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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

2年ぶりの田沢湖(7月11日)

 7月に入る前に梅雨が明けてしまった関東。連日暑い日が続きますが、こうなると涼しい東北の風に吹かれたくなります。年に一度、盛岡の師匠詣でをしているせんばですが、今年で82歳になる師匠。何と母親と同じ年齢。このお年で渓流を歩きまわっているなんて、まさに驚愕です。(笑)とは言うものの、あと10年も一緒に川を歩ける訳でもないので行ける間に一度でも多く一緒に行こうと思っていました。そこで今月は秋田の川へ久しぶりに行きましょう、ということで月曜日、昔の渓流パラダイスを再訪しました。


 夜行バスで早朝盛岡着。相変わらずバスではウトウトする程度。1時間ほどの睡眠で合流です。師匠も一人での釣行はご家族から許可が出ないので、今日は大手を振って釣りが出来る、ということでニコニコです。車で1時間15分ほどで田沢湖近辺まで来て3年ぶりにパラダイス到着。さっそくいつもの川へ入る準備です。




 最初の川は師匠お得意の川。ここは小渓で瀬が多く、淵は少なめ。瀬は師匠、淵はせんば担当で釣り上がります。入ってすぐ師匠が20センチほどのイワナをゲット。すぐにせんばもアタリをとらえるも、上がってきたのは小さめのイワナ。針を飲まれ、魚籠に入れます。やはり以前より人が入っているのか、以前ほどの反応はありません。それでも師匠あ浮き釣りなので、瀬でちょいちょいとイワナを掛けていきます。数か所目でせんばも淵で7寸ほどのイワナを上げてようやく一安心。


 自然の中はやはり最高です。この緑と清流の流れ、そしてマイナスイオンをふくんだ空気。歩くだけで寿命が延びる気がします。2時間ほど釣り上がり師匠が7匹、せんばが5匹とまずまずの結果。今日は3つの川を見たいので、次に向かいます。そこは最初に魚の多さに衝撃を受けた渓流。ただ、最近人が入るようになり、めっきり魚が減ってしまい4,5年は竿を出していない川です。ここの大淵が忘れられないせんば、敢えてこの川をリクエスト。1時間でもやってみようと入りました。

 温泉が流れ込むのか、ちょっと白濁とした流れも当時のまま。入渓してせんばは上流へ、師匠は少し下をやると言って別れます。始めてすぐのところでさっそくアタリ。上がったのは7寸を超えるイワナです。これは嬉しい再会。しばらく師匠を待ちますが、なかなか来ない。何かあった?と思って下ると大きな淵で師匠が粘っています。聞くと尺ものが喰ったけど針が外れたらしいのです。あまりに大きくて粘ったとか。(笑)


 それから二人で釣り上り、例の大淵に到着。ここまで釣ろうとドバを流すものの、ここには留守のようでした。魚影が少し復活したような感じがしたのでちょっと安心して竿をしまい、次の沢へ向かいます。ここは2年前にせんばが尺2寸を釣った川で、秋に良い川です。ここもせんばが上流、師匠が少しだけ下流を様子見です。20分ほどで大物を釣った淵に着きますが、今年は水も少なくてダメでした。そこから二人で上流を攻めます。

 やはり釣り人の形跡があり、魚も積極的に出てきません。やはり7月の釣りはこんなものです。それでも竿抜けポイントを見つけそれぞれ2匹ずつ追加して終了。師匠もさすがに6時間近くの釣りは大変そうです。この沢で熊対策のナタを落としてしまい、師匠も残念がっていましたが、戻る時に奇跡的にせんばが発見。師匠にご恩返しが出来ました。これで帰るのだろうなと餌も処分して車に戻りました。

 帰り道、師匠が堰堤工事の終わった沢の前を通り、「ここで少し竿を出そう!」と言い出しました。まさかの追加釣行。(笑)「疲れていません?」と聞いても大丈夫らしいです。餌を処分してしまったせんば、師匠のしまミミズをもらい、その沢を後ろからついていきます。すると15分ほどで二つ目の堰堤が見えてきましたが、そこでポンポンと師匠がイワナを二つ上げました。型も8寸サイズで今日イチです。

 堰堤の上に行きそうな勢いでしたが、身体が心配なので、そこで竿をしまってもらい盛岡に帰ることに。師匠、新しい沢で結果が出て大喜び。釣り人の性でしょうが、新しいポイントはワクワクしますね。次回は堰堤の上に行くそうです。(笑)結局この2匹はせんばがお土産でいただいてしまいました。せんばが8匹、師匠は11匹。そのうち4つもいただいて12匹のイワナをお持ち帰りとなりました。




 盛岡に帰る途中で、ミズを収穫。さらにお土産確保です。小岩井農場の近くの温泉で汗を流して、すっきりして駅に向かいます。師匠はよほどうれしかったのか、終始ニコニコ。ナタも戻ってきたし、言うことなしのようでした。ぜひ来年も、と誘われ「もちろんです!」とお約束。来年は春に盛岡の渓流をやろう、と約束です。それまでぜひお元気でいて下さいね、師匠。
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