年に一度の盛岡遠征へ(7月22日)
浦和に来て1年以上。海には年に何回も釣りに行けますが、渓流釣りはホントご無沙汰しちゃっています。盛岡の師匠と話すと師匠も高齢となりなかなか一人では山に入るお許しが出ないとか。(笑)年に一度位なら・・・というせんばの希望的遠征の話をしたら、話がとんとんと進み、今月に弾丸ツアーを組み渓流に行くことになりました。経費節減のため、往復夜行バス。盛岡駅到着が朝5時。22日の月曜の朝、せんばは盛岡のバスターミナルに立っていました。
師匠が車で迎えに来て下さり、さっそく宮古方面に車を走らせます。途中休憩を入れながら、1時間ほどでここ数年通っている川に到着。今年も師匠はこのあたりの川で良い釣りをしているそうです。渓流ブーツなどをつけてエサの準備をして、と1年ぶりの釣りでちょっともたつきますが準備完了。怖いのでクマよけのおもちゃピストルも首にかけます。
最初に入った川は以前来たことのあるポイント。川に降りてみると水量が少ない。梅雨なのですが、ここ数日は雨が降らなかったようです。幸いこの日は曇りベース。水量が少なく快晴だと釣りには不利ですが、何とかなるでしょう。どばを今回は浦和で40匹ほど採ってきたのでエサの量的にも安心。さっそくどばをつけて流してみます。
やはりシーズン中盤で、釣り人も入っているようで、居るだろーというポイントでは全くアタリがありません。30分くらい師匠と川を上ります。するとちょっとした岩の陰に流したら、イワナが出て食ってきました。じっくり待って上がったのは7寸サイズ。その後師匠も1匹ゲット。数回アタリがあったものの、小さいのかかじられて終了。師匠もこの川では2匹と少ない結果です。
場所を変えよう、ということでもう1本の川へ。堰堤の下と上を攻めようということで、最初は下の方へ。ところがここも渋い状況。今度は小さいサイズも当たってきません。30分ほど歩いてようやく竿抜けポイントで7寸サイズのイワナをゲットしました。師匠はここで数匹ゲット。さすがです。
ここも1時間半ほどで諦め、今度は少し戻って堰堤から上に入ります。最初の100mほどは狭くて、流れが多く、浮き釣りの師匠の有利な場所。前回はこの短い間で爆釣したとか。でもその時にかなり釣れてしまったのか、最初は師匠に7寸サイズが来ただけ。しばらく沈黙の時間が流れます。今日の目標はつ抜けと思って来たのですが、目標変更もあるなあ・・なんて思っていました。
ところが500mくらい進んだあたりから、ポツポツとイワナが出てくるようになりました。水量が少ないため、川を歩くとさーっとイワナが逃げることも出てきて2人とも更に慎重に進みます。魚を驚かせなければ、イワナが喰ってきますが、いかんせん釣り人も多いのでしょうか、食いが浅い。師匠でさえ数匹バラシ。せんばもじっくり喰わせてから上げるのですが、エサをくわえていただけ、ということ数回。面白いのは同じポイントにエサを流すと再びくわえること。最大3回バラシました。(笑)
それでもやはりドバの威力はあり、目の前にゆらゆらーっとみみずが流れてくると、隠れていた岩からすーっと出てきて「ぱくり」という瞬間を3,4回見ました。師匠もそれを見て「どばはすごいねー」って驚いていました。師匠は太いみみず自体が嫌いで、細めのシマみみず愛用です。それでも浮き釣りだと流れや浅い場所に強くこの川だけで7,8本あげていました。この川はじっくり攻め、1キロ以上歩いて終了。11時近くでしたがここで腹を捌くことに。数えてみると師匠が12匹、せんばは8匹。
それから車まで歩いて戻りますが、かなりの距離を歩いたようで、なかなか車まで到達できません。結局20分くらい歩いてしまいました。もう昼前ですが、「どうする?」って師匠に聞かれ、つ抜けのために「もう1本行きましょう!」って泣きのもう1時間。(笑)車で10分ほど走り、最初の川から分かれた川に入ります。師匠もここで〆ようとは思っていたそうですが、ちょっとお疲れモード。「車を上に置いてから来るから、ちょっと釣っててね。」と言われそこから一人で釣り上ります。
やはり竿抜けポイントかなあ、と小さい場所を狙って流すと、1投目からアタリ。そこはかじられて終わりましたが、次の場所からは1淵1当たり。まさに入れ食い!30分もかからず師匠が降りてきましたが、その時点で5打数3安打。師匠も驚き2人でそこから釣り上がります。交代で釣りますが、やはり今日一番の魚の多さ。目の前で遊ぶつがいのイワナもせんばのドバがきかず、師匠のテクで釣り上げます。30分くらいで師匠とせんば3つずつ上げて竿をしまいます。久しぶりに渓流パラダイスを堪能しました。この1時間でせんばは6匹、師匠が3匹。合計せんば14匹に師匠15匹。まあ、大体はポイントを譲ってもらったので、釣らせてもらったのですが。
今回は採れたらミズも少し持って帰ろうと思っていましたが、思いのほかイワナ釣りに熱くなってしまい、ミズを探すのを忘れてしまいました。それでもこの水量で人も入っている中、大したもんだと師匠に褒められてちょっと嬉しいせんばでした。帰りは1時間ちょいで盛岡に戻り、師匠ご夫妻お気に入りの温泉、網張温泉へ。雫石の街並みが見え、牛を放牧している山も天気が良ければ眺められ最高のロケーションです。温泉もあったまり湯で肌に優しい感じ。川を歩いた疲れも取れるってもんです。そのあと師匠ご夫妻が常連の定食屋さんでご馳走になって夜行バスに。この定食屋さん、メインの他に小皿料理が出るのですが、地元の野菜の味付けがグッド。美味しくいただきました。師匠も久しぶりの長時間の釣りだったようで、ご機嫌。来年も行く約束をしました。この川は5月後半あたりが最も良いらしく、山菜の時期でもあるのでその方向で計画しましょう。でも来年は帰りはせめて新幹線。そろそろ夜行バスが身体に応える年になってきたせんばでした。
師匠、今年もお世話になりました!!
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