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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

初めてのイシモチ船(11月30日)

ふと気が付くと11月も終わり、12月に入ります。そんな11月最後の日にたぶん今年の竿納めになるであろう、釣りに行ってきました。関東のヒラメ船も考えましたが、電車釣行だと前の日から行って、休憩スペースで仮眠・・・。密を避けないといけない今、ちょっと考えます。しかも数枚釣れたら良いかも、という高度なヒラメ釣り。もう少しハードルを下げて、しかも気になっていた釣りに初挑戦をすることにしました。

 

それは東京湾のイシモチ釣りです。いつもの金沢八景の「黒川丸」さんがイシモチ船を出していて釣果も安定していそうです。水戸時代には投げでイシモチは良く釣りました。仙台でもサーフから数回したのですが、船に乗ってまでする釣りとは思っていませんでした。たまにアジ釣りの外道で釣れたこともありますが、HPを見ているとしっかり船で〆て食べるとおいしいらしいです。サーフでは当然〆ず、いつも塩焼きか蒸して食べるのみ。今回は一度しっかりと血抜きしたイシモチを食する、というミッションです。




 

イシモチ船は7:45出船。アジよりも15分遅いスタート。埼玉から電車だとこの15分が貴重で浦和発は1時間ほど遅くてもギリで間に合います。6時前の上野東京ラインで横浜へ。びっくりしたのは通勤の方がいっぱい乗っていること。竿とクーラーをもっているせんば、微妙に居心地悪いです。(笑)




 

無事に金沢八景について7時半過ぎにはお店に着いて申し込み。長靴と救命具を借りて早々に船に。平日で今日は4人だそう。皆さん既に準備万端、すぐに岸払いです。港内をゆっくり外海にむけて流している間にロッドキーパーと竿の準備。イシモチは錘30号に胴つき2本バリです。お店で1セット購入。餌は青イソメの1匹ちょんがけ。出船して10分、いつもアジ船が釣りするあたりに止まります。ちょっと深いけど40m弱からのスタートです。

 

気温は6度とあり、そこそこの寒さ。それでも冬の東北の船に比べたら楽勝。毛糸の帽子だけして、あとは秋バージョンのカッパです。底ギリギリでOKということですが、予想に反してまったく異常なし。10分ほどして反対側で1匹釣れた様子。2回ほど場所を変えますが、一度「ぶるぶる」とアタリっぽいものが。早合わせは禁物、と読んだので、ちょっと待っていると無反応に。餌を上げるとかじられています。それ以降も海からの反応は全く無く、他の方も釣れていない様子。釣り開始から30分くらいで八景沖から本牧沖へ移動します。大体いつも本牧沖での釣りになるようで、八景から25分ほど走ります。




 

8時過ぎに開始しましたが、本牧沖で始めたのが9時過ぎ。ここでようやくはっきりとしたアタリ。「ガンガン!」というか「ゴツゴツ」というか、なつかしいイシモチのあの感じです。引きは鯵ほどトルクが効いてないような・・・。どちらかというと小・中型サイズのカレイって感じですね。それでも20センチを超えるアベレージサイズ。ようやく片目が開きます。

 

本牧沖は深さ20mくらいのポイントです。潮どまりが午前10時半ころ。おそらく下げている今がチャンスのはず。それからは投入して数分待っているとアタリがあって、イシモチが上がってくる、という順調な釣りになります。3匹目はかなり引きがよく、上がったのは尺近いようなサイズ。船頭さんが見ていて「おー」って声。「写真撮っていいですか?」と聞かれ、もちろんOK。しっかりお店のHPに載せていただきました。

 



ついでにしっかりイシモチの〆方をレクチャーしてもらい、〆るハサミまで借りちゃいました。なるほど、こうすれば簡単に血抜きになるのですね。釣りあげて〆ている間、置き竿にアタリが、というおいしい展開も2度ほど。順調に7,8匹釣りました。段々アタリの間隔があいてきたなあ、と思ったら10時半前の潮どまり。ここで焦ってもしょうがないので、おにぎりタイムにします。

 

 その後場所を変えつつ、釣り続けますが、時速3匹くらいに低下。アタリというか、エサをかじっているゴツン!という衝撃はあるのですが針がかりしません。イシモチは餌の捕食が下手だといいますが、本当のような気がします。昼過ぎでも釣果は12匹。それでも潮が動きだしてからはアタリの間隔がちょっと短くなります。6,7分ごとにヒットするようになりました。




 

 今日の目標は15~20匹だったのですが、1時の終了直前で17匹。最後の場所替えしたら、監視船から移動するように言われ八景方面に戻りつつ最初の場所で「最後の一流し」のアナウンス。そこでまあまあのサイズをあげて周りの様子を見て本当の最後の一投。「ゴツゴツ!」というアタリと同時に船頭さんが「お疲れ様です~上がりますねー。」ラストは小ぶりの1匹で終了。結局今日はイシモチ19匹と間違って釣れた小アジ1匹。合計20匹ということで満足いく釣果となりました。

 

 予約時に釣果を聞いたらトップで20~30匹くらいですね、と教わっていたので、そこそこだったのかなあ、と。後でHPを見てみると13匹~25匹とあったので、トップは25。二番手は果たして・・・というところ。何せ4名しかいないので、二番手か三番手ということになります。イシモチもアジと同じように群れ次第なので、いつが良いかわからないとか。大きさも今日は大きいのがけっこう混じりましたが、大きいのが来ない時もあるらしいです。あとは潮どまりにアタリが少なくなるので、理想を言えば真ん中に潮どまりが入らない日が良いかもしれません。


 

 1時半には戻り、準備をして浦和へ。午後のこの時間だと電車も空いていて楽勝です。自宅には4時過ぎに帰りました。さっそく魚の処理です。今日は刺身とカルパッチョ、それに塩イシモチを作ります。あとは一夜干しを作って冷凍保存。差し上げる方もあるので今回は蒸しイシモチを作る余裕はなさそう。

 

 うーん、やはり違いますね。ちゃんと血抜きして、ジップロックに入れ持って帰り、状態は最高。歯ごたえ、味覚、今までのイシモチとは一味違います。一夜干しはおそらく間違いないでしょう。塩で軽く〆た塩イシモチはしばらく冷凍保存して、食べてみる予定です。これはイシモチ船、これからも有りかもしれません。コロナの影響で今年は一人での釣りが多かったのですが、来年は仲間との釣りもできるように祈っております。

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