お正月にイシモチ船(1月3日)
令和3年がスタートしました。コロナ禍で忘年会も新年会もなく、リモートで兄妹家族との食事会だけになりました。ぽっかりと空いた正月休み。実は黒川丸さんからお正月特別招待はがきをもらっていました。同じ埼玉県民の釣り友A山さんと「行っちゃいますか?」と相談して3日の日曜日にイシモチ船に乗ることにしました。
A山さんとは昔堤防でイシモチを釣ったことがあるのですが、船のイシモチは初めてとか。しっかり血抜きしたイシモチを堪能していただきましょう。朝自宅まで迎えにきてもらい、車で金沢八景を目指します。正月なので道路はガラガラ。7時目標が6時過ぎには近くまで行ってしまい、コンビニで時間調整。お店には7時過ぎに到着。
正月特別価格、ということでこの日は満員御礼。駐車場に誘導してもらい、受付を済まします。2千円引きの優待券、お年賀のおせんべい一箱をいただいて、準備です。岸払いは少し早めの7時半。30分ほど走った猿島沖が今日のポイントです。深さ50mで真鯛も釣れることもあるとか。ちょっと期待しちゃいます。
8時過ぎが満潮の潮止まり。最初はあまり期待できません。A山さんもこんなに深いの?と半信半疑。とりあえずスタートです。釣果は連日トップが20匹前後。今日の目標としては15匹に設定です。やはり最初の30分は船中だれもアタリなし。ようやく反対側で1匹上がったとか。数回場所を変えますがパッとしません。
9時を過ぎ、少し潮が流れてきたのか、同じ右舷の3人となりのベテランさんがイシモチを連発しだします。回ってきたかな?と思っていたらせんばを越えて反対側のお兄ちゃんが良型ゲット。うらやますい。数回アタリはあるものの、うまく食ってくれず、フッキングしません。それでもようやくしっかりとアタリがあり20センチちょいの中型が釣れました。それからポツリポツリとアタリが続くようになってきました。
A山さんはけっこう誘いをひんぱんに入れてますが、アタリが出ません。それでもようやくアタリがあり、30センチ近い大物をゲット。数は少ないけれど型は良い感じです。9時台は時速3匹ペースです。海水は思っていたより暖かく、まだ真冬の海、という感じではありません。そもそも東北の海と比べたら春みたいですからね。
10時台になるとバタバタっと釣れて、ぴたっと止まるパターン。群れているのでしょう、船中がにぎやかになったり、落ち着いたりを繰り返します。30分くらいは投入して3分くらいでアタリ、餌を付けて仕掛けを投入。釣れたイシモチを〆手を拭いたり、写真を撮ったりしていると置き竿にアタリ・・・。というのが数回続きました。手持ちよりも釣れちゃった感が格段にあります。
A山さん、それを見て誘いをやめて置き竿戦法に切り替えます。続けて数匹釣って「置き竿の方が良いんだー」と新鮮な驚きのようでした。11時台になると回ってくる間隔が空き、15分から20分に一度のアタリに。それでもポツポツとイシモチを拾いつ抜けを達成します。
ここで右舷大トモのおっちゃんが、何と鯛を釣り上げます。目測尺を超えたかどうか、という感じ。これで気合が入りなおります。昼くらいになると更に潮止まりに近づいて静かに。(笑)おにぎりを食べつつ日向ぼっこ。暖かく波も穏やかで極楽です。忘れたころにイシモチが上がってきます。ラスト30分ほどで釣れたイシモチが手前で外れますが、浮き輪がふくらんで海面を漂っていました。慌ててタモですくったのが今日最後の1匹。
結局13匹のイシモチで終了。A山さんは後半同じくらい釣りましたが、出だしが不調で9匹でした。見たところ大体6、7匹の親子連れさんと10匹前後の方が多かったように思えます。トップが20、二番手が19匹、ということですが、やはり釣る方は釣るのですね。
帰りも車なので楽でした。A山さん、ありがとうございました。しっかり〆たイシモチを初めて食べたA山さん。後日「あれは前のとは別物!」と夏に投げ釣りで釣ったイシモチと比べて驚いていました。衝撃の旨さだったようで、船宿さんにもらった2千円割引を使って来月また行くことになりました。次回は蒸しイシモチを教えて差し上げたので、それをやってみたいとのこと。我が家では刺身と一夜干しをして楽しみました。珍しくお正月からスタートした今年の釣り。世の中はまだまだ落ち着いていませんが、また大勢の仲間で竿を並べられる時がくることを祈っております。今年もどうかよろしくお願いします。