夫婦でアジ船(5月10日)
最近はコロナの影響で、海釣りがブームになっているとか。確かに密にはなりにくいし、自然に抱かれて、癒しの時間になるのは間違いありません。そんなテレビを見ていた家内が、「釣りに一緒に行こうかな?」と言い出しました。山形時代に小鯵のサビキ釣りは経験ありますが、それ以外はしたことはありません。そもそもイソメ類に触れないので、出来る釣りも限られます。アジ船だと赤タン餌なので、一緒に行ってみる?と聞いたらチャレンジしてみたいとのこと。ちょうど黒川丸さんの割引はがきもあるので、半日船に二人で9千円で乗れちゃいます。さっそく潮が良さげな月曜日に予約を入れました。
楽な日程を、ということで午後船をチョイス。自宅を9時過ぎに出れば間に合うので余裕です。電車釣行でしたが、金沢八景には11時半には到着。受付をして準備をしても時間があったので、持って行った焼きそばを待合所で食べました。12過ぎに船に乗り込み、さっそく準備です。貸竿を渡してレクチャー。簡単に仕掛けを説明します。あとは実際やりながらでしょう。月曜なのでお客さんは少ないかも、と思っていたら我ら夫婦と、ベテランぽいお姉さん。3人での出船となりました。
せんばはロッドキーパーをセットして、家内のお世話しながら釣る体制。大潮ということで、午前中は流れが速くて難しかったそう。家内が初めて、と船頭さんい言うと、じゃあ浅いところでやるから、と言ってもらい午後は近場を攻めることに。25mくらいの深さでスタート。餌の赤タンを付けて、コマセかごにイワシのミンチを詰めて、リールのクラッチを切って・・・・・ととりあえず、一連の動きを教えます。大体わかったようなので、せんばも竿を出してコマセをまきます。
10分くらいまくものの、魚が寄ってこず、場所移動。同じく25mほどのところで釣ります。と、2投目くらいで横のお姉さんが小さめのアジを釣ります。続いてせんばもアジ。ポツリポツリとアタリがあり、小さいアジのダブルも。と、横を見ると家内もなんか釣れたような巻き方。1匹目はせんばが取り込みますが、意外に23,4センチの十分なサイズ。けっこう重かったようです。それでもアタリが遠くて、船頭さんの判断でもう少し浅い方へと向かいます。
今度は21mのポイント。魚影が出たり、なくなったりで小まめにコマセをまいてねー、と船頭さん。ここでは3回目くらいからアタリが出始めます。根がある場所で、今シーズン初めてやる場所だそう。ここでは家内が釣っていきます。しかもすべて20センチオーバー。せんばはまだ小鯵主体。それでも時速5、6匹くらいのペース。
しばらくすると今度はせんばに大きめのアジが釣れてきます。一転、家内の方は小アジに。不思議なものです。横のお姉さんはコンスタントにアジを上げています。船頭さんに「もっとしっかりコマセまきなよー。」とハッパをかけられます。(笑)
釣れるペースが落ちてくると、家内の顔が曇りつつあるので、様子を聞くとちょっと気持ち悪いとか。船酔いのきざし?遠くを見て、釣るようにアドバイス。それでもラスト1時間ほどはまたアタリが出だして、忙しく船酔いはどっかにいってしまったみたい。このあたりになると、自分でコマセをまいて、アタリを取って、取り込みまで一人で出来るようになりました。
せんばもラストスパート。数匹のバラシはあったものの、ラスト30分で5、6匹追加。終了直前が一番良い時間帯、という船釣りあるあるでした。結局家内は15匹、せんばは19匹とまずまずの釣果。大小交じり、自宅で見てみると3分の1は南蛮サイズの小。3分の1は塩焼きサイズの中。そしてもう3分の1が刺身サイズ。
船から上がると、気持ち悪いのも完全になくなり、「あー楽しかった!」と満足そうな家内でした。次回は気候の良い秋かなあ、なんて自分で言っていたので、船釣りの楽しさを体験できたようです。まあ、イソメを触れないので、しばらくはアジ釣り限定かもしれません。