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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

4年ぶりに秋田の源流へ(7月13日)

 新型コロナウイルスの影響でしばらく釣りに行けずに半年。東日本大震災の時にもこれほど空いたことはありませんでした。海に仲間と行く予定も数回悪天候で流れて、ふと気づくと梅雨も後半を迎えていました。非常事態宣言も解除になり、1年に1度は渓流遠征を考えていましたが、そろそろ出かけられそうだ、とバスを予約した6月後半。行き先は盛岡の師匠のところです。今年は春に山菜採りを兼ねて行く予定をしていましたが、コロナ自粛で県もまたげず延期。最近はようやく行けそうでも連日感染者が増え、ドキドキのまま決行です。

 

 今回は夜行バスで盛岡入り、そのまま師匠と秋田の渓流パラダイスへ。1日楽しんで再びバスという弾丸ツアーを予定していましたが、さすがにきついだろうと帰りは新幹線を師匠が予約してくれました。





 

 新宿からの夜行バスはガラガラ。青森行きでしたが乗客は10数名。盛岡では数人下車したのみ。車で迎えにきてくれた師匠と挨拶して早速出発。目指すは田沢湖近辺。実に4年ぶりに訪れます。昨日までは梅雨末期の大雨で東北もけっこうまとまった雨量があり、水量がちょっと心配です。天気は曇りベースなのですが、気温が低く半袖だと寒いくらい。さすがに東北です。





 

 7時半すぎに釣り開始。最初は毎回2本目に入っていた川です。毎年通っていたパラダイスのような川も人がたくさん入るようになって、あまり釣れなくなったそう。で、今日は確実に居る川からスタート。せんばはどばみみずを40匹用意してきました。こいつを取った時点で半分は釣果ゲットみたいなものです。(笑)1年ぶりの渓流。準備をする段階でワクワクがとまりません。空気や景色、見慣れていた感じですが、久しぶりだと本当に心の洗濯です。



 

 さっそく餌を流すと3つ目の淵でいつものモゾモゾ、というあたり。しっかり食わせて上がったのは20センチ弱の天然イワナ。なかなか良いスタートです。そこから師匠と釣り上がっていきます。浮き釣りの師匠、珍しくばらしでスタート。それでも珍しい浮き釣りの技でイワナを抜きあげていきます。この川は瀬が多く、師匠の得意とする川です。せんばはどばを淵や岩陰に落とすスタイル。得意分野が分かれるので、交代しながら釣り上がります。




 

 やはり雨の影響かいつもより水量が多いです。その分水が溜まる場所が減ってしまうので若干釣りにくい気がします。最初に比べて途中からヒット数が減ってきます。どうも昨日釣り人が入った感じ。それでも2時間ほど釣ってせんばが5匹、師匠は7,8匹でした。とにかく今日はたくさん釣りをしたい、というリクエストを出したので色々な川をやってみよう、ということなりました。次の沢に向かう前に、あのパラダイスの川の様子も見てみましたが釣れる感じが全くせずに今回は見送ることに。2本目は師匠が秋に爆釣したという小さな川に入ります。ここは小渓で深みが少ない感じ。それだけにあまり雨の影響は受けておらず楽に上っていけます。




 

 師匠の得意とする渓相で、浮きを流していますが、魚はそれほど多くないです。秋になると産卵で上ってくるのでその時の川みたいです。それでも小さい淵やゆるい流れにみみずを流して3つのイワナを追加。どれも痩せていて餌が少ないのかなあ、という気がしました。この川も2時間くらいで撤収。この時点で8匹。なんとか「つ抜け」を達成したいところです。

 



 最後の川は秋によく来た川。ここでドラマが待っていました。いつもの場所では釣れず、トンネル出口のプールを狙います。増水していて良い雰囲気。まずは師匠が浮きで右側を狙います。すぐにあたりますが、残念バラシ。せんばは左を狙いこれもすぐにアタリ。ちょっと飲ませて上げますが、重くて上がらず。これは良いサイズと確信して少しずつ寄せます。が、なんと「プツッ」と糸切れ!尺はあったかも、と放心状態。気を取り直しすぐに針を付け直します。

 


 と、もう一度右を流していた師匠、来た!と今度はしっかりイワナゲット。8寸超えであろう今日イチの大物。写真を撮るべきだったものの、仕掛けを焦って作っていたせんば、スルーしてしまいました。m(__)m 何とか作ってその間少し間が空いたので良かったと2投目。すぐに反応。あれ?何か違和感があり上げると餌だけ取られています。3度目の正直。太めのどばを付けて投入。またあたぐぐっとあたり。しっかり飲ませて・・・乗りました。今度は大物対応でじっくり慎重に寄せて抜き上げ成功!どさっと落ちたのは尺確実な大イワナ。針を外そうと口を開けると・・・ありました!さっきの切られた針。こいつだったのですねー。師匠も喜んでくれてがっちり握手。まだいるかも、ともう一流ししますが、ここまで。



 

 更に上流に向かいますが、プールの上はしばらく瀬が続きます。せんばは半分満足してのんびり釣り上がります。師匠の後からついていき、竿抜けっぽいところでひとつあげてこれでつ抜け達成。もっと上に淵があるけど下流の方も見ようということで今度は同じ川の下流へ。釣ろうと思ったところに山菜のミズを発見。今回のお土産予定のひとつがミズだったので、お土産収集タイム。師匠もたくさん採ってくれ10分程度でミッション達成。



 

 リュックが山菜で重くなったものの、ラスト30分ほど釣ります。しかし上流のようなドラマはなく、小さいイワナを一つ追加して終了。そこで腹を抜いて片付けます。せんばは尺もの含む11匹。自宅で計ると36センチ、尺2寸の大物でした。師匠はさすがの14匹。でも私に釣らせてようと気をつかったのか(笑)4,5匹バラしてしまったそう。結局2人で30くらいは掛けた計算ですね。



 

 盛岡に戻る途中で、去年連れて行っていただいた温泉に寄り汗を流します。1年ぶりの山歩きですでに筋肉痛。温泉がありがたい限り。そのまま駅まで送ってもらい名残惜しいですがお別れです。師匠持参のつけものと定番の魚肉ソーセージをつまみにビールを飲みながら2時間の新幹線の旅。乗ってしまえば本当にあっという間。これなら年に2回くらいは遠征出来そうに思えるほど楽でした。師匠、今年もたくさんお世話になりました。また次回も宜しくお願いします。

 

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