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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

春の盛岡遠征(4月19日)

 関東では桜の花も終わり、藤の花が真っ盛り。東北の渓流も最高の時期だろうな、と思っていました。コロナがどうなっているか不透明ではありましたが、3月に盛岡の師匠と弾丸渓流ツアーの相談をしており、ダメもとでえきねっとの予約をしておりました。夜行バスで朝着いて、そのまま渓流。温泉で汗を流して夕方の新幹線で帰る、という釣りのみに特化したツアー。それもうまく取れたら新幹線が半額の7000円で乗れるのです。幸い50%オフの7000円チケットは取れ、行きのバスも予約OK。あとは非常事態宣言下でないことを祈るのみでした。

 

 とりあえず、宣言もない状態なので、日曜日の夜から盛岡行き決行。現地では師匠としか会わないし、山の中なので感染の心配はなし。マイナスイオンをたくさん吸って、免疫力が逆にアップして健康になりそうな感じです。相変わらず夜行バスではあまり寝られませんが、6時過ぎに現地着。そのまま師匠に拾ってもらい渓流に向かいます。去年は秋田方面でしたが、今回は宮古方面。自動車専用道路が出来てアクセスは便利になったそうです。

 

 7時半前にはいつもの川に到着。春の釣りはどばみみずが取れないので、師匠にお願いして縞ミミズを二人分取ってもらいました。最初の場所はアタリもなく、既に師匠が釣ってしまっているので(笑)そこから上流へ移動。さっそうく二人ともイワナの出迎えを受けます。1年ぶりで調子が分からず、仕掛けをひっかけたり、ぽちゃんと手前で落としたりしながら、徐々に感覚を思い出します。



 

 昨日の雨で水量が多く、淵ごとでアタリがあり、すぐに5匹くらい釣れてしまいました。師匠はさらにハイペース。とりあえず今日は20匹釣ってあとはせんばに釣らせて下さるそうです。けっこう型も良くすぐに魚籠がいっぱいになるかも・・・と思っていたら、途中からパタリとアタリが無くなります。道路を越えたところなので、そこから人が入った後だったみたい。前日が日曜日なので仕方ありませんね。


 

 それでも久しぶりの渓流歩きをしながら、自然を満喫します。途中でコゴミを見つけてリュックに入れます。しばらく上ると再びアタリが出始めます。サイズは小さめですが、師匠はポンポン上げていきます。2時間半ほどで最初に分けた餌が二人とも無くなってしまい、川を変えることに。一旦腹を抜き、車へと戻ります。この時点でせんばは9匹、師匠は18匹。さすがですねー。



 

 今度は川を変えて、去年爆釣したという川へ。缶に入れてある餌を補充して川に入ります。こちらの川は水量がさらに多く、ちょっと釣りにくいです。しかも先行者がいたのかアタリもほとんどありません。師匠と1匹ずつ釣って早々に撤退。聞いたら去年爆釣の後、熊を見かけたそうで、釣れないし怖いから場所替え・・・とか。(驚)まあ、二人で行動するし、ピストルもあるし大丈夫とは思いますが。



 

 で、3本目の川。80歳になる師匠はここでしばし休憩モード。20匹まであと1匹なので、せんばに下から登っておいで、と車の近くで待っているそう。ちょうど上から釣り場が見えるので、見失う心配もないので安心なのでしょう。さっそく川に入り、淵を狙って釣り上がります。アタリはそれほどないものの、釣ったりバラシたりしながら40分くらいで師匠のところへ戻ります。「2匹釣って2回バラシたでしょう(笑)」とお見通し。



 

 そこからさらに上流に向かいます。師匠も一緒に今度は川へ。ラストの1時間ほどです。ここは尺クラスが出る場所のようで、釣り始めてすぐに師匠が大物をゲット。尺あるかないかのイワナで、今日イチ。せんばもアタリが増えたので順調に数を伸ばします。満足した師匠はせんばの後ろからゆっくり付いてきてくれ、どんどん釣らせてくれます。8寸超えも釣り上げ、道とぶつかる前で最後にしようと魚を捌き始めます。やっておくよー、って処理をお願いしている間に最後の1匹を釣っておしまい。結局後半は8匹で合計17匹。師匠は3つ追加して21匹。後半はほとんど接待のような釣りをさせていただきました。



 

 それから盛岡へ戻り、師匠の秘密の山菜採り場へ寄って、この時期旬のわさびを取りにいきます。けっこう街に近い意外な場所にわさびが群生しており、知る人もあまりいない感じでした。袋一杯わさびを取って、温泉へ。師匠お気に入りの網張温泉。ここ数年、釣りの後はこの温泉です。日によってお湯の色も違って、露天風呂からの景色も最高。疲れも取れるし、リラックスできます。その後盛岡駅まで送っていただき、新幹線へ。ビールの飲みながら2時間かからず大宮に到着。本当に楽です。


 


 自宅に戻り、イワナを洗って、保存。迷惑そうな家内にお願いしながら、わさびを処理して仕分け。盛岡土産の盛岡冷麺が効いたかなあ。(笑)師匠も高齢なので、いつまで一緒に釣りが出来るか分かりませんが、80にして楽々渓流を歩ける師匠、しばらくは大丈夫でしょう。桜の花がさくころの遠征、来年も実現させたいものです。


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