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せんばの釣り日誌

山形生活17年に終止符を打って埼玉に転勤。山や渓流に行く回数は減りましたが、釣りだけは細々と続けていきます。月に一度行くかどうかの釣りの備忘録。たまーの更新だと思います。たまーに遊びにいらしてください。(笑)

再び隠密釣行(8月30日)

 譲れない釣りの、仙台ヒラメ。一カ月以上前から、半額の新幹線チケットを予約しており、準備万端。と思ったら予想外の緊急事態宣言の延長、拡大。仙台の船も関東圏からのお客さんはお断りになってしまいました。さて、それではと第2案の釣りを決行することに。仙台行きのレンタカーを一路山形に走らせ、懐かしい川へ入ることにしました。そうと決まれば問題は餌です。どばみみずを今年初めて採りに行きました。9月になる前なのでまだ大丈夫だろうと思っていましたが、数はいるものの大きさは今一つ。イワナが喜びそうなぶっとい物は数匹。あとは全て師匠がお好みの縞みみず程度の細さ。まあ無いよりはましでしょう。40匹くらいゲットして、いざ出発です。




 いつものように福島まで新幹線。そこからのレンタカーです。午後10時過ぎには物産館の駐車場に。ここで朝方まで仮眠です。外気温は20度。やはり東北、秋が進んでいます。4時過ぎに起床して顔を洗い出発。20分ほどでいつもの川に到着。5時には車を出て川に入ります。まだ日の出直前で川は暗くて目印も見にくい。段々老眼になり、年を取った自分を思い知ります。
 それでも30分くらいすると明るくなり、ポイントも分かるように。ただ、けっこう人が入っていて叩かれているようです。うんともすんとも言いません。ふと見ると、いつもミズが群生している場所に。ムカゴはどうかな?と思って見てみるとムカゴをたくさんつけているものがあります。そこからはしばしムカゴ採り。やはり季節は確実に秋です。




 それから懐かしい渓流を上りつつ、竿を出しますが、当たっても小さいのがつつく程度。2時間ほどしたら雨が降ってきました。今日は曇りの予報でしたが、1日降ったりやんだりでした。最初はカッパを持って来なかったので、早々に切り上げ一旦車に戻ります。


 そこから車を移動して、去年釣りを終えたあたりまで上ります。そこからカッパを着て、再び川に。そこでようやくしっかりとしたアタリ。食わせて釣れたのはニジマスでした。けっこう上流にまでいるんだー、と感心しながら釣り上がります。その少し上流でまたまたヒット。再びのニジマス。(笑)さらにチビニジマスに針を飲まれ三連発。いつからニジマスの川に?




 ここで休憩。おにぎりを食べながら雨がやんで、霧にかすんだような渓流を見ながら命の洗濯です。再び釣りを始めたのは9時過ぎ。もう一つ川を見たいので、残り1時間程度と考え釣り上がります。淵よりも川の流れの方がアタる感じがして、エサを流すとその通り食ってきました。あまり大きくは無いですが今日の1匹目のイワナ。約1年ぶりのご対面です。しっかりと腹が黄色い天然もの。そこのちょっと上でも同じようなアタリでイワナ2つ目。これはけっこう食べごろサイズ。7寸というところでしょうか。


 10時前に一旦魚をさばき、場所替え。記念写真は、針を飲まれたチビニジマス入れて5匹。そこから今度は釣り仲間と何度か行った、もう一つの川に向かいます。ここは転勤後には訪れたことはなく、4年ぶりに来ました。昼まで1時間半くらいですが、懐かしい川にご挨拶です。


 こちらの川は岩が大きくて、こけもついており、フェルトの渓流ブーツだった以前よりスパイクタイプの今の靴が滑る滑る・・・。歩きにくいことにびっくりです。それでも餌を流すも、反応なし。それどころか、餌を流したら、魚影がサーっと散っていく状態。よほど人が入っているのでしょうね。

 それでも春にはよく通ったこの川、ポイントを数か所探ってみます。と、ようやくのアタリ。上がってきたのは6寸でしょうか、ヤマメです。これまた懐かしい魚。1時間ほどで数回こけたので、この1匹で満足してしまい納竿。次回はフェルトの渓流ブーツにしようと思ったのでした。


 昼過ぎには片付けて、山形市内へ。おいしい蕎麦を食べて帰ろうと、狙っていた蕎麦屋に向かうも駐車場が一杯。仕方なく、去年と同じ一寸亭で冷たい肉蕎麦を食べました。安定の美味しさ。あまり長居することなく、八百坊温泉へ。570円の入浴料も埼玉価格に慣れた私にはそれほどお高くありません。(笑)

 そのまま東北中央道を走って福島へ。大体1時間半あれば余裕で山形まで来れてしまいます。新幹線を使えば楽に来られます。コロナ禍ではありますが、あまり人とも会わず、自然に親しむ貴重な1日となりました。来年は仙台ヒラメ、そして懐かしい山形の友人たちとも交流できるようになっていることを願っています。
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