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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

鶴見川でジャンボはぜ(10月28日)

 さいたま暮らしで海が遠いのにはだいぶ慣れました。山形時代は近くの渓流にちょこちょこ行くことが出来たのですが、今は海は遠いし、きれいな渓流はもっと遠くなかなか行けません。そんな埼玉県民ですが、はぜ釣りならば電車で行けるし、お手軽だし、釣って食べて美味しい。そんなはぜ釣り率がここ数年、各段にアップしました。今年は秋に涸沼のジャンボハゼを狙ってみましたが、釣れはしたものの、数が今一つ。そこで去年もチャレンジしたデカはぜで有名な、鶴見川に再チャレンジに行ってきました。

 28日月曜日はあいにく午前中早い間は雨マーク。鶴見川のハゼは上げ潮が釣れるらしいことはチェックしました。電車なので、荷物は最小限に。色々考えて、満潮の15時過ぎまで、雨の落ち着く11時前くらいからの4時間勝負の予定を立てました。少し早めに雨が止んだ埼玉の自宅を9時過ぎに出発。家内は仕事に、せんばは鶴見川へ。(笑)コンパクトに荷物をまとめて京浜東北線に乗り込みます。
 鶴見には10時半前に到着。ここから釣り場までは10分ほど。途中で青イソメを買って情報収集です。釣り具やのおばちゃんは足が辛そう。何とかお店は続けてほしいものです。ここがなくなると餌をどうするか問題が出てしまいます。釣れているか聞いてみると、「人による」との答え。まあ、そうですよね。釣れる場所を如何に見つけるかでしょう。去年の鶴見橋から今年はもっと下流へと歩いて、鶴見線の鉄橋近辺まで歩きました。

 何となく良さげな遊歩道を見つけ、そこの階段近辺で落ち着きます。ここは歩いて5分くらいにスーパーマーケットがありトイレも何とかなりそう。ちょい投げで、足元から深場まではぜを探し、いなければ何か所か周ろうと思います。この時期段々深場に落ちていくだろうから今回はハゼ釣りにしてはちょっと重い8号の錘も持参しています。最初はいつも通り、3号の錘で15mほど投げて手前まで探ります。生体反応がないままヘチを探ります。すると軽くプルプル、というアタリも乗りません。数回同じことが続いたので、これは小さいのかダボだと思い、今度は20mくらい投げてみます。




 前回の涸沼の釣りを参考に、投入後1,2分置いて、段々と手前に引いてくる感じ。するとブルル!と強めのアタリ。これには合わせられず、もう一回ブルルときたところで軽くアワセます。乗りました。けっこう引きが強く、はぜ感はありません。むしろシロギスのような感覚。釣れたのは今年の一番、18センチほどのハゼ。これはまさしく鶴見川サイズです。続けて20m近辺から手前に引いてきますがアタリはありません。25mくらい投げるとアタリますが、今一つ乗らず「あー!」って心の中で叫んでいました。(笑)


 ここまでで1時間。そこで、ちゃんと30m投げるために錘を8号にアップ。3色ほど投げてさびいてくるとブルっとか、ゴン!とか生体反応が出まくります。なかなかタイミングが取りにくいものの、ポツリポツリと釣れ出します。たまにいきなり糸ふけが発生し、おやおや?って巻いてみるとハゼが食い上げ状態だったことも数回ありました。どれも17,8センチで釣りごたえあります。

 本格的に潮が動き出してきたようです。一旦休憩がてらスーパーマーケットでトイレを借りて、おにぎりを買って休憩。時間は1時。ここまで2時間で4匹です。それからは投げるたびにアタリがあります。大体1,2分待っているとぶるるってきますが、乗らないことも多く大体5割くらいの打率。一番釣れた1時から2時の間で5匹釣りましたがアタリは倍くらいありました。それでも反応があるのは嬉しいです。

 調子良いタイミングで、「どう?釣れる」っておじちゃんが見学に。聞いたらクロダイ釣り師とのこと。地元の方のようで色々教えてくれます。ただ一番良い時間帯でおしゃべりにお付き合いしていたので、2匹追加したところで時合が終了。本格的におしゃべりしておじさんはお帰りになりました。潮どまりが近づいてきてアタリも減り、何とか一つ追加したのが2時45分。その後はアタリも無くなって、予定通り3時過ぎには撤収。

 やはり情報通り、船道の深いところに居る、ということと、上げ潮で動いている時がチャンスみたい。釣れれば18センチクラスなので10匹も釣れたら大満足。この日は一番小さいのが14センチ、最大は20センチでした。自宅に戻り数えてみたら12匹。捌いてみると立派な天ぷらサイズ。これは楽しみ。おそらく11月は更に深場に落ちるので、夕方から半夜釣りでやればまだまだ釣れるような気がします。天気次第ですが、もう一度試してみたいなあ、と思った鶴見川のジャンボはぜでした。
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浦安でハゼ(9月30日)

 9月になって3回目の釣り。そのうち2回ははぜ釣りなのですが、今回は陸っぱりの釣りを友達と行く約束をしていました。去年江戸川で桟橋からのはぜ釣りでデビューした彼ですが、今回はもう少しのんびりとはぜ釣りを楽しんで2,30匹くらい天ぷらと唐揚げ用にお持ち帰りをする段取りにしました。釣り終わりにはビールで乾杯してから解散、という何とも贅沢な秋の一日になる予定です。
 ところが数日前になっても江戸川の青潮は収まらず、釣果はパッとしない日が続いています。釣れる場所を探すだけで1日が終わってしまいそうなので、慌てて情報収集。木更津が釣れている、という情報と浦安の境川でも小さいけどそこそこ調子が良い、という状況でした。木更津は遠いし、帰りに飲むなら近い浦安一択でした。(笑)


 とは言うものの浦安でのはぜ釣りは学生時代以来45年ぶり。とりあえず釣り具屋さんで餌を買って情報収集かな、という感じで地下鉄東西線の浦安駅に降り立ちました。天気は曇りベースでたまに小雨が混じるような。10時半過ぎに着いた時には小雨でした。7,8分で釣り具屋さんに着いて、餌と針を購入。情報では小ぶりながらも釣れているとのこと。水門がありその上流と下流と2か所ほど探ってみようという作戦を立てました。

 歩いて10分ほどで水門上流のテラスに到着です。今回友人は新しいちょい投げ竿の使い初め。魚を釣って、魂を入れなければなりません。仕掛けを作ってはぜ天秤に2号の錘。針は6号のハゼ針。さっそく手前から釣りはじめます。深さは6,70センチというところ。手前でアタリがありますが、小さいのか釣れません。数回やってみてようやくヒット。7センチくらいの唐揚げサイズでした。友人も釣り始めるものの、アタリも少なく、あっても乗らないことが続きます。

 場所を変えつつ、探ってみます。時々釣れてくるのは唐揚げサイズのミニばかり。30分くらいで5匹くらい。友人もようやく1匹。これは10センチほどの天ぷらサイズ。無事に魂が入りました。雨も上がって段々と暑くなってきます。地元の方も声を掛けてくれて、ポイントも教えてくれました。アタリは続き、前回行った涸沼の渋さに比べたら格段に楽しいです。(笑)
 1時間半ほどで場所を移動することにします。何せサイズが小さい。もう少しサイズアップを狙って、今度は水門の下流を目指します。竿を片手に歩くこと15分ほどで同じような親水デッキに到着。釣り具屋さんからは下流域は牡蠣殻が多くて面倒だよ、と聞いていましたが見ると確かに牡蠣が目視出来ます。これは注意しながら釣ろうと声を掛け、再びの釣り開始。試しに仕掛けを落とすとたちまちヒット。入れ食いです。上流部よりやや大きめのハゼ。

 友人にはナイロン糸のリールだったので、PEラインのリールを貸し出して、違いを感じてもらいます。この場所にはそれが正解だったのか、アタリを取ってしっかりとハゼを釣りあげます。友人のハゼはなぜか天ぷらサイズが多め。それでも1時間ほどは入れ食いが続きます。針がかりしないことも多く、餌だけ取られたり。2人で「あー!」っとお決まりの声を上げたり。

 それでも段々とアタリの間隔が伸びてきます。16時が潮どまりなのですが、15時くらいからそれが顕著。それでもポツリポツリとハゼを拾います。バケツのハゼを数えながらクーラーに入れつつ釣り続けます。残り1時間ほどでせんばは目標の30匹を超えます。あとは釣って友人にお土産を、と頑張ります。後半はアタリが減ったものの、終了まで7匹を追加。友人は15匹。それでも去年よりは自分で釣った感があるとのこと。お土産に7匹進呈して22匹お持ち帰りです。

 今回は全体的に小さめで、30匹持って帰り7匹を天ぷら。残りは唐揚げになりました。捌く量も少ないと分かっていたので、竿をしまってJR新浦安まで5分ほど歩いて武蔵野線直通電車に乗ったらあとは南浦和まで乗りっぱなし。釣り仲間と良くいくお好み焼きのお店で乾杯して解散しました。釣りからの一杯もたまりませんね。釣った魚は翌日捌いて、天ぷらと唐揚げ。連日のビールにピッタリでした。のんびり、まったりと秋の一日をハゼと戯れる。とっても豊かな休日となりました。

懐かしの涸沼ハゼ(9月14日)

 先週は久しぶりに山形の渓流魚と再会出来、満足して埼玉に戻りました。その週末、土曜日の貴重なお休みをいただき、釣り友と涸沼のハゼ釣りの予定を入れておりました。週間天気予報だと曇り時々雨だったのですが、近づくにつれて好転していき、前日の予報は晴れ時々曇り。その代わり30度を軽く超えて、もしかしたら猛暑日というコンディション。早めに出発して涼しいうちに釣果を上げよう、ということでせんば家を4時出発。まんすりーさんが車を出してくれ、さっかさんとoiさんの自宅経由で涸沼を目指します。


 高速を使ってちょっと迷いながらも釣り具店に着いたのが5時半ころ。餌の青イソメを買って、昨年の爆釣ポイントへ向かいます。他の3人はお盆あたりに釣査に来たそうですが、その時は渋い釣りになったとか。あまりに釣れず、昼前には撤収したとか。まあ季節が進み、今日は期待できそうです。

 さっそく仕掛けを作り、oiさんに場所のレクチャーを受けます。ハゼなので、そんなに難しいことは無さそう。と思ったのですが、なかなかアタリがありません。他の3人も同様。これは前回よりも渋いなあ・・・なんて声も。手前でも投げてもアタリもなく、30分ほどが経過。せんばは一度だけ小さいアタリがあるものの、たぶんミニサイズで食わず。ここではさっかさんが1匹だけ釣りましたが、リリースして場所を変えることにしました。

 これはまだ暑いから下流の方に居るのでは?ということでグーグルマップを眺めながら場所選び。ここはまんすりーさんにお任せ。涸沼川を少し下ったポイントに入ります。流れはあるものの、良さげな雰囲気。ここではさっかさんとoi
さんがポツリポツリと釣ります。サイズはまずまずで、涸沼サイズよりは小さいものの、江戸川サイズよりかなり大きめ。せんばとまんすりーさんは相変わらず苦戦です。ここも1時間半ほどであきらめます。ここでの5匹ほどの釣果をせんばがいただいてしまいました。
 一気に那珂湊港へと場所を変えます。水戸時代、ここでハゼを釣って、マゴチやヒラメを狙ったのが懐かしいです。でもハゼがなかなか釣れなかった印象が。実際に釣りをしてみますが、一回だけぶるっとアタリがあったものの、ここでは誰もハゼを見ることが出来ず、涸沼の公園へ戻ることに。

 8月に3人が来たキャンプ場。最初のポイントが一番良く、ここはそれほど釣れなかったみたいですが、とりあえず釣ってみましょう。ここでもさっかさんが一番手。けっこうさびかずに、待っていると釣れるみたい。食いが悪いのでそれが正解かもしれません。せんばも少し長めに待っているとようやくのアタリ。ここで本日の1匹目。Oiさんは歩いて先の方へ行きますが、1匹ゲットして戻っててきました。ここでは3匹。何となく、4人で「つ抜け」を目指す感じです。(笑)

 次はむかーし、水戸時代にはぜ天オフ会をした貸しボートに乗れる公園。25年ぶりくらいの再訪です。ここではさっかさんと私がクロダイの子、チンチンを釣って今日イチの引きを楽しみました。1時間ほどでそれぞれ1匹ずつ釣って最後に朝イチの場所を見て帰ろう、ということに。まんすりーさんは今日初めてのハゼだったそうですが、余りに小さくてノーカウントだそうです。ここで3匹。

 で、最初のポイントでラスト。ここで長めに待っていると久々のブルルっ。けっこう良いサイズのハゼが釣れました。まんすりーさんもまずまずのサイズゲット。これは!と思い続けますがアタリがあり、めちゃくちゃ良い感じの引きで20センチサイズか!と思った途端にすっぽ抜け。「あーっ!」と声が出てしまいました。結局その2匹で終了。4人合計で13匹というハゼ釣りにしては厳しい結果となりました。皆さんのご厚意でハゼをいただいて、その日はハゼ天と山形蕎麦。

 帰りに皆さんがお勧めのスーパー、「ベルクス」でメヒカリとヒラメの刺身を購入したので豪華な晩ご飯となりました。涸沼サイズのハゼはどれも江戸川では最大クラス。天ぷら用に捌くのも楽。味はあっさりで江戸川ハゼとはちょっと違う、と皆さんがおっしゃるのも分かる感じ。

 ボート屋のおやじさんと釣り人と少し話しましたが、ボートでも2人で20匹ほど。大きさはあまり変わらないそう。あまりに暑くて魚も「夏バテ」だよ、とおやじさん。1か月ほど前の気候と変わらないらしいです。釣れるとしたら来月かなあ・・・なんて商売っ気無いこと言ってました。(笑)

 釣り友曰く、去年が爆釣だったから、これから涸沼にハゼが上がって来るのか、今年はそもそも個体が少ないのか分からないらしいです。可能なら秋が深まったあたりで確かめに来ないといけませんね。それでも今回は色々ポイントを巡り、おしゃべりしながら楽しめたので、良い1日となりました。皆さん、お世話になりました。またお願いします。

懐かしの渓流(9月10日)

 今年の貴重な夏季休暇は東北の友人たちに再会しようと予定を立てました。3日目には山形で午前中だけ時間が取れそうなので、これはいつも行っていた川にも挨拶するしかない、ということで10日火曜日に行ってきました。5月に生まれた初孫のお食い初めにイワナを釣って、持参するという個人的な目標もあり、気合をいれて荷物をまとめました。

 自宅のそばにドバが取れるポイントを見つけ、出発の前の朝に30匹ほどゲット。ところが虫かごに入れすぎたのか、翌日には全部死んでいました。15匹くらいずつ入れていた前回は大丈夫だったのに、荷物を少なくしようと横着したのがまずかったかも。餌は現地の上州屋さんで買うことに。前日も車を借りて運転をしたのでアルコールも取らずに、節制して当日を迎えます。(笑)ただ、駅に隣接する霞城セントラルという立派な建物の中に入っている「ワシントンホテル」宿泊だったので朝5時前に出発という、ちょっともったいない宿泊に。その分家内がゆっくりとホテルを満喫したようです。

 早朝から川に入り、昼には家内と合流予定。2年ぶりの川ですが、去年の豪雨の影響が心配でした。5時半ころに入渓。少しばかり川沿いを上っていきます。と、ミズのむかごが群生しているところを通ったので、最初に採ることにしました。貴重な山菜ゲット。10分ほど進んだところから釣り開始。購入したミミズ(大)を使ってみますが、最初はアタリがありません。サクサクと釣り上がっていきます。1時間ほどやりましたが、小さいサイズのがつついた程度であまり良くありません。

 それでもようやくアタリが出始めて、イワナをゲット。6寸サイズ弱でちょっと小さい。続けて更に小さいのが釣れます。針を飲んでしまいやむなく籠へ。川はおおむね昔通りですが、たまに枝が折れて川に倒れこんで少し釣りにくい場所もありました。それでもいつもの川に癒されつつ釣り上がります。

 ポツリポツリをアタリはありますが、小さくて食わないのでしょう。途中でぽちゃん、というのもありオートリリースは以前と同様。入渓点から退渓点の中間くらいでようやくまずまずのサイズを追加。還暦を迎えたせんば、足が上がらなくなってきたのか、けっこうしんどい釣りです。苦労しながら釣り上がります。以前工事をしていたところは建物が建ち、川べりにデッキチェアが置いてあってなんか良い感じに。人が入りやすくなったのかもしれません。
 毎回釣れるポイントも今年は沈黙。今年魚が減ったのか、使っている餌がドバではないからなのか・・・。これは来年以降に試してみる必要がありそう。それでもその上の淵で、今日イチの引き。後半トルクが弱くなってきて、上げたらやはりニジマス。8寸弱はありそうです。これでお食い初めの魚は大丈夫でしょう。

 イワナを追加して10時半。そろそろ退係点が見えてきました。最後の淵を流してハラワタを抜こうと考えつつ一流し、二流し。で、ガツンと餌を食って走り出します。ちょっとビックリしたものの、慌てずいなして、腰を落として引き上げます。まあ、それほど大物ではないものの、やはり8寸サイズのイワナ。ここでこれだけ大きいのが釣れるとは思ってもいなかったので、びっくり。入退渓点は釣れないか、小さい、というイメージでした。これで一旦釣れた6匹を捌いてクーラーへ。

 30分ほど待ち合わせまで時間があったので、もう少し上流部分を下見に。ところが今まで無かった工事用の建物が建っていました。人の気配はなかったものの、渓流魚にとってはちょっとマイナスかもしれないなあ、と見てきました。今回はドバが手配出来ずの釣りでしたが、懐かしい風景と、お食い初め用の魚もゲット出来たので、満足いく釣りとなりました。いつかは源流の釣りも再び行ってみたいですが、ちょっと足元が不安。(笑)頑張って体力を落とさないようにしないとです。


スパルタ釣り教室(7月22日)

 先週のハゼ釣りに続いて禁断の2週連続釣行です。(笑)埼玉に来てからなかなか月に2度は竿を出せませんが、梅雨後半に2度目のイサキ船を予約していたものの、天候が悪く22日に延期しておりました。今回はレンタカーで、一人で電動リールを使いこなし、アジとイサキをゲットする、というミッションです。
 前日夜に自宅を出発。少しだけ高速を使い、千葉県内はほぼ一般道を走り、午前0時前に道の駅鋸南町に到着。ここで4時間ほど仮眠を取ります。エアコンをつけたり消したりしながら3時間くらいは寝られたようです。顔を洗って、酔い止めを飲んで、今日の船、勝山港庄幸丸さんを目指します。お正月に割引券をいただき、年に2回だけお安く船に乗れます。4時半に受付して、仕掛け購入。気がかりなのは一昨日からイサキがサッパリダメ、という情報。やはりそのようで、アジの仕掛けを多めに買うように勧められました。おまけに2名予約があったものの、1人キャンセル。せんば1人だけの釣りに。もう一艘はワラサ・ブリ船。こちらは7、8名いるようです。


 ちょっと申し訳ないなあ、と思いつつ5時に岸払い。最初はアジを狙います。厳しい船長さんなのですが、何とか釣らせてあげよう、という思いを感じているので今日は教わるつもりで頑張りましょう。で、さっそく85mのタナを指定されます。数回やってみるものの、タナが微妙に違うようでさっそくのダメ出し。「ちゃんと目視して数えること!」と教わりますが、何かに気づいた船長。電動リールのPEラインのスタートがぴったり10mラインでないことを指摘。一回ずつPEを切っていたせんば、数えてはいたものの、ピタリと合っていなかったようです。「誰にも教わらなかったか?」と呆れられ、PEラインとスイベルの結び方を教わってしまいました。「金輪際切ったらダメだ!」と怒られて釣り続行。

 その後はしっかりタナも取りやすくなり、アタリも頻発。25センチを超えるアジが続けて釣れます。船頭さんも船を操りながら、仕掛けを下ろし置き竿で次々とかけていきます。釣ったアジは生け簀に入れていたので、餌の確保かもしれません。コマセワークもたまに指示をもらいつつ、アジを釣っていきます。不思議と今日はサバが混じることがなく、デカアジをダブル・トリプルで釣ります。1匹ずつ〆ながらバケツに入れていると、「海の水が温かいから、クーラーに入れて冷やしなよ」とアドバイス。数えつつクーラーに入れていきます。その後はほぼ入れ食い状態になって忙しい時間を過ごします。トリプルの時は船頭さんに写真も撮ってもらいましたが、いざ!という時に1匹外れてしまいました。
 3時間ほどでアジからイサキに行こう、とのことで仕掛けの変更と、アジを全てクーラーに入れます。大体20匹ちょい、という感じでした。20分くらい走る間におにぎりを食べ、熱中症対策に麦茶と塩飴をなめます。イサキは最近群れはいるものの、食い気が無いらしくちょっとハードルが高そう。タナは20mということで、さっそくチャレンジ。イサキのコマセワークはアジとは違うようで、ダメ出しをもらい修正しながら続けると「当たってる!」と船頭さん。「竿先見てなきゃだめだ」と注意され、リールを巻くと小ぶりなイサキが付いていました。

 続けて投入すると、今度はすぐにアタリ。もう1匹追加。これは調子出てきたか?と思われたのですが、ピタリとアタリが止まってしまいます。どうやらコマセワークが違っていたようで今度は手取り足取り?教わります。何となくわかったのですが、いかんせん前回の爆釣の時よりも渋いです。30分やって一度アタリがあるかどうか。その後2回ほどアタリますが、巻き上げの途中でふっと軽くなってしまい、見てみると糸が切られてます。背びれか何かで切られたのかも。2時間ほど頑張ったのですが、その後追加もなく船頭さんからもう一度アジをやろうと勧められ、深場へ。

 30分ほど教わったコマセワークで誘うものの、アタリもありません。「群れが散ったなあ…」と船頭さん。少し早いけど上がろう、と言われ納得のせんば、「お世話になりました」と納竿。この日はアジ22匹とイサキ2匹で終了しました。それでも大きなアジだったのでお土産には十分。釣り友におすそ分けは出来ないものの、しっかりとアジのタタキに、塩焼き、アジフライと楽しむことが出来ました。

 今回の収穫は何といってもPEラインとスイベルの結び方を学んだこと。これで糸で深さをチェックしやすく、タナを間違えることが減るはずです。今までタナをしっかりとる釣りをあまりしてこなかったせんば、良い勉強になりました。初心者の相手をしてくれた船頭さんも大変だったでしょう。来年、しっかり学んで出直してきます、と別れ際に挨拶して帰りました。来年も割引券もらえると良いなあ。(笑)