはり数回は針を切られてしまいます。

 友人の様子から、アタリが取りにくいのかなあ?とPEラインのせんばの竿と交換してみます。それでもあまり劇的な変化が無く、??と思いながら釣ります。9時半が干潮の潮どまりでアタリも遠のいてきたあたりで、プシュッとビールを開けて枝豆と。塩分も取らないといけません。(笑)サワーも開けて、暑いながらもまったりとした時間を過ごします。

 潮が動いてきたのでまた真剣に釣りを開始。ボート釣りの人たちも今日は岸よりで釣っています。これは桟橋で十分ですね。去年は100以上ボートで釣りましたが、半部くらい4,5センチのミニサイズ。それが今年は1割くらいいるかどうか。どれもそこそこの大きさで、天ぷらサイズもたまーに釣れる。確かに青潮で色々なサイズが寄ってきているのかもしれません。

 お隣のご夫婦は昼過ぎに撤収。釣果を聞いたら二人で80くらいとか。昼前にはおじいちゃんと孫さんらしき二人が1時間ほど遊んで帰りました。ご近所なんでしょうね。午後は日差しもあり段々と暑くなってきます。せんばは60匹を越えようか、というところ。友人はつ抜けをした程度。チェックして最終盤に分かったことは針先を餌から出していなかった、という事実。うーん、これはちょっと差が出てしまいます。見抜けないせんば、まだまだ未熟です。

 1時頃に友人がギブアップ。1時半過ぎにはおっちゃんが来て、「そろそろ上がらない?」って言われタイミング良いのでおしまいに。せんばは結局72匹。友人は10匹ちょいでしたが、おっちゃんが試し釣りの釣果20ほどとせんばも10匹ちょい上げたので40匹は超えるお土産が出来たと思います。電車釣行なので、駅前でビールと餃子等で反省会。ほろ酔い気分で帰りました。爆釣りではないですが、サイズ・数とも丁度良い釣りになりました。トイレもあるし楽な桟橋はぜ。これは今後の選択肢の一つになりそうです。

PR

走水のボート釣り(7月17日)

 毎年海の日には海へ行くことを目標としていましたが、ここ数年行けていませんでした。今年は早々に釣り友と約束をしており、あとは天気次第でした。梅雨とは言いながら連日の猛暑。海の日には35度を超える所も多く、外出は控えて下さい、なんてテレビでは言っていました。ただ快晴で波も穏やかで暑さ対策をすれば条件は良さそう。予定通り、走水のボート釣りでアジなどを狙うことにしました。釣り友、まんすりーさんにいつものように自宅まで迎えに来てもらい、朝4時半に出発。一路三浦半島を目指します。

 受付を6時半過ぎに済ませ、7時から岸払い。順番待ちで結局7時半前にボートに乗れました。さすがに海の日です。まんすりーさんに操縦をしてもらい、せんばはアンカー係。いつもお任せなので、今回は一生懸命にアンカーの上げ下げをするつもりです。魚探を設置して、まんすりー船長さんの操縦にお任せ。作戦としてはアジの鉄板ポイント含め何か所か攻め、後半は釣り物を変えてみますか?という感じ。

 最初のポイントに向かう途中、魚探に反応が。中層がメインなので、ちょっと迷いながらスルー。鉄板ポイントをまず攻めよう、ということに。ところが、ボートは多いものの、釣れている様子がありません。様子を聞くとダメ見たい。二人でうーん、と悩んでさっきの魚探に反応があったところに戻ることに。ようやくアジ釣りを始めます。


 水深は23m。ポツポツと反応はあるものの、アタリはありません。と、まんすりーさんにヒット。「なにこれ?アジじゃないかも・・・」と言いながらやり取りをしています。鯛?黒鯛?とか推測しながらもなんとか上げたのは軽く尺を超える大アジ。俄然やる気が出てきます。しかし反応も薄く、アタリもないまま次の場所に移ることに。

 その場所も実績あるところらしいのですが、アタリはありません。反応はものすごく出ていて「アジじゃないのか?」と不思議がる二人。そこでも1時間ほど粘るものの、結局食わないなあ、ということで場所替え。沖で一発大きいのを狙う前に、もう一つ別のポイントを見てからにしましょう、とボートがけっこう集まっている場所に移動。さっそくアンカーを降ろすものの、場所が定まらずもう一度。やってみるといきなりのアタリ。上がってきたのは20センチを超えるアジ。これこれ、これを待っていました。

 まんすりーさんにもアタリがあり、しばらく入れ食いモードに突入。ダブルや型が良いアジが立て続けに釣れます。これは早々に満足してキス釣りになるかも?って思いながら入れ食いタイムを堪能。30分ほどで入れ食いからポツポツに。(笑)やはりいつものパターンか。それでも二人ともつ抜けをした感じです。

 昼過ぎからは風も無くなり、アタリも無くなり、暑さとの闘いに。(笑)お茶とか枝豆や梅干しおにぎりなどをかじりながら、塩分と水分を補給します。「体調大丈夫?」とまんすりーさんから声を掛けられ、お互いに気を付けながらの釣りです。アタリも遠のき、大潮で流れも出てきて少し釣りずらくなったのを機にボート店近くに戻り、キス釣りを1時間ほどしようと相談。ボートを走らせます。

 やはり海風は心地よく、ボートが走っている間は涼しいです。10分ほど走って近場のキス釣りに切り替え。ちょい投げ、イソメで狙います。少しやってみて魚が居ればアンカーを打って本格的に。まずはせんばが狙います。すぐにキスらいしい「ブルル」とアタリ。中型のキスが釣れました。アンカーを打ち、そこでキス狙い。

 20mくらい投げてサビいているとアタリがある、最高のパターン。潮が動いているのも良いのでしょう。次々とキスが釣れます。まんすりーさんは出足が遅かったものの、「肘タタキ」サイズのデカいキスをゲット。1時間ほどで8匹のキスを釣りました。外道のベラとメゴチを入れてこれまたつ抜け。天ぷらの具材が集まりました。(笑)

 帰りの時間が2時45分でしたが、ギリギリ戻ると我々が最後の1艘だったみたい。ちょっとキス釣りが楽しすぎました。後片付けして着替えをして埼玉に戻ります。高速道路は思ったほど渋滞がなく、スムーズに。やはり猛暑、自宅でゆっくり、という方が多かったと思われます。夕方には自宅に戻り後始末。祝日で家内にも手伝ってもらい、アジのタタキとキスの天ぷらのごちそう。釣りも、食べるのも大満足のボート釣りとなりました。次回は秋のはぜ釣りでご一緒できるかな?まんすりーさん、また宜しくです。

茨城の師匠と(6月19日)

 去年から水戸に月2回行くようになって、たまに渓流の師匠と会うようになりました。と言ってもいつも日帰りなのでいつか釣りに行きましょうと言いながらあっという間に1年。これは日時を決めないとと思い、6月19日月曜に強引に予定を組んでもらっちゃいました。(笑)師匠のご都合もあり、ゆっくり目のスタート。大甕(おおみか)駅集合が午前9時でそこから師匠に乗せてもらって20数年ぶりの茨城の渓流です。



 1時間弱走って、昔連れてきてもらった川へ。20数年前のことなので、あまり記憶がありません。当時は初めての渓流だったので言われるままに針を流し、3匹ほど釣らせてもらったと思います。今回は自力で数匹ゲットが目標。というのも最近は魚が減ってきて、しかも休み明けの月曜で天気もしばらく良く釣り人もたくさん入っているだろうという、厳しい条件。雨の翌日などはまだ釣りになるそうなのですが、さすがに遠方なので仕方ありません。

 師匠は8mの長い竿で、護岸の上からの狙いうち。餌はブドウ虫。仕掛けはちょうちん釣りで長さは1、5mくらいでしょうか。せんばは5,4mの竿が精いっぱい。長い竿を扱う技術はありません。釣り始めてすぐに師匠が魚を掛けた様子。遠目にも良いサイズというのが分かります。せんばも落ち込みにどばを流してみるとアタリ。しばらく待つも、かじられておしまい。小さいやつでしょう。そこから少し釣り上がりますが、渋い状況が続きます。

 結局最初は1時間弱上流・下流に分かれて釣りましたが師匠があの後小さいのを上げて2匹。そのまま少し上流に車を走らせます。今度は護岸ではなく川の中を釣り上がります。源流というより里川ですが、ポイントもそこそこあり楽しい時間。ここでも1回かじられますが、どばだと食いきれないようです。小さい魚を釣ることが無いので、まあ良しとしましょう。ここでは師匠も針を飲んだちび1匹。ブドウ虫だと飲まれちゃうみたい。

 今日は4時間ほどしか釣りが出来ないので、あと一か所釣ったら場所替えとか。更に上流へ行ったところに堰堤が。落ち込みの所はいつも魚がいるからと教えてもらいそこに流します。と、すぐにググっとアタリです。しっかり食わせて、釣れたのはそれほど大きくはありませんが、ヤマメです。これでボウズは逃れました。(笑)師匠はそれを見て安心して下流の方へ向かいます。せんばは堰堤まわりをじっくり狙いますが、20分ほどやっても2匹目は出ず。師匠はそこそこのを1つ上げたようです。

 そこから20分ほど車を走らせ、師匠の故郷近くの川へ。ここはせんばも初めての川。側道を走るとやがて舗装が無くなり、砂利道に。何となく東北の山に入るイメージです。ちょっと初めてだと入りにくそうな道ですが、けっこう人は入っているとのこと。広めのスペースに車を置いて、師匠は上へ、せんばは下にそれぞれ入ります。

 渓相が良く、釣っていて気持ち良い川です。東北の澄んだ川みたいで里川というより源流に近い感じです。落ち込みや淵も所どころにあり、どばを流します。しかし、攻められているのか、魚の気配はありません。一度アタリがあったものの、半分だけかじられておしまい。1時間ほど川を下りましたが、残念ながらヤマメの2匹目は釣れず。

 師匠はまあまあの型のをバラシてしまったそう。「天気が続くとだめだねえ・・・」と半分諦め顔。今日はこれくらいにしておこう、と2時すぎに納竿。結局せんばはヤマメ1つ。師匠は3匹ほどまずまずのサイズと針を飲まれたミニサイズ。今日のお土産、少ないけど・・・と全ていただいてしまいました。雨の後だと10くらいは釣れるそうなのですが、秋に支流に上る時期だと期待できるかも、と教えてもらいました。来年あたり秋の渓流とキノコ採りなどしたいかも。
 やはりきれいな川を歩くだけでも気持ち良く、リフレッシュ出来た1日となりました。師匠も齢80。あと数年は現役で頑張ってもらい、再びの釣行をお願いしたいものです。楽しい釣りをありがとうございました。次回は(少しだけ)上達した弟子の釣りを見せられるよう頑張ります。

初めての船イサキ(6月5日)

 海なし県埼玉。とは言いながら毎年ちょこちょこ金沢八景などから乗り合い船に乗るのですが、この半年ほどはご無沙汰でした。先月の東北遠征と、今回の人生初イサキ船に備えて無駄遣いをしないように釣行も選んでいたので、ふと気づくと半年ぶり。特に今回は誕生日に娘からプレゼントされたヒラメやイサキ用の竿に入魂しなければなりません。いつものまんすりーさんに同乗させてもらい、お世話いただいた鯵・イサキのリレー釣りとなりました。

 勝山港に4時半集合、とのことでせんば家出発午前2時。前の日は朝5時に起床して、夜9時には床について少しでも睡眠を取ろうという作戦。それが正解で4時間以上は寝られ、1時半起床。時間通りまんすりーさんに迎えにきてもらい、出発。下道・高速混ぜながら現地には4時すぎに到着です。月曜ということでガラガラのはずでしたが、何故か駐車場には車がいっぱい!隣にはきれいなおねいさんが二人。「?」もしかしてテレビの取材?それならばこの人数、納得です。案の定、BSの釣り番組のロケでした。さすが関東、こんなこともあるのですね。

 それでも片側5人でロケは反対側なので、あまり問題ないかも。岸払いは5時過ぎ。そこから30分ほど走ってまずは鯵を狙います。台風の影響で大雨が降った3日後で天気は快晴のべたなぎ。大潮ということで、流れが早そうなのだけが不安です。釣り友からこの鯵釣りではけっこうお祭りが多く、サバとかかかると大変と聞いていて、水深75mの深場の釣りということもあり緊張しながらの釣り開始です。今回はカウンター付きのリールでしたが、数字が合わないはずだからしっかり糸で確認してね、とアドバイスをもらいます。75m出したところでカウンター見ると118m!(笑)まあ、次回から118mのところで釣れば良いので楽ではありますが。

 数投するとさっそくアタリ。まんすりーさんは電動リールですが、せんばは手巻き。75mはさすがにきつい。筋肉通確定って感じ。重いなあ、と思いつつ巻き上げると新調竿の第一号はでかサバでした。40センチ近くはあるでしょうか。次にはでか鯵。これも30センチは軽く超えるサイズ。投入の度にアタリがあります。が、さすがに大潮。流れが速く2回に1回は隣や後ろとお祭りが。声を掛け合いながら釣ります。まんすりーさんもせんばも同じくらいのペースで鯵を掛けていきます。1時間ほど大きめな鯵だったのが後半は20センチサイズに。それでも2時間ほどの鯵タイムは大鯵3つに中型5つ。サバ2つでつ抜けで終了。8時からは本命のイサキ釣りとのことで、場所移動です。

 10分ほど走って今度はイサキ狙い。棚は25mとアナウンス。3m下に落としてコマセワークをしながら25mまで探る、というスタイル。鯵と同じ感じで釣りをしていたのですが、これが後ほど釣果に差が出る結果となるのでした。それでも釣り友がイサキをゲット。5分くらい経ってからせんばにもアタリ。けっこう引きます。上がってきたのはまずまずのサイズのイサキ。塩焼きに丁度良い感じです。

 それからも潮は速いものの、ポツポツとイサキが釣れてきます。ネットでは大爆釣と先週は書いてあったものの、天気が一旦崩れたのでこの感じは、まあ予想の範囲です。たまーにダブルで上がってきますが、あまり待っているとお祭りをしてしまうこともあって悩ましい限り。それでも2時間ほどでつ抜け達成です。

 一旦中休みが入ることが多いと聞きましたが、潮止まりの11時前後の1時間は暇な時間に。色々工夫してみますが船上ポツリポツリ。魚探の反応はそこそこらしいのですが、食い気がないみたいです。ラスト1時間くらいからまたアタリが出だします。お隣のまんすりーさんはポンポンとイサキを釣り上げていきます。まんすりーさんが3匹上げる間にせんばは1つ。なんか食いが違います。そんな感じでラストの追い込みはお見事なまんすりーさんでした。




 せんばも後半は数回バラシや針はずれがあり、お祭り等に苦戦しましたが、何とか19匹まで数を伸ばしました。鯵・サバ合計して29匹。処理とか考えるとまあ理想的かもしれません。まんすりーさんはイサキで30匹ほど。帰りに車の中で釣り方を聞いてみると棚から3m落としてコマセワークをしつつ3m上げ、ピッタリ指示棚で待つ、という釣り方。この3mの中でアタる場所を見つけよう、としていた私とはこれが違ったわけです。まあ爆釣の時は関係なく入れ食いらしいので、今後の参考です。

 納竿して片付けしていると、お隣のおじいちゃんがイサキを2つくれました。「色々ありがとね」と。耳が遠い方のようで都度、棚を身振り手振りでお伝えしたり、お祭り時の仲介役をしたことのお礼のようでした。聞いたら御年80歳。まだまだ元気で釣りが出来そう。こちらもお礼を言ってお別れ。気持ち良い釣りとなりました。BSの放送は6月25日とか。多分見られないですが、動画配信もしているらしいのでそちらでチェックしてみましょう。鯵とイサキのリレー、これは毎年通う釣りになりそうな予感。まんすりーさん、本当にお世話になりました。

盛岡で爆釣(5月23日)

 今年も新緑の季節がやってきました。渓流のシーズンです。埼玉住まいのせんば、渓流に行けるのは年に数回。今年は盛岡の師匠と相談をし、去年の反省をもとに「釣れる」時期に遠征を組みました。GW直後は場荒れするかも、ということで少し間をおいて5月23日に盛岡まで弾丸ツアーで行ってきました。結果、師匠も私も満足する釣果。久しぶりにダブルつ抜けとなりました。

 出発はいつも通り、夜行バス。今回は餌のドバみみずを土曜日早朝に採ってきたので、2日前から準備が始まりました。で、日曜日の夜行バスで新宿を出て、盛岡駅には朝5時着。苦手な夜行バスなので、うつらうつらしたかどうかで、若干の寝不足気味。それでも師匠に駅まで迎えにきてもらい宮古方面に向かいます。自動車道が出来たため、釣り場へは1時間弱で着くようになりました。

 6時にはいつもの川に到着。5月ということで、師匠がウェーダーを貸してくれました。水が冷たい時期は助かります。最初に入った川はいつも様子見の川。大体いつも空振りして、次の川へ向かうのですが、今回もやはり20分ほどやって師匠がヤマメ1匹釣っておしまい。反応が薄く、ここは釣り人が入ったようで、次の川へ向かいます。次の川は師匠が今日メインで攻めるつもりのところ。せんばも毎回そこそこ釣っている川でした。

 さっそく反応があり、師匠もせんばもイワナを釣り上げます。サイズはこの川では平均サイズ。あいにく水量は少なめ。ただ、曇天なので魚に影を見られることが無くて何とかポツポツと拾っていけます。師匠は浮き釣りなので、瀬に出ていた魚をポンポンと。どばのせんばは、たるみや淵で誘う感じ。それでも同じ淵で数匹上げたり、順調に数を伸ばします。川辺にはコゴミやミズが出ていますが、この川ではアイコ(深山イラクサ)が多く、気になって仕方ありません。が、車に軍手を置いてきてしまい、トゲトゲが嫌なので後半に取っておこうとスルー。実はここのアイコが一番成長が良かったのは後から分かりました。

 2時間ほど釣り上がって師匠は10匹、せんばは7匹。師匠はサイズ的には少し不満げ。尺近くのものが出ない!って言ってましたが、せんば的にはかなり良いスタートでした。一度車に戻り、もう少し上流へと向かいます。餌も補充してさっきの川の上流部に入ります。今回どばミミズを40匹以上持参していたのですが、早くも半分近く消費。かじられたり取られたり、反応が多くて楽しいです。上流では釣り始めはそれほど反応が良くなかったのですが、30分ほど釣り上がってからいきなり釣れ始めます。師匠も私も一流しごとにアタリをとらえます。まさに1淵1匹って感じ。二人で?マークで「きっと竿抜けポイントに当たったんだねー」としゃべりながら釣ります。サイズも7寸、8寸と徐々にアップ。あっという間につ抜け達成です。師匠は「あーっ!」と声を。どうしたのか聞いたら尺近いものを落としてしまったとか。うーん残念。それ以降、しばらく師匠は小さめのイワナ、せんばは満足サイズのイワナが釣れてきてちょっと不思議でした。

 それでも1時間ほど釣れる時間帯があったものの、しばらく釣り上がると再び元のペースに。釣れないわけじゃないけど、足で釣る感じ。更に上がるとピタッとアタリも無くなったので、この先は人が入ったと判断。川を変える決断です。ここではせんばは10匹、師匠は8匹でした。
 「あと3匹で20だね!頑張って」って師匠に言われ、着いたのが3つ目の川。ここは以前師匠がクマに遭遇した川で“熊の川”なんてあだ名の川です。(笑)二人でピストルを鳴らしながらいけば大丈夫だろうとそれからも通っているとのこと。この川では浮き釣りの師匠のペース。ポンポンとイワナを上げていきます。せんばもどばミミズの威力でたるみや、淵で拾っていきますが、さっきの川よりは小さめのイワナ。逆に師匠は7,8寸サイズを上げていきます。

 アイコが採れるように軍手も持参していたのに、何故かこの川のアイコは小さいものが多く、採っても味見くらい、という程度でした。半分山菜に目を奪われていたのか釣れるペースは若干落ちます。それでもあっという間に3匹釣って20匹をクリア。更に2人で釣り上がり7匹釣ったところで竿をたたみました。結局この日、せんばは24匹で師匠は26匹という結果。2人で50匹は6,7年ぶりかもしれません。

 師匠も忙しくいつも3時間程度で釣りを終えることが多いそうで、これだけ長時間釣ったのは久しぶりだと喜んでいました。帰りには日帰り温泉で汗を流し、盛岡の師匠の自宅へ。新幹線の時間まで休ませてもらい、庭にあるフキをお土産にいただきました。駅まで送ってもらい次回のお約束をして握手。午後6時過ぎの新幹線に乗って、自宅には9時前に到着。新幹線はホント早いですね。当日は後片付けをしてすぐにダウン。翌日からイワナと山菜の渓流定食が楽しめました。80歳をとうに超えている師匠。1回でも多く一緒に川を上りたいと改めて思いました。