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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

久しぶりの仙南の海(4月11日)

 桜も葉桜の季節となり、春カレイが呼んでいる気がします。仙南のきくしん丸さんの回数券があるものの、コロナで行けなくなって2年。毎年の恒例、ヒラメ釣りにも行けず、遠征のタイミングを見ていました。そこでカレイの時期に新幹線を利用して弾丸ツアーをすることに。一カ月以上前にえきねっとで予約すると35パーオフでチケットが買えます。福島まで行き、そこからレンタカーという比較的財布に優しいいつものコースです。


 ところが予約したものの、HPの釣果欄には「カレイ船」が出てきません。予約時に聞いてみたら、漁礁のカレイが全く釣れないとか。そのため根周りのカレイかメバルになるということ。せっかくなので数が欲しいせんば、久しぶりにメバル・根回りリレー船に乗ることにしました。日にちも決め打ちなので、潮回りまで確認せずに選択したのですが、これが最後まで響くことになります。



 店には集合時間の4時に到着。受付を済ませ、「お久しぶりです~」と挨拶。メバル用のサビキと錘などを購入して、乗船です。岸払いは4時半前。そこから1時間ほど走ります。やはり長時間なので、しっかり酔い止めは飲んでいますが、幸い波は無い予報。釣り場に着いてみると鏡のような水面。メバル爆釣したときは確かこんな感じだったなあ、と期待値マックス。


 さっそく仕掛けを投入。以前より錘が60号と重めを指定されます。根周りやカレイも40→50号にアップ。理由があるのでしょうか。さっそく1流し目でアタリです。続けて待っていると数回アタリを感じ、巻き上げます。なかなかの重さで上げてみると良型のダブル。これは幸先良いです。ところが周りでは反応が今一つ。所々で1つ上げている感じ。メバルは1流しごとに移動を繰り返し、根を狙います。しばらくするとまたまたアタリ。今度はそれほど重みもなく、小ぶりな奴が釣れました。

 今日の潮は若潮。トロトロと流れる程度で、釣り的には今一つな感じです。この予感がばっちり的中。「10分ほど移動しまーす」と渋いアタリを見て船頭さんが移動を決意。そこからは全く私にはアタリが無くなってしまいました。それでも左舷の一列のうち誰かのところに20分に一度くらいアタリが来る。そんな釣りとなり、船頭さんもいろいろなポイントを試し、移動を繰り返します。

 1時間ほど経って久しぶりのアタリでまずまずの型が上がりました。1時間半以上経過してまだバケツには4匹。これは金沢八景での渋いイシモチ釣りと同じかさらに悪いパターンかも・・・と思い始めます。爆釣している人は0。むしろ私の4匹はなんならトップを伺う勢いです。(笑)そこからはひたすら耐える時間帯。開始から3時間後には船頭さんが浅場へ向かう決意。20分ほど再び走ります。30mほどと浅くなって釣り始めますが、相変わらずポツリポツリ。せんばも沈黙を守っています。

 ここでも数回、移動を繰り返し、ようやくアタリ。今度も型はまずまず。ここでお隣さんが続けざまに3匹、2匹とゲット。あたるポイント、めちゃくちゃ範囲狭い。(笑)たぶんそのお兄ちゃんが7,8匹でメバルの竿頭。残り2時間余りで船頭さんからメバルを諦め、根を狙います宣言。ここではカレイ仕掛けの青いそめでアイナメ・カレイ等を狙いますが大物狙いで数は期待できないのは承知の上。

 根に気を付けながらアイナメを探します。以前やった時のうまいおっちゃんのマネをして範囲広く探ります。反対側でアイナメの良型が上がりますが、やはり30分に1匹ペース。1時間ほどはひたすら錘を小突きます。残り30分のアナウンスがあったころ、ちょっともぞもぞと違和感があり聞き合わせ。ん?何かいるなあ・・・と巻き上げます。魚は大きくありません。釣れたのは20センチちょいのアイナメ。針を飲んでいてキープ。でも飲んでなくてもキープしていましたね。

 最後まで大物には出会えず、タイムアップ。こんな日もあるんだなあ、と何人かの方と話しました。誰一人満足行く釣果の人はいませんでした。港に戻るとおかみさんが「今日はお土産あります~」とわかめを1袋ずつ配ってくれてました。関東では聞いたことがありますが、仙台の釣りでお見掛けしたのは初めてのこと。逆に良いもの見せてもらいました。(笑)


 結局メバルが5匹とアイナメ1匹。山形時代にナメタ狙いで4,5匹だった釣り以来の貧果となりました。潮を見て計画を立てないといけないなあ、とまた勉強に。次回はヒラメの季節になるでしょうか。帰りには満開の桜と、道端でアケビの新芽をつんで帰り、東北の春をちょっと楽しみました。帰ってから魚の処理が楽なこと。2日分の魚なので、余裕。年を取ってくると、適度な釣果というのも疲れを残さないポイントになるのかも、という感想を持ちました。それにしてもカレイの不漁。気になります。

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