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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

懐かしの涸沼ハゼ(9月14日)

 先週は久しぶりに山形の渓流魚と再会出来、満足して埼玉に戻りました。その週末、土曜日の貴重なお休みをいただき、釣り友と涸沼のハゼ釣りの予定を入れておりました。週間天気予報だと曇り時々雨だったのですが、近づくにつれて好転していき、前日の予報は晴れ時々曇り。その代わり30度を軽く超えて、もしかしたら猛暑日というコンディション。早めに出発して涼しいうちに釣果を上げよう、ということでせんば家を4時出発。まんすりーさんが車を出してくれ、さっかさんとoiさんの自宅経由で涸沼を目指します。


 高速を使ってちょっと迷いながらも釣り具店に着いたのが5時半ころ。餌の青イソメを買って、昨年の爆釣ポイントへ向かいます。他の3人はお盆あたりに釣査に来たそうですが、その時は渋い釣りになったとか。あまりに釣れず、昼前には撤収したとか。まあ季節が進み、今日は期待できそうです。

 さっそく仕掛けを作り、oiさんに場所のレクチャーを受けます。ハゼなので、そんなに難しいことは無さそう。と思ったのですが、なかなかアタリがありません。他の3人も同様。これは前回よりも渋いなあ・・・なんて声も。手前でも投げてもアタリもなく、30分ほどが経過。せんばは一度だけ小さいアタリがあるものの、たぶんミニサイズで食わず。ここではさっかさんが1匹だけ釣りましたが、リリースして場所を変えることにしました。

 これはまだ暑いから下流の方に居るのでは?ということでグーグルマップを眺めながら場所選び。ここはまんすりーさんにお任せ。涸沼川を少し下ったポイントに入ります。流れはあるものの、良さげな雰囲気。ここではさっかさんとoi
さんがポツリポツリと釣ります。サイズはまずまずで、涸沼サイズよりは小さいものの、江戸川サイズよりかなり大きめ。せんばとまんすりーさんは相変わらず苦戦です。ここも1時間半ほどであきらめます。ここでの5匹ほどの釣果をせんばがいただいてしまいました。
 一気に那珂湊港へと場所を変えます。水戸時代、ここでハゼを釣って、マゴチやヒラメを狙ったのが懐かしいです。でもハゼがなかなか釣れなかった印象が。実際に釣りをしてみますが、一回だけぶるっとアタリがあったものの、ここでは誰もハゼを見ることが出来ず、涸沼の公園へ戻ることに。

 8月に3人が来たキャンプ場。最初のポイントが一番良く、ここはそれほど釣れなかったみたいですが、とりあえず釣ってみましょう。ここでもさっかさんが一番手。けっこうさびかずに、待っていると釣れるみたい。食いが悪いのでそれが正解かもしれません。せんばも少し長めに待っているとようやくのアタリ。ここで本日の1匹目。Oiさんは歩いて先の方へ行きますが、1匹ゲットして戻っててきました。ここでは3匹。何となく、4人で「つ抜け」を目指す感じです。(笑)

 次はむかーし、水戸時代にはぜ天オフ会をした貸しボートに乗れる公園。25年ぶりくらいの再訪です。ここではさっかさんと私がクロダイの子、チンチンを釣って今日イチの引きを楽しみました。1時間ほどでそれぞれ1匹ずつ釣って最後に朝イチの場所を見て帰ろう、ということに。まんすりーさんは今日初めてのハゼだったそうですが、余りに小さくてノーカウントだそうです。ここで3匹。

 で、最初のポイントでラスト。ここで長めに待っていると久々のブルルっ。けっこう良いサイズのハゼが釣れました。まんすりーさんもまずまずのサイズゲット。これは!と思い続けますがアタリがあり、めちゃくちゃ良い感じの引きで20センチサイズか!と思った途端にすっぽ抜け。「あーっ!」と声が出てしまいました。結局その2匹で終了。4人合計で13匹というハゼ釣りにしては厳しい結果となりました。皆さんのご厚意でハゼをいただいて、その日はハゼ天と山形蕎麦。

 帰りに皆さんがお勧めのスーパー、「ベルクス」でメヒカリとヒラメの刺身を購入したので豪華な晩ご飯となりました。涸沼サイズのハゼはどれも江戸川では最大クラス。天ぷら用に捌くのも楽。味はあっさりで江戸川ハゼとはちょっと違う、と皆さんがおっしゃるのも分かる感じ。

 ボート屋のおやじさんと釣り人と少し話しましたが、ボートでも2人で20匹ほど。大きさはあまり変わらないそう。あまりに暑くて魚も「夏バテ」だよ、とおやじさん。1か月ほど前の気候と変わらないらしいです。釣れるとしたら来月かなあ・・・なんて商売っ気無いこと言ってました。(笑)

 釣り友曰く、去年が爆釣だったから、これから涸沼にハゼが上がって来るのか、今年はそもそも個体が少ないのか分からないらしいです。可能なら秋が深まったあたりで確かめに来ないといけませんね。それでも今回は色々ポイントを巡り、おしゃべりしながら楽しめたので、良い1日となりました。皆さん、お世話になりました。またお願いします。
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懐かしの渓流(9月10日)

 今年の貴重な夏季休暇は東北の友人たちに再会しようと予定を立てました。3日目には山形で午前中だけ時間が取れそうなので、これはいつも行っていた川にも挨拶するしかない、ということで10日火曜日に行ってきました。5月に生まれた初孫のお食い初めにイワナを釣って、持参するという個人的な目標もあり、気合をいれて荷物をまとめました。

 自宅のそばにドバが取れるポイントを見つけ、出発の前の朝に30匹ほどゲット。ところが虫かごに入れすぎたのか、翌日には全部死んでいました。15匹くらいずつ入れていた前回は大丈夫だったのに、荷物を少なくしようと横着したのがまずかったかも。餌は現地の上州屋さんで買うことに。前日も車を借りて運転をしたのでアルコールも取らずに、節制して当日を迎えます。(笑)ただ、駅に隣接する霞城セントラルという立派な建物の中に入っている「ワシントンホテル」宿泊だったので朝5時前に出発という、ちょっともったいない宿泊に。その分家内がゆっくりとホテルを満喫したようです。

 早朝から川に入り、昼には家内と合流予定。2年ぶりの川ですが、去年の豪雨の影響が心配でした。5時半ころに入渓。少しばかり川沿いを上っていきます。と、ミズのむかごが群生しているところを通ったので、最初に採ることにしました。貴重な山菜ゲット。10分ほど進んだところから釣り開始。購入したミミズ(大)を使ってみますが、最初はアタリがありません。サクサクと釣り上がっていきます。1時間ほどやりましたが、小さいサイズのがつついた程度であまり良くありません。

 それでもようやくアタリが出始めて、イワナをゲット。6寸サイズ弱でちょっと小さい。続けて更に小さいのが釣れます。針を飲んでしまいやむなく籠へ。川はおおむね昔通りですが、たまに枝が折れて川に倒れこんで少し釣りにくい場所もありました。それでもいつもの川に癒されつつ釣り上がります。

 ポツリポツリをアタリはありますが、小さくて食わないのでしょう。途中でぽちゃん、というのもありオートリリースは以前と同様。入渓点から退渓点の中間くらいでようやくまずまずのサイズを追加。還暦を迎えたせんば、足が上がらなくなってきたのか、けっこうしんどい釣りです。苦労しながら釣り上がります。以前工事をしていたところは建物が建ち、川べりにデッキチェアが置いてあってなんか良い感じに。人が入りやすくなったのかもしれません。
 毎回釣れるポイントも今年は沈黙。今年魚が減ったのか、使っている餌がドバではないからなのか・・・。これは来年以降に試してみる必要がありそう。それでもその上の淵で、今日イチの引き。後半トルクが弱くなってきて、上げたらやはりニジマス。8寸弱はありそうです。これでお食い初めの魚は大丈夫でしょう。

 イワナを追加して10時半。そろそろ退係点が見えてきました。最後の淵を流してハラワタを抜こうと考えつつ一流し、二流し。で、ガツンと餌を食って走り出します。ちょっとビックリしたものの、慌てずいなして、腰を落として引き上げます。まあ、それほど大物ではないものの、やはり8寸サイズのイワナ。ここでこれだけ大きいのが釣れるとは思ってもいなかったので、びっくり。入退渓点は釣れないか、小さい、というイメージでした。これで一旦釣れた6匹を捌いてクーラーへ。

 30分ほど待ち合わせまで時間があったので、もう少し上流部分を下見に。ところが今まで無かった工事用の建物が建っていました。人の気配はなかったものの、渓流魚にとってはちょっとマイナスかもしれないなあ、と見てきました。今回はドバが手配出来ずの釣りでしたが、懐かしい風景と、お食い初め用の魚もゲット出来たので、満足いく釣りとなりました。いつかは源流の釣りも再び行ってみたいですが、ちょっと足元が不安。(笑)頑張って体力を落とさないようにしないとです。


スパルタ釣り教室(7月22日)

 先週のハゼ釣りに続いて禁断の2週連続釣行です。(笑)埼玉に来てからなかなか月に2度は竿を出せませんが、梅雨後半に2度目のイサキ船を予約していたものの、天候が悪く22日に延期しておりました。今回はレンタカーで、一人で電動リールを使いこなし、アジとイサキをゲットする、というミッションです。
 前日夜に自宅を出発。少しだけ高速を使い、千葉県内はほぼ一般道を走り、午前0時前に道の駅鋸南町に到着。ここで4時間ほど仮眠を取ります。エアコンをつけたり消したりしながら3時間くらいは寝られたようです。顔を洗って、酔い止めを飲んで、今日の船、勝山港庄幸丸さんを目指します。お正月に割引券をいただき、年に2回だけお安く船に乗れます。4時半に受付して、仕掛け購入。気がかりなのは一昨日からイサキがサッパリダメ、という情報。やはりそのようで、アジの仕掛けを多めに買うように勧められました。おまけに2名予約があったものの、1人キャンセル。せんば1人だけの釣りに。もう一艘はワラサ・ブリ船。こちらは7、8名いるようです。


 ちょっと申し訳ないなあ、と思いつつ5時に岸払い。最初はアジを狙います。厳しい船長さんなのですが、何とか釣らせてあげよう、という思いを感じているので今日は教わるつもりで頑張りましょう。で、さっそく85mのタナを指定されます。数回やってみるものの、タナが微妙に違うようでさっそくのダメ出し。「ちゃんと目視して数えること!」と教わりますが、何かに気づいた船長。電動リールのPEラインのスタートがぴったり10mラインでないことを指摘。一回ずつPEを切っていたせんば、数えてはいたものの、ピタリと合っていなかったようです。「誰にも教わらなかったか?」と呆れられ、PEラインとスイベルの結び方を教わってしまいました。「金輪際切ったらダメだ!」と怒られて釣り続行。

 その後はしっかりタナも取りやすくなり、アタリも頻発。25センチを超えるアジが続けて釣れます。船頭さんも船を操りながら、仕掛けを下ろし置き竿で次々とかけていきます。釣ったアジは生け簀に入れていたので、餌の確保かもしれません。コマセワークもたまに指示をもらいつつ、アジを釣っていきます。不思議と今日はサバが混じることがなく、デカアジをダブル・トリプルで釣ります。1匹ずつ〆ながらバケツに入れていると、「海の水が温かいから、クーラーに入れて冷やしなよ」とアドバイス。数えつつクーラーに入れていきます。その後はほぼ入れ食い状態になって忙しい時間を過ごします。トリプルの時は船頭さんに写真も撮ってもらいましたが、いざ!という時に1匹外れてしまいました。
 3時間ほどでアジからイサキに行こう、とのことで仕掛けの変更と、アジを全てクーラーに入れます。大体20匹ちょい、という感じでした。20分くらい走る間におにぎりを食べ、熱中症対策に麦茶と塩飴をなめます。イサキは最近群れはいるものの、食い気が無いらしくちょっとハードルが高そう。タナは20mということで、さっそくチャレンジ。イサキのコマセワークはアジとは違うようで、ダメ出しをもらい修正しながら続けると「当たってる!」と船頭さん。「竿先見てなきゃだめだ」と注意され、リールを巻くと小ぶりなイサキが付いていました。

 続けて投入すると、今度はすぐにアタリ。もう1匹追加。これは調子出てきたか?と思われたのですが、ピタリとアタリが止まってしまいます。どうやらコマセワークが違っていたようで今度は手取り足取り?教わります。何となくわかったのですが、いかんせん前回の爆釣の時よりも渋いです。30分やって一度アタリがあるかどうか。その後2回ほどアタリますが、巻き上げの途中でふっと軽くなってしまい、見てみると糸が切られてます。背びれか何かで切られたのかも。2時間ほど頑張ったのですが、その後追加もなく船頭さんからもう一度アジをやろうと勧められ、深場へ。

 30分ほど教わったコマセワークで誘うものの、アタリもありません。「群れが散ったなあ…」と船頭さん。少し早いけど上がろう、と言われ納得のせんば、「お世話になりました」と納竿。この日はアジ22匹とイサキ2匹で終了しました。それでも大きなアジだったのでお土産には十分。釣り友におすそ分けは出来ないものの、しっかりとアジのタタキに、塩焼き、アジフライと楽しむことが出来ました。

 今回の収穫は何といってもPEラインとスイベルの結び方を学んだこと。これで糸で深さをチェックしやすく、タナを間違えることが減るはずです。今までタナをしっかりとる釣りをあまりしてこなかったせんば、良い勉強になりました。初心者の相手をしてくれた船頭さんも大変だったでしょう。来年、しっかり学んで出直してきます、と別れ際に挨拶して帰りました。来年も割引券もらえると良いなあ。(笑)

次男と江戸川ハゼ(7月15日)

 毎年海の日には海へ釣りに出かけています。釣り友と行くことが多いのですが、今年は千葉に住む次男が連休に遊びにきて、一緒に釣りに行こう、という話になりました。狙いは三浦半島のボートキス。馬堀海岸から何回かボートでアジとキスを狙いましたが、毎回船外機付き。今回は手漕ぎボートでのんびりキスを拾っていこう、という作戦です。
 今回は電車釣行なので、朝5時出発。4時半に起きて準備していると予約している「三浦ボート」さんから電話。なんと風が吹く予報に変わりボートは出ないとのこと。数日前までは風が吹かない予定だったのに、残念です。万一に備えバックアップとしては江戸川放水路でハゼを狙えるかな?と仕掛けも準備していたので、行先を変更。ボートか桟橋からシーズンが始まったばかりのハゼを狙うことにしました。

 出発は少し遅らせて6時。妙典か原木中山か迷って選んだのは妙典側の「伊藤遊船」釣り友まんすりーさんのお気に入りの船で、ハゼボートにも乗ったことがあります。お店には7時半前に到着。海の日で祝日なのですが、天気があまり芳しくないからかそれほどお客さんはいません。お店のおばちゃんに様子を聞くと、ボートでも桟橋でもそれほどの差はなさそう。しかも雨が降る予報なので、逃げ場のある桟橋をチョイス。最近腰も痛いので、じっと座っているボートが辛そう、というのもあります。(笑)


 餌と針を購入して準備。次男も友達と釣りに行っているようで、竿とリール、仕掛けの準備が自分で出来るようになっていてちょっと嬉しいせんばでした。8時前に桟橋の手前からスタート。まだ7月なので、針も3号という小ささ。それほど大きなはぜは釣れないだろうな、と仕掛けを落とすと、いきなり次男にヒット!しかも15センチほどの大きなはぜ。ボートでもなかなか見ない大きさです。せんばにもアタリ。こちらは8,9センチのレギュラーサイズ。まあこんなのが30匹でも釣れたら御の字でしょう。

 小雨が降ったり止んだり。少し強めの雨になったり止んだりという不安定な天気の中、かっぱを着たり脱いだりしながらはぜが溜まっている場所を探します。今日は桟橋の下流側が比較的アタリが多いようで時速5匹くらい。次男もアワセのタイミングが分からず、アタリに比べてかかるのが少ない様子。次男が1匹釣る間に私が2匹釣る感じ。この辺は経験値が違います。(笑)
 それでも1時間ほど釣っていると要領もわかってきて、ポツポツとはぜを上げていきます。2時間ほど手前で釣っていたのですが、少し深場の方を探ることに。続けて3匹釣りあげて、二人してそちらに移動。ちょうど伊藤遊船さんがボートを引きにいくための船で、出たり入ったりする場所でした。そこから船が出ていく角度にちょい投げするとすぐにアタリ。船が係留してある場所も10分ほど船が居なくなる時間帯に狙うとそこもアタリ。どうやら今日はこのあたり一帯を狙うと良いみたい。

 次男がその場所で15センチ越えを立て続けに2匹上げます。せんばは入れ食い状態のはぜを楽しみます。途中でおにぎりを食べて休憩しながらも後半2時間はあきらかにペースが上がります。入れ食い状態の中、いきなり15センチのでかハゼがせんばにも釣れちょっと興奮。40匹、50匹と順調に数を伸ばします。船頭さんと雑談をしながら釣りますが、1時ころから再び雨みたい、と言われ12時半までにしようと決めます。

 お昼ころになるとボートの方も上がってきますが、様子を聞くとあまり我々と変わらない釣果のようです。型は桟橋の方がなぜか大きいのがかかるんだ、と船頭さん。気候が変わり、はぜの生育にも影響があるのかもしれません。12時半になりそれぞれ1匹ずつ釣って終わろう、となり即1匹釣ったせんばは片付けに。はぜをクーラーに入れながら数えます。最初に釣った5,6センチのミニサイズは元気に泳いでいたので5,6匹リリース。最終的に60匹のはぜをお持ち帰り。帰る時、写真を撮ってもらいHPに載せてもらいました。

 妙典駅の近くで昼ごはんがてらビールとぎょうざを食べて帰りましたが、電車釣行の良さですね。3時過ぎには自宅に戻り、天ぷらと唐揚げの準備。晩御飯にはハゼ天に夏野菜の天ぷら。ハゼのから揚げと山形の冷たい鶏そば。夏の味覚を楽しむことが出来ました。年に数回は釣りに行こうぜー、と話をしました。また休みが合えば親子で竿を並べたいものです。


電動リールデビュー戦(5月27日)

 今年還暦祝いに子供たちからプレゼントされた電動リール。初めて使うチャンスがやってきました。昨年デビューした勝山港のアジ・イサキリレー船。最初に狙うアジは70~80mという深い場所を狙います。昨年は手巻きで頑張りましたが、かなり運動になります。今回は同じリールを持つ釣り友、まんすりーさんに使い方を教わりながらの初めての電動リール釣りです。

勝山港を目指したら、今年の春に上った鋸南町の鋸山(のこぎりやま)のすぐ近く。ここかあ、と思いながら車中で明るくなる時間まで待機します。去年は撮影クルーが入りましたが、今年は純粋に釣り人のみ。左舷胴の間に2人で並んで座ります。雨の予報でしたが、直前に曇り一時雨に変わり、風も予想より弱く絶好のコンディションです。さっそく準備をしながら電動リールなどのセッティングを教わります。船頭さんからは場所や座り方をご指導。そんなこんなで5時に岸払いです。

30分ほど走ったところでアジを狙います。棚は75m。根が多いからタナはしっかり守ってね、と念押しされます。さっそく仕掛けを下ろします。まずは糸の色をチェックしながらリールの数字との誤差をチェック。4,5mほどのずれなのか・・・。まだ慣れずに良くわかりません。回収してコマセを詰めて、再びおろしますが、糸の出るスピードが遅い。まんすりーさんに確認すると糸が出る速度を調整するとろこが左側に付いていました。これかあ!で、スムーズに仕掛けと糸が落ちていくように。

3投目くらいでようやくアタリ。電動リールの真価発揮の時。(笑)ちゃんと5m手前くらいから減速しておりこうさん。ここのデカアジのレギュラーサイズ。27,8センチ。段々とアタリも出てきて3つくらいアジを追加。なかなかのスタートで、しかも楽ちん。少しずつ電動リールにも慣れてきます。まんすりーさんにもアタリが続いてお互いに写真を撮り合います。1時間ほどで4,5匹釣りあげますが、段々とサバの猛攻が始まります。そうするとお祭りはするし、仕掛けはぐちゃぐちゃに。サイズは良いので持ち帰りますが、それも5本まで。その後はリリース。2時間を前にまんすりーさんはアジの部終了。せんばもアジ6匹、サバ5匹(リリース3ほど?)で前半戦終了です。

そこから10分ほど移動して、いよいよイサキ狙いです。せんばはそのまま電動リールで。まんすりーさんは手巻きで引き味を楽しみたい、ということで竿を交換です。船頭さんの指示ダナは20m。23mまで落として、3mコマセを振りながら上げるとのこと。さっそく釣り開始。そこから船頭さんの皆さんへの釣り方アドバイスが始まります。釣り方からコマセの巻き方など特にレンタルタックルの初心者の皆さんへは熱いアドバイス。(笑)何とか釣って欲しいのでしょうね。と言いつつ我々も船頭さんが実際に竿を取って、自分で実演しながら教えてくれました。確かに理にかなっていて、そこから爆釣りモードに突入。タナも15mまで上がってきました。

最初は1匹ずつ上げていましたが、船頭さんからアタリがあったら少し待ってみて!と教えられ、そこからダブル・トリプルが増えていきます。順調に10匹、20匹と増えていきもう数もわからないほど。ただ不思議なのはまんすりーさんと私は隣同士なのですが、釣れる魚はなぜか私の方が一回り大きい。場所なのか、何なのか?「タナは同じですか?」と聞かれるも本当に同じ条件、タナなので不思議です。

刺身サイズ、塩焼きサイズが釣れまくり、そろそろクーラーの心配をしなけれならないかなあ、と休憩しておにぎりを食べつつ考えます。隣のまんすりーさんは絶好調。さすがにクーラー2つ持ちは違います。その後も入れ食い状態は続いて忙しいこと。これが噂のイサキ祭りかあ、なんて思ってしまいました。昨年はポツポツだったので、うれしい限り。

10時を越え船頭さんが残り2時間あるよー。クーラー満タンにしてねー、とハッパをかけてくれます。まあ、埼玉の釣り友におすそ分けもあるし、せんばも山形の知り合いに送れるし、頑張りましょう。10時半ころには予報通りポツポツきましたが、一瞬ざーっときて30分くらいで上がりました。風も無く、気分良いままにイサキのグングン!という引きを楽しみます。大体2匹、3匹釣れるので、生かしバケツには常にイサキがいっぱい。なかなか見られない絵です。
12時ころに「あと1回下ろしたら終了します」という船頭さんの声に、最後かあ、と投入。アタリを待って、回収すると最後はトリプル。有終の美を飾りました。終了しますのアナウンスで、道具を片付けながら、〆たイサキを数えながらクーラーに放り込みます。あまりに数が多くて、刺身サイズのイサキしか〆ることができませんでした。結局48匹という結果。多分まんすりーさんは70を超えているのではないでしょうか。でかいクーラーに入りきらず、せんばのクーラーに10くらい放り込んでくれました。

港に帰ってきたら、クーラーボックスを陸に上げるのが一苦労。二人で持たないと重すぎて無理という。(笑)ここでも船頭さんのアドバイスで、「重くても海水をいっぱいに入れ、氷を入れておかないと魚が焼けて美味しくないから気を付けてー」とのこと。頑張って海水を満杯にしましたとも。帰りも順調で高速道路もすいすい。自宅マンションには午後3時過ぎに帰ってきました。たまたま休みだった娘を呼んで、荷物を持ってもらい上に上がりました。まんすりーさんはそのあと2軒に配達。それでも処理が大変だろうなあ・・・・。



自宅に戻り、休む間もなくイサキの処理開始。その前に山形の知り合いに宅急便で送る手配。2軒で24匹ほど送りました。それから3時間ほどイサキとサバにアジを処理。何とか今日のアジのタタキとイサキの塩焼きに刺身だけは間に合わせます。残りは翌朝にすることにしてギブアップ。まんすりーさんは4時間かかったらしいです。貴重な体験が出来、電動リールの使い方もわかってきました。今回もまんすりーさんにはお世話になりました。次回、本命のキンメダイのご指南もよろしくです。

        
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