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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

夫婦でアジ船(5月10日)

 最近はコロナの影響で、海釣りがブームになっているとか。確かに密にはなりにくいし、自然に抱かれて、癒しの時間になるのは間違いありません。そんなテレビを見ていた家内が、「釣りに一緒に行こうかな?」と言い出しました。山形時代に小鯵のサビキ釣りは経験ありますが、それ以外はしたことはありません。そもそもイソメ類に触れないので、出来る釣りも限られます。アジ船だと赤タン餌なので、一緒に行ってみる?と聞いたらチャレンジしてみたいとのこと。ちょうど黒川丸さんの割引はがきもあるので、半日船に二人で9千円で乗れちゃいます。さっそく潮が良さげな月曜日に予約を入れました。



 

 楽な日程を、ということで午後船をチョイス。自宅を9時過ぎに出れば間に合うので余裕です。電車釣行でしたが、金沢八景には11時半には到着。受付をして準備をしても時間があったので、持って行った焼きそばを待合所で食べました。12過ぎに船に乗り込み、さっそく準備です。貸竿を渡してレクチャー。簡単に仕掛けを説明します。あとは実際やりながらでしょう。月曜なのでお客さんは少ないかも、と思っていたら我ら夫婦と、ベテランぽいお姉さん。3人での出船となりました。




 

 せんばはロッドキーパーをセットして、家内のお世話しながら釣る体制。大潮ということで、午前中は流れが速くて難しかったそう。家内が初めて、と船頭さんい言うと、じゃあ浅いところでやるから、と言ってもらい午後は近場を攻めることに。25mくらいの深さでスタート。餌の赤タンを付けて、コマセかごにイワシのミンチを詰めて、リールのクラッチを切って・・・・・ととりあえず、一連の動きを教えます。大体わかったようなので、せんばも竿を出してコマセをまきます。



 

 10分くらいまくものの、魚が寄ってこず、場所移動。同じく25mほどのところで釣ります。と、2投目くらいで横のお姉さんが小さめのアジを釣ります。続いてせんばもアジ。ポツリポツリとアタリがあり、小さいアジのダブルも。と、横を見ると家内もなんか釣れたような巻き方。1匹目はせんばが取り込みますが、意外に23,4センチの十分なサイズ。けっこう重かったようです。それでもアタリが遠くて、船頭さんの判断でもう少し浅い方へと向かいます。

 

 今度は21mのポイント。魚影が出たり、なくなったりで小まめにコマセをまいてねー、と船頭さん。ここでは3回目くらいからアタリが出始めます。根がある場所で、今シーズン初めてやる場所だそう。ここでは家内が釣っていきます。しかもすべて20センチオーバー。せんばはまだ小鯵主体。それでも時速5、6匹くらいのペース。




 

 しばらくすると今度はせんばに大きめのアジが釣れてきます。一転、家内の方は小アジに。不思議なものです。横のお姉さんはコンスタントにアジを上げています。船頭さんに「もっとしっかりコマセまきなよー。」とハッパをかけられます。(笑)

 

 釣れるペースが落ちてくると、家内の顔が曇りつつあるので、様子を聞くとちょっと気持ち悪いとか。船酔いのきざし?遠くを見て、釣るようにアドバイス。それでもラスト1時間ほどはまたアタリが出だして、忙しく船酔いはどっかにいってしまったみたい。このあたりになると、自分でコマセをまいて、アタリを取って、取り込みまで一人で出来るようになりました。



 

 せんばもラストスパート。数匹のバラシはあったものの、ラスト30分で5、6匹追加。終了直前が一番良い時間帯、という船釣りあるあるでした。結局家内は15匹、せんばは19匹とまずまずの釣果。大小交じり、自宅で見てみると3分の1は南蛮サイズの小。3分の1は塩焼きサイズの中。そしてもう3分の1が刺身サイズ。

 


 船から上がると、気持ち悪いのも完全になくなり、「あー楽しかった!」と満足そうな家内でした。次回は気候の良い秋かなあ、なんて自分で言っていたので、船釣りの楽しさを体験できたようです。まあ、イソメを触れないので、しばらくはアジ釣り限定かもしれません。

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春の盛岡遠征(4月19日)

 関東では桜の花も終わり、藤の花が真っ盛り。東北の渓流も最高の時期だろうな、と思っていました。コロナがどうなっているか不透明ではありましたが、3月に盛岡の師匠と弾丸渓流ツアーの相談をしており、ダメもとでえきねっとの予約をしておりました。夜行バスで朝着いて、そのまま渓流。温泉で汗を流して夕方の新幹線で帰る、という釣りのみに特化したツアー。それもうまく取れたら新幹線が半額の7000円で乗れるのです。幸い50%オフの7000円チケットは取れ、行きのバスも予約OK。あとは非常事態宣言下でないことを祈るのみでした。

 

 とりあえず、宣言もない状態なので、日曜日の夜から盛岡行き決行。現地では師匠としか会わないし、山の中なので感染の心配はなし。マイナスイオンをたくさん吸って、免疫力が逆にアップして健康になりそうな感じです。相変わらず夜行バスではあまり寝られませんが、6時過ぎに現地着。そのまま師匠に拾ってもらい渓流に向かいます。去年は秋田方面でしたが、今回は宮古方面。自動車専用道路が出来てアクセスは便利になったそうです。

 

 7時半前にはいつもの川に到着。春の釣りはどばみみずが取れないので、師匠にお願いして縞ミミズを二人分取ってもらいました。最初の場所はアタリもなく、既に師匠が釣ってしまっているので(笑)そこから上流へ移動。さっそうく二人ともイワナの出迎えを受けます。1年ぶりで調子が分からず、仕掛けをひっかけたり、ぽちゃんと手前で落としたりしながら、徐々に感覚を思い出します。



 

 昨日の雨で水量が多く、淵ごとでアタリがあり、すぐに5匹くらい釣れてしまいました。師匠はさらにハイペース。とりあえず今日は20匹釣ってあとはせんばに釣らせて下さるそうです。けっこう型も良くすぐに魚籠がいっぱいになるかも・・・と思っていたら、途中からパタリとアタリが無くなります。道路を越えたところなので、そこから人が入った後だったみたい。前日が日曜日なので仕方ありませんね。


 

 それでも久しぶりの渓流歩きをしながら、自然を満喫します。途中でコゴミを見つけてリュックに入れます。しばらく上ると再びアタリが出始めます。サイズは小さめですが、師匠はポンポン上げていきます。2時間半ほどで最初に分けた餌が二人とも無くなってしまい、川を変えることに。一旦腹を抜き、車へと戻ります。この時点でせんばは9匹、師匠は18匹。さすがですねー。



 

 今度は川を変えて、去年爆釣したという川へ。缶に入れてある餌を補充して川に入ります。こちらの川は水量がさらに多く、ちょっと釣りにくいです。しかも先行者がいたのかアタリもほとんどありません。師匠と1匹ずつ釣って早々に撤退。聞いたら去年爆釣の後、熊を見かけたそうで、釣れないし怖いから場所替え・・・とか。(驚)まあ、二人で行動するし、ピストルもあるし大丈夫とは思いますが。



 

 で、3本目の川。80歳になる師匠はここでしばし休憩モード。20匹まであと1匹なので、せんばに下から登っておいで、と車の近くで待っているそう。ちょうど上から釣り場が見えるので、見失う心配もないので安心なのでしょう。さっそく川に入り、淵を狙って釣り上がります。アタリはそれほどないものの、釣ったりバラシたりしながら40分くらいで師匠のところへ戻ります。「2匹釣って2回バラシたでしょう(笑)」とお見通し。



 

 そこからさらに上流に向かいます。師匠も一緒に今度は川へ。ラストの1時間ほどです。ここは尺クラスが出る場所のようで、釣り始めてすぐに師匠が大物をゲット。尺あるかないかのイワナで、今日イチ。せんばもアタリが増えたので順調に数を伸ばします。満足した師匠はせんばの後ろからゆっくり付いてきてくれ、どんどん釣らせてくれます。8寸超えも釣り上げ、道とぶつかる前で最後にしようと魚を捌き始めます。やっておくよー、って処理をお願いしている間に最後の1匹を釣っておしまい。結局後半は8匹で合計17匹。師匠は3つ追加して21匹。後半はほとんど接待のような釣りをさせていただきました。



 

 それから盛岡へ戻り、師匠の秘密の山菜採り場へ寄って、この時期旬のわさびを取りにいきます。けっこう街に近い意外な場所にわさびが群生しており、知る人もあまりいない感じでした。袋一杯わさびを取って、温泉へ。師匠お気に入りの網張温泉。ここ数年、釣りの後はこの温泉です。日によってお湯の色も違って、露天風呂からの景色も最高。疲れも取れるし、リラックスできます。その後盛岡駅まで送っていただき、新幹線へ。ビールの飲みながら2時間かからず大宮に到着。本当に楽です。


 


 自宅に戻り、イワナを洗って、保存。迷惑そうな家内にお願いしながら、わさびを処理して仕分け。盛岡土産の盛岡冷麺が効いたかなあ。(笑)師匠も高齢なので、いつまで一緒に釣りが出来るか分かりませんが、80にして楽々渓流を歩ける師匠、しばらくは大丈夫でしょう。桜の花がさくころの遠征、来年も実現させたいものです。



2月のイシモチ船(2月22日)

 立春が過ぎ、段々と温かくなるこの時期ですが、同時に花粉の飛び始める季節でもあります。海の上だとまだ比較的花粉も少ないかも、と今年2度目のイシモチ船に乗ってきました。お正月にもらった黒川丸さんの2000円割引券を使わないともったいないし、一緒に行った釣り友がイシモチの美味しさに目覚めて(笑)再びのチャレンジとなりました。





 

 今回は平日の月曜日のため、竿を2本出そうと作戦を立てました。前回はアタリが少なく、もう少し釣果をアップしたいと思ったからです。当日船頭さんに相談、とのことで話をしてみましたら、一応大丈夫とのこと。でもうまく扱えないと却って釣果が落ちるよ・・・とのこと。人数が少なかったら2本出す予定で船に乗り込みます。





 

 平日なので、7名の乗船。けっこう余裕があり、2本出せそう。予定のお客さんがそろったのか15分ほど早めに岸払いです。前回は猿島沖の50mの深場でしたが、今日は本牧沖で30mほど。20分ほど走って釣り開始です。釣り友A山さんと並んで左舷胴の間に入りました。左舷に4名、右舷3名。かなりゆったりです。

 

 8時ころ開始。1本を置き竿にして、もう一本を手持ちに。両方出したと思ったら置き竿にアタリ。幸先良くスタートです。しかしアタリは続かず、場所を変えます。こまめに移動して群れを探している感じ。後で船頭さんに聞いてみると魚探も参考にするけど大体冬場に集まっている場所が決まっているからそこを巡る感じらしいです。



 

 次のポイントで置き竿にヒット。1月の時よりアタリは多いような気がします。それでもかじられて針がかりしない、ということも多々あります。A山さんも何回か空振り。それでも1時間ほどで二人とも3匹ずつ釣れました。時速3匹だと今日の目標は15匹かなあ、と竿を振ります。ようやく手持ちにも釣れますが、こちらはカレイ竿でちょっと硬め。置き竿の柔かい方がヒット率が高い感じです。




 

 2時間ほどで小移動。5分ほど走ります。バケツには4匹のイシモチ。若干ペースダウン。それでもそこでポツポツと釣れてくるようになりました。ただ、サイズが小・中型主体。大きいものはあまり釣れません。突然釣り友にアタリラッシュ。手持ち、置き竿、ダブルでヒット。置き竿を上げてみるとイシモチもダブル。再び手持ちにヒット。あっという間に4匹追加でした。せんばは相変わらず置き竿4・手持ち1の割合で釣れてます。置き竿がぐぐっとしなるもヒットならず、という場面を何回も見ました。食い込みが下手なイシモチ釣りらしいです。(笑)



 

 残り2時間となり潮止まり。なぜかそのあたりからせんばにアタリが続きました。サイズも大型主体となり、刺身ゲットです。A山さんは逆にアタリがパタリと止まり、せんばの右となりの方も前半に比べてペースダウン。同じ左舷なのに不思議な現象です。残り1時間となり二人とも14,5匹というところ。ラスト1時間です。




 

 ここでまた10分ほど移動して、11月に来たポイントに入ります。確かその時もここはアタリが続いたのでちょっと期待です。まずは置き竿で使っていた柔らかい方の竿を使って様子を見ます。するとすぐにアタリ。やはり手持ちで釣る方が楽しいですね。続けて2匹上げて、ラスト1時間は1本で行こうと決定。アタリが多い時はたぶんこの方が効率が良いはず。

 

 仕掛けを落として少しすると明確なアタリ。入れ食いに近い感じ。イシモチ釣り初のダブルでした。釣り友に写真を撮ってもらっていたら、船頭さんにもカメラを向けられ撮影。HPに載せていただきました。(2度目)そこからしばし入れパクタイム。釣って〆ている間に、置き竿にアタリ・・・という時間が20分。気づくと20匹を超えています。



 

 ラスト20分は元のペースに戻りますが、それなりにアタリます。これだけアタリがあると楽しいです。もちろん食い逃げも多数ですが。あと15分で終わりますねー、とアナウンスがあります。そこから2匹追加して終了。数えたら23匹でした。竿頭は26匹とのこと。あと3匹の差でした。それでも満足の釣果で港に戻ります。釣り友も18匹と前回よりも釣果アップ。

 



 次の日は更に好調だったと店のHPに載ってましたが、今日の後半の食いが続けば数がもっと伸びたかもしれません。でも久しぶりに20匹を超えて魚の捌きがいがありました。平日でも昼間だったので、車も順調、4時前には自宅に。そこからイシモチを捌きましたが、2時間以上かかってしまいました。船頭さんから簡単に皮をひく方法を教わったのですが、口の説明だと今一つ分かりにくかったです。釣り友は実践してみて「本当に簡単!」ってラインを入れてくれてたので、次回教わってみます。


 

 これから春・夏はアジの旬を迎えるので、次回はアジ船になると思いますが、イシモチはおいしく、楽しい釣りで釣果も見越せる冬の定番になりそうです。今度はキスも狙いたいね、と二人で話しながらの帰宅でした。黒川丸さん、今年もお世話になりそうです。


お正月にイシモチ船(1月3日)

 令和3年がスタートしました。コロナ禍で忘年会も新年会もなく、リモートで兄妹家族との食事会だけになりました。ぽっかりと空いた正月休み。実は黒川丸さんからお正月特別招待はがきをもらっていました。同じ埼玉県民の釣り友A山さんと「行っちゃいますか?」と相談して3日の日曜日にイシモチ船に乗ることにしました。



 

 A山さんとは昔堤防でイシモチを釣ったことがあるのですが、船のイシモチは初めてとか。しっかり血抜きしたイシモチを堪能していただきましょう。朝自宅まで迎えにきてもらい、車で金沢八景を目指します。正月なので道路はガラガラ。7時目標が6時過ぎには近くまで行ってしまい、コンビニで時間調整。お店には7時過ぎに到着。

 

 正月特別価格、ということでこの日は満員御礼。駐車場に誘導してもらい、受付を済まします。2千円引きの優待券、お年賀のおせんべい一箱をいただいて、準備です。岸払いは少し早めの7時半。30分ほど走った猿島沖が今日のポイントです。深さ50mで真鯛も釣れることもあるとか。ちょっと期待しちゃいます。




 

 8時過ぎが満潮の潮止まり。最初はあまり期待できません。A山さんもこんなに深いの?と半信半疑。とりあえずスタートです。釣果は連日トップが20匹前後。今日の目標としては15匹に設定です。やはり最初の30分は船中だれもアタリなし。ようやく反対側で1匹上がったとか。数回場所を変えますがパッとしません。




 

 9時を過ぎ、少し潮が流れてきたのか、同じ右舷の3人となりのベテランさんがイシモチを連発しだします。回ってきたかな?と思っていたらせんばを越えて反対側のお兄ちゃんが良型ゲット。うらやますい。数回アタリはあるものの、うまく食ってくれず、フッキングしません。それでもようやくしっかりとアタリがあり20センチちょいの中型が釣れました。それからポツリポツリとアタリが続くようになってきました。




 

 A山さんはけっこう誘いをひんぱんに入れてますが、アタリが出ません。それでもようやくアタリがあり、30センチ近い大物をゲット。数は少ないけれど型は良い感じです。9時台は時速3匹ペースです。海水は思っていたより暖かく、まだ真冬の海、という感じではありません。そもそも東北の海と比べたら春みたいですからね。

 

10時台になるとバタバタっと釣れて、ぴたっと止まるパターン。群れているのでしょう、船中がにぎやかになったり、落ち着いたりを繰り返します。30分くらいは投入して3分くらいでアタリ、餌を付けて仕掛けを投入。釣れたイシモチを〆手を拭いたり、写真を撮ったりしていると置き竿にアタリ・・・。というのが数回続きました。手持ちよりも釣れちゃった感が格段にあります。



 

A山さん、それを見て誘いをやめて置き竿戦法に切り替えます。続けて数匹釣って「置き竿の方が良いんだー」と新鮮な驚きのようでした。11時台になると回ってくる間隔が空き、15分から20分に一度のアタリに。それでもポツポツとイシモチを拾いつ抜けを達成します。




 

ここで右舷大トモのおっちゃんが、何と鯛を釣り上げます。目測尺を超えたかどうか、という感じ。これで気合が入りなおります。昼くらいになると更に潮止まりに近づいて静かに。(笑)おにぎりを食べつつ日向ぼっこ。暖かく波も穏やかで極楽です。忘れたころにイシモチが上がってきます。ラスト30分ほどで釣れたイシモチが手前で外れますが、浮き輪がふくらんで海面を漂っていました。慌ててタモですくったのが今日最後の1匹。


 

結局13匹のイシモチで終了。A山さんは後半同じくらい釣りましたが、出だしが不調で9匹でした。見たところ大体6、7匹の親子連れさんと10匹前後の方が多かったように思えます。トップが20、二番手が19匹、ということですが、やはり釣る方は釣るのですね。


 

帰りも車なので楽でした。A山さん、ありがとうございました。しっかり〆たイシモチを初めて食べたA山さん。後日「あれは前のとは別物!」と夏に投げ釣りで釣ったイシモチと比べて驚いていました。衝撃の旨さだったようで、船宿さんにもらった2千円割引を使って来月また行くことになりました。次回は蒸しイシモチを教えて差し上げたので、それをやってみたいとのこと。我が家では刺身と一夜干しをして楽しみました。珍しくお正月からスタートした今年の釣り。世の中はまだまだ落ち着いていませんが、また大勢の仲間で竿を並べられる時がくることを祈っております。今年もどうかよろしくお願いします。



初めてのイシモチ船(11月30日)

ふと気が付くと11月も終わり、12月に入ります。そんな11月最後の日にたぶん今年の竿納めになるであろう、釣りに行ってきました。関東のヒラメ船も考えましたが、電車釣行だと前の日から行って、休憩スペースで仮眠・・・。密を避けないといけない今、ちょっと考えます。しかも数枚釣れたら良いかも、という高度なヒラメ釣り。もう少しハードルを下げて、しかも気になっていた釣りに初挑戦をすることにしました。

 

それは東京湾のイシモチ釣りです。いつもの金沢八景の「黒川丸」さんがイシモチ船を出していて釣果も安定していそうです。水戸時代には投げでイシモチは良く釣りました。仙台でもサーフから数回したのですが、船に乗ってまでする釣りとは思っていませんでした。たまにアジ釣りの外道で釣れたこともありますが、HPを見ているとしっかり船で〆て食べるとおいしいらしいです。サーフでは当然〆ず、いつも塩焼きか蒸して食べるのみ。今回は一度しっかりと血抜きしたイシモチを食する、というミッションです。




 

イシモチ船は7:45出船。アジよりも15分遅いスタート。埼玉から電車だとこの15分が貴重で浦和発は1時間ほど遅くてもギリで間に合います。6時前の上野東京ラインで横浜へ。びっくりしたのは通勤の方がいっぱい乗っていること。竿とクーラーをもっているせんば、微妙に居心地悪いです。(笑)




 

無事に金沢八景について7時半過ぎにはお店に着いて申し込み。長靴と救命具を借りて早々に船に。平日で今日は4人だそう。皆さん既に準備万端、すぐに岸払いです。港内をゆっくり外海にむけて流している間にロッドキーパーと竿の準備。イシモチは錘30号に胴つき2本バリです。お店で1セット購入。餌は青イソメの1匹ちょんがけ。出船して10分、いつもアジ船が釣りするあたりに止まります。ちょっと深いけど40m弱からのスタートです。

 

気温は6度とあり、そこそこの寒さ。それでも冬の東北の船に比べたら楽勝。毛糸の帽子だけして、あとは秋バージョンのカッパです。底ギリギリでOKということですが、予想に反してまったく異常なし。10分ほどして反対側で1匹釣れた様子。2回ほど場所を変えますが、一度「ぶるぶる」とアタリっぽいものが。早合わせは禁物、と読んだので、ちょっと待っていると無反応に。餌を上げるとかじられています。それ以降も海からの反応は全く無く、他の方も釣れていない様子。釣り開始から30分くらいで八景沖から本牧沖へ移動します。大体いつも本牧沖での釣りになるようで、八景から25分ほど走ります。




 

8時過ぎに開始しましたが、本牧沖で始めたのが9時過ぎ。ここでようやくはっきりとしたアタリ。「ガンガン!」というか「ゴツゴツ」というか、なつかしいイシモチのあの感じです。引きは鯵ほどトルクが効いてないような・・・。どちらかというと小・中型サイズのカレイって感じですね。それでも20センチを超えるアベレージサイズ。ようやく片目が開きます。

 

本牧沖は深さ20mくらいのポイントです。潮どまりが午前10時半ころ。おそらく下げている今がチャンスのはず。それからは投入して数分待っているとアタリがあって、イシモチが上がってくる、という順調な釣りになります。3匹目はかなり引きがよく、上がったのは尺近いようなサイズ。船頭さんが見ていて「おー」って声。「写真撮っていいですか?」と聞かれ、もちろんOK。しっかりお店のHPに載せていただきました。

 



ついでにしっかりイシモチの〆方をレクチャーしてもらい、〆るハサミまで借りちゃいました。なるほど、こうすれば簡単に血抜きになるのですね。釣りあげて〆ている間、置き竿にアタリが、というおいしい展開も2度ほど。順調に7,8匹釣りました。段々アタリの間隔があいてきたなあ、と思ったら10時半前の潮どまり。ここで焦ってもしょうがないので、おにぎりタイムにします。

 

 その後場所を変えつつ、釣り続けますが、時速3匹くらいに低下。アタリというか、エサをかじっているゴツン!という衝撃はあるのですが針がかりしません。イシモチは餌の捕食が下手だといいますが、本当のような気がします。昼過ぎでも釣果は12匹。それでも潮が動きだしてからはアタリの間隔がちょっと短くなります。6,7分ごとにヒットするようになりました。




 

 今日の目標は15~20匹だったのですが、1時の終了直前で17匹。最後の場所替えしたら、監視船から移動するように言われ八景方面に戻りつつ最初の場所で「最後の一流し」のアナウンス。そこでまあまあのサイズをあげて周りの様子を見て本当の最後の一投。「ゴツゴツ!」というアタリと同時に船頭さんが「お疲れ様です~上がりますねー。」ラストは小ぶりの1匹で終了。結局今日はイシモチ19匹と間違って釣れた小アジ1匹。合計20匹ということで満足いく釣果となりました。

 

 予約時に釣果を聞いたらトップで20~30匹くらいですね、と教わっていたので、そこそこだったのかなあ、と。後でHPを見てみると13匹~25匹とあったので、トップは25。二番手は果たして・・・というところ。何せ4名しかいないので、二番手か三番手ということになります。イシモチもアジと同じように群れ次第なので、いつが良いかわからないとか。大きさも今日は大きいのがけっこう混じりましたが、大きいのが来ない時もあるらしいです。あとは潮どまりにアタリが少なくなるので、理想を言えば真ん中に潮どまりが入らない日が良いかもしれません。


 

 1時半には戻り、準備をして浦和へ。午後のこの時間だと電車も空いていて楽勝です。自宅には4時過ぎに帰りました。さっそく魚の処理です。今日は刺身とカルパッチョ、それに塩イシモチを作ります。あとは一夜干しを作って冷凍保存。差し上げる方もあるので今回は蒸しイシモチを作る余裕はなさそう。

 

 うーん、やはり違いますね。ちゃんと血抜きして、ジップロックに入れ持って帰り、状態は最高。歯ごたえ、味覚、今までのイシモチとは一味違います。一夜干しはおそらく間違いないでしょう。塩で軽く〆た塩イシモチはしばらく冷凍保存して、食べてみる予定です。これはイシモチ船、これからも有りかもしれません。コロナの影響で今年は一人での釣りが多かったのですが、来年は仲間との釣りもできるように祈っております。